Oracle VM Managerサーバー
OVM――概要
Oracle VM(OVM)プラットフォームは、最新の仮想化技術のメリットをフル実装した環境です。サポートする仮想化環境では、OSとアプリケーションのデプロイが可能となっています。Oracle VMでは、ユーザーや管理者は下位レイヤーにある仮想化技術を意識する必要がなく、日々のオペレーションという目的に、GUIで注力できます。
Applications Managerを利用すると、Oracle VMの仮想インフラとコンポーネントを、Oracle VM Managerからディスカバリできます。OVMインフラ グループは、仮想リソースの検出や、サーバー プール、Oracle VM Server、ストレージ、リポジトリなどへの分類に有用です。
新規Oracle VM監視グループを作成するには
サポート対象のバージョン:Oracle VMバージョン3.4.6以上
- 新規監視グループのリンクをクリックします。
- Oracle VM仮想インフラストラクチャ 監視グループのリストからを選択します。
- Oracle VM Managerの表示名を指定します。
- Oracle VM Managerを実行しているホストの名前かIPアドレスを入力してください。
- サーバーが稼働しているポートを入力してください。
- 認証用のユーザー名とパスワードを入力するか、認証情報リストからの選択を有効にしたのち、認証情報マネージャーで利用する認証情報を選択してください。
- VMディスカバリのオプションを選択します。選択肢は、ディスカバリを行わない、VMはディスカバリするがメトリックは監視しない、andディスカバリとVMメトリックの監視を行う.
- ポーリング間隔は分で指定します。
- タイムアウト値(秒)を入力してください。
- Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。
- Oracle VM Serverの取得ボタンをクリックしてください。これによりネットワークからOracle VM Serverを検出し、監視が始まります。
ユーザー権限
Oracle VM仮想インフラストラクチャの監視には、管理者権限のアカウントのご利用を推奨します。
監視対象のパラメーター
Oracle VM仮想インフラストラクチャ グループは監視グループの中にリストアップされ、can be accessed fromiew under 監視タブの「監視グループ」 。Oracle VM仮想インフラストラクチャ グループ内で
- サマリ タブでは、Oracle VM仮想インフラストラクチャに存在するサーバー プール、ストレージ、リポジトリ、Oracle VM Server、VMの数などを表示します。
- ビジネス ビュー タブでは、Oracle VM仮想インフラ間の相互依存性や、それぞれのステータスを確認できます。
- ダッシュボード タブでは、ウィジェットをダッシュボードに追加し、カスタマイズできます。この機能を利用すればお客さま自身で好みのダッシュボードを作成でき、全データベースのステータスや、Tomcatサーバーにデプロイした全Webサーバーのステータスなど、必要に応じた情報の表示が可能です。ダッシュボードをテンプレートとして作成すると、同じダッシュボードをあまねく各種監視グループに流用できます。
監視対象のパラメーターは、次のものが、サマリ タブで表示されます・
サーバー プール
サーバー プールは複数のOracle VM Serverを論理グループにまとめ、そのグループ上で仮想マシンを実行できるようにするしくみです。サーバー プール1つには、最多で32の物理サーバーが入ります。OVM Server1つは、複数サーバー プールのメンバーにはなれません。Oracle VMではサーバー プールが、オペレーションの単位となります。
このセクションでは、Oracle VM仮想インフラストラクチャに関連付いたサーバー プールと、プールのサーバーについて、詳しく説明します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
サーバー プール詳細 | |
名前 | サーバー プールの名前です。 |
ステータス | サーバー プールのステータスです。 |
可用性 | サーバー プールの可用性ステータスです。 |
サーバー数 | サーバー プール内で利用できるサーバーの数です。 |
VM数 | サーバー プール内で利用できる仮想マシンの数です。 |
Oracle VM Server詳細 | |
サーバー名 | Oracle VM Serverの名前です。 |
サーバー プール | Oracle VM Serverの所属先であるサーバー プールの名前を指します。 |
ステータス | Oracle VM Serverのステータスです。 |
可用性 | Oracle VM Serverの可用性ステータスです。 |
CPU利用率(%) | サーバーが利用中のCPUの量を示します(%)。 |
メモリ利用率(%) | サーバーが利用中のメモリの量です(%)。 |
ストレージ
ファイル サーバーは、環境で利用可能となっている、ファイル システム型のストレージをサポートします。ファイル サーバーは、次のタイプのファイル システムに対応できます。
- ネットワーク:ディレクトリとファイルをネットワーク越しで他者と共有しているファイル システム
- クラスター:複数サーバーへの同時マウントにより共有されているファイル システム
- ローカル:装置がローカルでアタッチされており他サーバーとは共有されていないファイル システム
以下のセクションでは、Oracle VM仮想インフラストラクチャに関わるストレージとファイル システムを解説します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ストレージ詳細 | |
ストレージ名 | ファイル サーバーの名前です。 |
タイプ | ファイル サーバーのタイプです。 |
ファイル システム数 | ファイル サーバー内で利用できるファイル システム数です。 |
ステータス | ファイル サーバーのステータスです。 |
ファイル システム詳細 | |
ファイル システム名 | ファイル システムの名前です。 |
ストレージ | ファイル システムの所属先ファイル サーバーの名前です。 |
容量(GB) | 割り当てられたメモリの総量を示します。 |
利用済み(GB) | ファイル システムが利用したメモリの量です。 |
空き(GB) | ファイル システムで利用できる残存メモリです。 |
利用率(%) | ファイル システムでリソースが利用しているメモリの割合を表します(%)。 |
ステータス | ファイル システムのステータスです。 |
リポジトリ
リポジトリとは論理構造をもったファイル システムで、異なるリソースから容易に場所がわかり、仮想マシンの作成・クローン・実行に使えるものとなっています。
このセクションでは、Oracle VM仮想インフラストラクチャに関連付いたリポジトリについて、詳しく説明します。
パラメーター | 説明 |
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リポジトリ詳細 | |
リポジトリ名 | 仮想マシン リソースの保持に使うリポジトリの名前です。 |
ファイル システムID | リポジトリに存在するファイル システムのIDです。 |
ファイル システム パス | ファイル システムのマウント先のパスです。 |