APMインサイトの概要
APMインサイト(Webトランザクション監視)は、エンドユーザーに対するアプリケーションの動作状況を可視化します。
インフラ全体にわたる包括的なエンドツーエンドのトランザクション認識が得られるため、アプリケーションのパフォーマンスを低下させることなく、パフォーマンスの問題を特定し、迅速に解決することができます。
問題の根本原因を迅速に特定し、一次レベルのトラブルシューティングを実施します。
開発段階のアプリケーションを監視し、リリース前の差戻しを事前に防ぐ目的での活用もおすすめです。
仕組み
Applications Managerのオプション機能であるAPMインサイトの仕組みに関しましてはAPMインサイトのしくみをご参照ください。
サポート対象のプラットフォーム
Applications ManagerでAPMインサイト監視が可能なプラットフォームは以下のとおりです。
APM Metrics
APMインサイトのダッシュボードでアプリケーションにとって重要なパフォーマンスメトリクスを監視します。
このダッシュボードは、URLからSQLクエリ、ユーザー満足度を測定するAPDEXスコア、トランザクション追跡まで、すべてのコンポーネントのパフォーマンスメトリクスを視覚的に表示します。
- APMインサイト ダッシュボードから監視可能な項目をご確認ください。
- Apdexスコアとは?
- Webトランザクション監視について知る。
Configuration
APMインサイトで監視できるパフォーマンスメトリクスの他に、カスタム・アプリケーション・コンポーネントとその主要トランザクションのパフォーマンスも監視できるように構成設定を行うことが可能です。
- APMインサイトエージェントの構成プロファイルをカスタマイズし、Webおよびバックグラウンドトランザクションの主要パラメータのしきい値を設定します。
Applications Managerビルド15060以下をお使いの場合、エージェント構成プロファイルはapminsight.confファイルでのみ設定できます。詳細はこちら
- カスタムインストゥルメンテーションを使用して、カスタムトランザクション、クラス、メソッド、フレームワークを監視し、コードレベルの洞察を得ることが可能です。
追加機能
APMインサイトは、詳細な可視性を備えた追加のアプリケーションコンポーネントのパフォーマンスを監視するのに役立つ追加の構成を提供します。
APMインサイトでサポートされている追加機能の一部を次に示します。
- クラウドベースのアプリケーションの自動スケーリング(本社ページ)を使用してインスタンスを効率的に監視します。
- アプリパラメータを使用してアプリケーションの重要なメトリックを監視します。
- スレッドプロファイルを使用して、コード内のボトルネックを特定して排除します。
- 分散トレースを使用して、あるアプリケーションから別のアプリケーションへのトランザクショントレースを追跡します。
- サービスマップ(本社ページ)使用すると、アプリケーションコンポーネントのトポロジビューと、インフラストラクチャ内の他の依存リソースへの接続を取得できます。