Oracle HTTP Server監視
概要
Oracle HTTP Serverは、Apache HTTP
ServerをベースとしたWebサーバーです。Webアプリケーションをホストするための拡張性の高いプラットフォームをユーザーに提供します。
Applications ManagerのOracle HTTP Server監視機能は、Oracle HTTP Serverのパフォーマンスを可視化します。
Oracle HTTP Server監視の新規作成
Oracle HTTP server監視の前提条件: こちら
REST APIを使用した、Oracle HTTP Server監視の新規作成方法: こちら
以下の手順でOracle HTTP Server監視を作成します。
- [新規監視]→[新規監視の追加]をクリック
- Webサーバー/サービスカテゴリの[Oracle HTTP Server]を選択
- Oracle HTTP Serverの[表示名]を指定
- Oracle HTTP Serverの実行されているホストの[ホスト名/IPアドレス]を入力
- Oracle HTTP Serverの実行されている[ポート番号]を指定(デフォルトポート番号:80)
-
認証情報の詳細を指定
認証が必要な場合は[認証が有効]にチェックを入れ、[ユーザー名]と[パスワード]を入力してください。
または、[認証情報リストから選択]を有効にし、認証情報マネージャーに事前に登録した認証情報を選択してください。
Oracle HTTP Serverへの接続にSSLが必要な場合は、[SSLが有効]にチェックを入れてください。 -
Oracle HTTP Serverに接続するためにサーバーステータスURLを変更する必要がある場合[Modify Server Status URL]にチェック
このオプションを有効にすると、サーバーステータスURLオプション(デフォルト値 /server-status?auto)を使用してURLを変更できます。 - タイムアウト値を秒単位で指定(デフォルト値:40秒)
- ポーリング間隔を分単位で指定
- Oracle HTTP Server監視を関連付ける監視グループを検索欄のドロップダウンから選択します(任意項目)。監視は複数のグループに関連付けることができます。
-
[監視の追加]をクリック
ネットワークからOracle HTTP Serverが検出され、監視が開始されます。
-
セキュリティ/ファイアウォールの要件
Oracle HTTP Serverのホストとポートは、Applications Managerがインストールされているサーバーからアクセスできる必要があります。 -
ユーザー権限
認証が有効な場合は、Oracle HTTP Serverのユーザー認証情報をApplications Managerに提供する必要があります。
監視パラメーター
- [可用性]タブ:最新24時間または30日間の可用性履歴がわかります。
- [パフォーマンス]タブ:最新24時間または30日間のステータスとイベントを確認可能です。
- [リストビュー]タブ:一括管理設定を実行できます。
リストされている個々の監視をクリックすると、次の情報が表示されます。Oracle HTTP Server監視で監視されるメトリクスのリストは次のとおりです。
概要
パラメーター | 説明 |
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利用詳細 | |
合計アクセス数 | サーバーが最後に起動されてから、サーバーによって処理されたリクエストの合計数を表示します。 |
転送されたデータの合計 | サーバーによって提供されたデータの合計量(単位:MB)を表示します。 |
合計所要時間 | サーバーが応答してリクエストを完了するまでにかかる合計時間を表示します。 |
サーバー稼働時間 |
サーバーが稼働している合計時間(日、時間、分、秒)を表示します。 例:1日、18時間、17分、51秒 |
サーバー稼働時間(単位:時間) | サーバーが稼働している合計時間(単位:時間)を表示します。 |
応答時間 | 監視中、Oracle HTTP Serverが応答するまでにかかった時間(ミリ秒)を表示します。 |
CPU使用率の詳細 | |
CPU負荷(%) |
サーバー上の現在のCPU負荷を表示します。 (このパラメーターのデータは、Oracle HTTP ServerをLinuxにインストールした場合にのみ使用可能なデータです。) |
リクエスト
パラメーター | 説明 |
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リクエストの詳細 | |
1分あたりのリクエスト | 1分間にサーバーが受信したリクエストの平均数を表示します。 |
リクエストあたりのバイト数 | リクエストごとに提供されるバイト数(単位:バイト)を表示します。 |
リクエストごとの期間 | サーバーがリクエストを処理するのに要した平均時間を表示します。 |
転送バイト数の詳細 | |
1秒あたりのバイト数 | 1秒間に処理された平均バイト数を表示します。 |
1分あたりのバイト数 | 1分間に処理された平均バイト数を表示します。 |
サーバー
パラメーター | 説明 |
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サーバー使用率の詳細 | |
サーバー使用率(%) | 使用されたサーバーの割合を表示します。 |
サーバー詳細 | |
ビジーサーバー | 現在リクエストの処理でビジー状態であるサーバーの数を表示します。 |
アイドルサーバー | 現在アイドル状態でリクエストの処理に使用できるサーバーの数を表示します。 |
サーバーの合計数 | サーバーの総数を表示します。 |
システム負荷の詳細 | |
平均負荷 - 1分 | 過去1分間の平均サーバー負荷を表示します。 |
平均負荷 - 5分 | 過去5分間の平均サーバー負荷を表示します。 |
平均負荷 - 15分 | 過去15分間の平均サーバー負荷を表示します。 |
[システム負荷の詳細]にある全パラメーターのデータは、Oracle HTTP ServerをLinuxにインストールした場合にのみ使用可能なデータです。
キャッシュ
パラメーター | 説明 |
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キャッシュ使用の詳細 | |
キャッシャ使用率(%) | TLSセッションキャッシュの現在の使用率(%)を表示します。 |
キャッシュ使用の詳細 | |
キャッシュに保存されるエントリ数 | TLSセッションキャッシュ内の現在のエントリ数を表示します。 |
キャッシュに保存される履歴エントリの数 | サーバーの起動以降、キャッシュに保存されたTLSセッションキャッシュのエントリ合計数を表示します。 |
キャッシュエントリの有効期限切れ数 | サーバーの起動後にキャッシュから削除された期限切れのエントリの数を表示します。 |
キャッシュメモリの詳細 | |
キャッシュ共有メモリ | TLSセッションキャッシュに割り当てられた共有メモリの量(単位:バイト)を表示します。 |
TLSキャッシュの詳細 | |
キャッシュタイプ | サーバーが使用するキャッシュのタイプを表示します。 |
サブキャッシュの数 | サーバーが使用するサブキャッシュの数を表示します。 |
設定
パラメーター | 説明 |
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設定詳細 | |
Oracle HTTP Serverバージョン | Oracle HTTP Serverのバージョンを表示します。 |
サーバービルド情報 | Oracle HTTP Server構築日を表示します。 |
OS詳細 | Oracle HTTP ServerのOSの詳細を表示します。 |