ManageEngine OpManager監視
概要
ManageEngine OpManagerは、異種のマルチベンダーエンタープライズITネットワーク向けの包括的なネットワーク管理ソフトウェアです。
重要なITリソース全体で高度な障害および以下のようなパフォーマンス管理機能を提供します。(ネットワークデバイス、WANまたはVoIPリンク、サーバー、仮想サーバー、ドメインコントローラー、MS Exchange、MS SQL、およびその他のITインフラストラクチャコンポーネント。)
Applications Managerは、OpManagerのパフォーマンスを追跡するために不可欠な情報(CPUとメモリの使用量、スレッド数、PGSQLデータベースの詳細など)を提供します。 パフォーマンスの問題が発生したときに即座に通知を受け取ります。 エンドユーザーが問題に直面する前に、パフォーマンスのボトルネックを認識し、迅速な対応を可能にします。
新規ManageEngine OpManager監視の作成
監視モード: Remote JMX
PGSQL DBの場合、データベースに接続することで統計が収集されます。
ManageEngine OpManagerを監視するための前提条件: こちらをご参照ください。
REST APIを使用して新しいOpManager監視を追加する: こちらをご参照ください。
ManageEngine OpManager監視を作成するには、以下の手順に従ってください。
- ManageEngine OpManager監視の表示名を指定します。
- OpManagerが実行されているホストのホスト名またはIPアドレスを入力します。
- OpManagerが実行されているJMXポートを入力します。デフォルトでは、8080になります。
- ユーザー名、パスワード、JNDIPathなどの資格情報の詳細を入力するか、認証情報マネージャーのリストから資格情報を選択します。
- [PGSQLデータベースの監視]をクリックして、PGSQL統計を確認します。(データベース名、データベースポート、ユーザー名、パスワードを入力してください)。
- ポーリング間隔を分単位で指定します。
- ME OpManager 監視を関連付けるコンボボックスから監視グループを選択します(オプション)。複数のグループを選択して、監視を関連付けることができます。
- [監視の追加]をクリックします。これにより、ネットワークからOpManagerが検出され、監視が開始されます。
メモ:
JMXを有効にしても監視を追加できない場合は、以下の引数を指定してお試しください。:
-Djava.rmi.server.hostname=[YOUR_IP]
監視対象パラメーター
監視タブをクリックし、監視カテゴリ ビューへ移動してください。Webサーバー/サービス テーブルでOpManagerをクリックすると、OpManager一括設定ビューが3つのタブに分類・表示されます。
-
可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
-
パフォーマンスタブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
-
リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
データ収集で取得するメトリックのリスト
パフォーマンス概要
パラメーター | 説明 |
---|---|
スレッド詳細 | |
スレッド数 | Java仮想マシンの開始以来、作成・起動したスレッドの総数を指します。 |
ステータス実行中のスレッド | ステータス「実行中」のJava仮想マシンにある、実行中スレッドの総数を指します。 |
ステータス「待期中」のスレッド | 待期中のJava仮想マシンにあるスレッド総数です。 |
ブロックされたスレッド | ブロックされ、モニター ロックを待期しているスレッドを指します。 |
指定された待機時間、待機中のスレッド(TIMED_WAITING) | 指定時間まで、他のスレッドがアクションを起こすのを待期しているスレッドの数です。 |
デッドロック スレッド | オブジェクト モニターの取得を待期しているデッドロックのスレッド数を指します。 |
メモリ詳細 | |
名前 | ヒープ メモリ/非ヒープ メモリ利用率を指します(MB)。 |
コミット済みメモリ | 現在の割り当てメモリを表します(MB)。 |
総メモリ | 総割り当てメモリを表します(MB)。 |
利用済みメモリ | 利用中のメモリを指します(MB)。 |
空きメモリ | 現在の空きメモリを示します(MB)。 |
CPU詳細 | |
CPU利用率 | サーバーにあるJVMのCPU利用率を表します。 |
MS SQLデータベース統計
属性名 | 説明 |
---|---|
メモリ利用率 | |
総メモリ | サーバーが消費している動的メモリの総量を表します。 |
SQLキャッシュ メモリ | サーバーが動的SQLキャッシュに利用している動的メモリの総量を指します。 |
ロック メモリ | サーバーがロックに利用している動的メモリの総量を指します。 |
オプティマイザ― メモリ | サーバーがクエリの最適化に利用している動的メモリの総量を指します。 |
接続メモリ | サーバーが接続の維持に利用している動的メモリの総量を指します。 |
付与されたワーク スペース メモリ | プロセス実行に付与されたメモリの総量を表します。このメモリは、インデックスのハッシュ化、ソート、作成に利用されます。 |
メモリ付与待期 | ワーク スペース メモリの付与を待期しているプロセスの数を示します。 |
メモリ付与成功 | ワーク スペース メモリ付与に成功したプロセスの数を示します。 |
バッファー マネージャー統計 | |
バッファー ヒット率 | ディスクからの読み込み不要でバッファー プールで見つかったページの割合を指します(%)。 |
ページ参照数/分 | リクエストの結果、バッファー プールでページが見つかるペースを指します。 |
ページ読み込み数/分 | 物理データベース ページ書き込みの発行ペースを指します。 |
ページ書き込み数/分 | 物理データベース ページ書き込みの発行ペースを指します。 |
総ページ | バッファー プールにあるページ数を指します(データベース ページ、空きページ、盗用ページを含む[database、free、stolen])。 |
データベース ページ | バッファー プールにある、データベース コンテンツを含んだページの数を表します。 |
空きページ | すべての空きリストにあるページの総数を指します。 |
ページ寿命(Page Life Expectancy) | ページが参照されることなく、バッファー プールの中にとどまっている時間を表します(秒)。 |
接続の統計 | |
接続時間 | MS SQLデータベース サーバーへの接続にかかる時間を指します。 |
アクティブ接続 | システムに接続しているの数です。 |
ログイン数/分 | ログイン開始の発生ペースを指します(数/分)。 |
ログアウト数/分 | ログアウト開始の発生ペースを指します総数です。 |
キャッシュ詳細 | |
キャッシュ ヒット率 | キャッシュ ヒットと参照の比率です。 |
利用済みキャッシュ数/分 | 各タイプのキャッシュ オブジェクトが利用された回数を示します。 |
キャッシュ数 | キャッシュに存在するキャッシュ オブジェクトの数です。 |
キャッシュ ページ | キャッシュ オブジェクトが利用している8Kページの数です。 |
ロック詳細 | |
ロック リクエスト数/分 | ロック マネージャーが、新規ロックとロック変換(conversion)の要求に費やした、期間ごとの時間の累積を指します(分)。 |
ロック待期(分) | 期間ごとの、ロック待期時間の累積を表します(分)。 |
ロック タイムアウト(分) | タイムアウトしたロック リクエストの数を指します。NOWAITロック用の内部リクエストを含みます。 |
デッドロック(分) | デッドロックにいたったロック リクエストの数です。 |
平均ロック待機時間(分) | 待機にいたったロック リクエストの平均待機時間を指します。 |
SQL統計 | |
バッチ リクエスト数/分 | サーバーのSQLバッチ リクエスト受信ペースを指します。 |
SQLコンパイル数/分 | SQLコンパイルの数です。 |
SQL再コンパイル数/分 | SQL再コンパイルの数です。 |
自動パラメーター化数/分(AutoParams) | 自動パラメーター化の試みの数です。 |
自動パラメーター化失敗数/分(AutoParams) | 自動パラメーター化失敗の数です。 |
ラッチ詳細 | |
ラッチ待機数/分 | リクエストに対してラッチの即時付与ができず、付与まで待つ必要があるものの数を示します。 |
平均ラッチ待機時間 | ラッチ リクエストが待期しなくてはならない平均時間を指します。 |
トップ スロウ実行クエリ | |
平均実行時間 | クエリの実行完了にかかる、平均時間を表します。 |
最長実行時間 | クエリの実行完了にかかる、最大経過時間を表します。 |
最短実行時間 | クエリの実行完了にかかる、最小経過時間を表します。 |
例外数 | プランの最新コンパイル以来、実行されたクエリの数を指します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
トップ クエリ:実行頻度順 | |
実行回数 | プランの最新コンパイル以来、実行されたクエリの数を指します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します(アドホックなバッチ、準備したバッチの場合は空欄)。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
トップ クエリ:最頻ブロック | |
平均ブロック時間 | クエリ ブロックの平均時間を指します。 |
総ブロック時間 | クエリ ブロックの累計時間を表します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
PostgreSQL統計
属性名 | 説明 |
---|---|
接続の統計 | |
アクティブ接続 | 現在の、データベースへのアクティブ接続数を指します。 |
ロック統計 | |
ロック保持 | 指定セッションが保持しているロックの数を指します。 |
ロック待期 | データベースで待機しているロックの数を指します。 |
バッファー統計 | |
バッファー ヒット数/分 | バッファー ヒットの発生ペースを指します(数/分)。すなわち、バッファー キャッシュで既存ブロックが見つかり、ブロック読み込みリクエストが不要だった例をカウントします。 |
ブロック読み込み数/分 | 総ディスク ブロック読み込み/分 |
キャッシュ ヒット率 | 総リクエストに対するバッファー キャッシュ ヒットの現在の比率を表します。 |
ディスク利用率詳細 | |
ディスク利用率 | データベースにあるテーブルすべてで、ディスク上に占める容量を表します(MB)。 |
インデックス スキャン率 | 総スキャンにしめるインデックス スキャンの比率を指します。総スキャンは、インデックス スキャンとキュー スキャンの合計です。 |
トランザクション詳細 | |
総コミット | コミット済みトランザクションの総数を示します。 |
総ロールバック | ロールバックしたトランザクションの総数を表します。 |
コミット数/分 | 1分ごとのトランザクション コミット件数を表します。 |
ロールバック数/分 | 総トランザクション ロールバックした/分 |
プライマリ データベース オブジェクト統計 | |
最大テーブルのサイズを表します。 | データベースに存在する最大テーブルのサイズを表します。 |
最大テーブル | データベースに存在する最大テーブルを指します。 |
データベース詳細 | |
データベース名 | データベースの名前です。 |
DBサイズ | データベースのサイズを示します。 |
実行に時間のかかるクエリの詳細 | |
データベース名 | クエリが長時間稼働しているデータベースの名前を指します。 |
ユーザー名 | データベースのユーザー名です。 |
実行時間 | クエリ実行の時間を指します。 |
クエリ | データベースで実行に時間のかかっているクエリを指します(2分以上)。 |
トップ50テーブル行詳細 | |
テーブル名 | テーブルの名前です。 |
行数 | テーブルにある行の総数を示します。 |
テーブル サイズ | テーブルのサイズを表します。 |
設定
パラメーター | 説明 |
---|---|
設定詳細 | |
利用可能プロセッサー数 | JVMで利用できるプロセッサーの数です。 |
アップタイム | Java仮想マシンのアップタイムです。 |
起動時間 | Java仮想マシンの起動時間です(ミリ秒)。 |
空き物理メモリ | 空き物理メモリの量です(MB)。 |
総物理メモリ | 物理メモリの総量を表します(MB)。 |
総スワップ スペース | スワップ スペースの総量を表します(MB)。 |
空きスワップ スペース | 空きスワップ スペースの量を指します(MB)。 |
コミット済み仮想メモリ | 実行中のプロセスに保証された仮想メモリの量を指します(MB)。 |