OpenShift監視ユーザー ガイド
OpenShiftは強力かつ柔軟なオープン ソースのコンテナー アプリケーションで、Kubernatesがオーケストレーションと管理を行っています。セットアップや保守は複雑で、オペレーションで直面する課題を超えて行くには、24時間のOpenShift監視が必要です。Applications ManagerのOpenShift監視機能を使えば、アプリケーション保守の簡素化が可能で、十分なレベルのOpenShiftパフォーマンスを確保できます。
OpenShift監視を追加するには
新規OpenShift監視を作成するには、以下の手順に従ってください。
- 新規監視をクリックします。仮想化カテゴリでOpenshiftを選択します。
- OpenShiftサーバーの表示名を指定します。
- OpenShiftを実行しているサーバーのホスト名を入力してください。
- 下記の認証情報を利用を選ぶ場合は、Basic認証詳細を入力し、SSHで接続してください。
- SSHv2を利用するには、公開鍵認証を選択してください。
- プロンプト:プロンプト最後の文字を入力してください。デフォルトでは$となっており、>、#なども指定できます。
- SSHポート:SSHポートを入力してください。デフォルトでは、22です。
- クラスター接続につかうOpenShift認証情報を入力してください(OpenShiftのユーザー名とパスワード)。
- 認証情報リストから選択する場合は、認証情報リストで設定済みの認証情報からそれぞれ選びます。
- タイムアウト間隔を指定します(秒)。
- ポーリング間隔を指定します(分)。
- OpenShiftを関連付ける監視グループを、コンボボックスで選択ください(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
- 監視の追加をクリックしてください。これによって、ネットワークからOpenShiftを検出し、監視が始まります。
監視対象のパラメーター
監視タブをクリックし、監視カテゴリ ビューへ移動してください。仮想化テーブルの下で、OpenShiftをクリックしてください。OpenShift一括設定ビューが3つのタブに分類・表示されます。
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
- パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
- リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
リストで監視をクリックすると、OpenShift監視ダッシュボードへと移動します。タブは9つに分けて表示されます。
概要
パラメーター | 説明 |
---|---|
クラスター利用率詳細 | |
平均クラスターCPU利用率 | クラスターが利用している平均CPUを指します(%)。 |
平均クラスター メモリ利用率 | クラスターが利用している平均メモリを指します(%)。 |
クラスター詳細:Pod | |
Pod利用率 | 利用中のPod比率を指します(%)。 |
利用済みPod数 | 利用中のPodの数を表します。 |
最大Pod数 | 利用できるPodの総数です。 |
プロジェクト詳細 | |
プロジェクト名 | プロジェクトの名前です。 |
プロジェクト表示名 | ユーザーが決めた名前です。 |
プロジェクト リクエスター | プロジェクトをリクエストしたユーザーの名前です。 |
プロジェクト ステータス | プロジェクトのステータスを表します。 |
プロジェクト説明 | プロジェクトの説明です。 |
プロジェクト作成時刻 | プロジェクトが作成された時刻です。 |
トップ5ノード:利用Pod数順 | 利用Pod数でトップ5のノードのグラフです。 |
ノード詳細 | |
マスター ノード数 | 存在するマスター ノードの数を表します。 |
ワーカー ノード数 | 存在するワーカー ノードの数を表します。 |
コンポーネント詳細 | |
コンポーネント名 | コンポーネントの名前です。 |
ステータス | コンポーネントのステータスです。 |
コンポーネント メッセージ | コンポーネント ステータスが正常ではないときに表示されるメッセージです。 |
ノード
パラメーター | 説明 |
---|---|
トップ5ノード:CPU利用率順 | CPU利用率順でトップ5のノードのグラフです。 |
トップ5ノード:メモリ利用率順 | メモリ利用率順でトップ5のノードのグラフです。 |
ノードのメモリとCPU詳細 | |
名前 | ノードの名前 |
割り当て可能CPUプロセッサー数 | ノード内で割り当て可能なCPUコア数を指します。 |
CPU上限(%) | ノードのCPU上限です(%)。 |
CPUリクエスト(%) | リクエストのあったCPUの量です(%)。 |
割り当て可能メモリ(GiB) | 割り当て可能なメモリの量を指します(GiB)。 |
メモリ上限(%) | ノードのメモリ上限です(%)。 |
メモリ リクエスト(%) | リクエストのあったメモリの量を指します(%)。 |
ノードPod詳細 | |
名前 | ノードの名前です。 |
Pod利用率詳細 | 利用中のPodの数を指します。緑は空きPod、赤は利用中のPodです。 |
利用済みPod数 | 利用Podの数を表します。 |
割り当て可能Pod数 | 割り当て可能なPodの数を表します。 |
Pod利用率(%) | 利用中のPod比率を指します(%)。 |
イメージ数 | コンテナー イメージの数を表します。 |
ノード詳細 | |
名前 | ノードの名前です。 |
ホスト | ノードをホストしているマシンを指します。 |
内部IP | マシンの IPアドレスです。 |
OS | マシンの OSです。 |
タイプ | マシンのタイプです。 |
割り当て可能一時ストレージ[エフェメラル](GiB) | 割り当て可能な一時ストレージの量を表しますです(GiB)。 |
アクション | 実行できるアクションは次の通りです。
|
Pod
パラメーター | 説明 |
---|---|
Pod詳細 | |
Pod名 | Podの名前です。 |
プロジェクト名 | Pod作成元のプロジェクトの名前を指します。 |
Podノード名 | Podが存在するノードの名前を指します。 |
Podアプリケーション | Podアプリケーションの名前です。 |
Podタイプ | Podのタイプです。 |
Pod IP | Podの IPアドレスです。 |
Podステータス | Podのステータスを表します。 |
Pod起動時刻 | Podが起動された時刻を指します。 |
Pod作成時刻 | Podが作成された時刻を指します。 |
トップ10 Pod:CPU 利用率順 | CPU利用率で見たときのトップ10 Podのグラフです。 |
トップ10 Pod:メモリ利用率順 | メモリ利用率で見たときのトップ10 Podのグラフです。 |
PodのメモリとCPU詳細 | |
Pod名 | Podの名前です。 |
コンテナーの数です。 | Pod内のコンテナーの数を表します。 |
Pod CPU上限(%) | PodのCPU上限です(%)。 |
Pod CPUリクエスト(%) | CPUリクエスト量です(%)。 |
Podメモリ上限(%) | Podのメモリ上限です(%)。 |
Podメモリ リクエスト(%) | メモリ リクエスト量です(%)。 |
Pod永続ボリューム クレーム(persistent claim) | Podの永続ボリューム クレームの名前です |
コンテナー
パラメーター | 説明 |
---|---|
トップ5コンテナー:再起動回数順 | 「トップ5ノード:再起動回数順」のグラフです。 |
コンテナー詳細 | |
コンテナー名 | コンテナーの名前です。 |
コンテナー イメージ | コンテナーのイメージです。 |
Pod名 | コンテナーのあるPodの名前です。 |
コンテナー ステータス | コンテナーのステータスを表します。 |
コンテナー再起動回数 | コンテナーが再起動した回数です。 |
コンテナー起動時刻 | コンテナーの起動時刻を指します。 |
サービス
パラメーター | 説明 |
---|---|
サービス詳細 | |
名前 | サービスの名前です。 |
プロジェクト名 | 作成サービスを含むプロジェクトの名前です。 |
アプリケーション | サービスを利用しているアプリケーションの名前です。 |
サービス タイプ | サービスのタイプです。 |
クラスターIP | クラスターのIPアドレスです。 |
サービス ポート | サービス ポートの数を表します。 |
作成時刻 | サービスが作成された時刻です。 |
デプロイ詳細 | |
名前 | デプロイ名です。 |
プロジェクト名 | 作成デプロイメントを含むプロジェクトの名前です。 |
レプリカ セット | レプリカ セットの名前です。 |
希望レプリカ(Desired Replica) | 希望レプリカは、レプリケートを要するPodの数を表します。 |
実行中レプリカ | 実行中レプリカは、実行中のレプリカの数を表示します。 |
利用可能レプリカ | 利用可能レプリカは、お客さまユーザーが利用できるアプリケーション レプリカの数を指します。 |
デプロイメント可用性 | 当該デプロイが利用可能か否かを指します。 |
アクション | ここでは2つのアクションが可能です。
|
レプリカ
パラメーター | 説明 |
---|---|
レプリケーション コントローラー詳細 | |
名前 | レプリケーション コントローラーの名前です。 |
プロジェクト名 | 作成したレプリケーション コントローラーを含むプロジェクトの名前です。 |
希望レプリカ(Desired Replica) | 希望レプリカは、レプリケートを要するPodの数を表します。 |
実行中レプリカ | 実行中レプリカは、実行中のレプリカの数を表示します。 |
利用可能レプリカ | 利用可能レプリカは、お客さまユーザーが利用できるアプリケーション レプリカの数を指します。 |
アクション | ここでは2つのアクションが可能です。
|
レプリケーション セット詳細 | |
名前 | レプリケーション セットの名前 |
プロジェクト名 | 作成したレプリケーション セットを含むプロジェクトの名前です。 |
希望レプリカ(Desired Replica) | 希望レプリカは、レプリケートを要するPodの数を表します。 |
実行中レプリカ | 実行中レプリカは、実行中のレプリカの数を表示します。 |
利用可能レプリカ | 利用可能レプリカは、お客さまユーザーが利用できるアプリケーション レプリカの数を指します。 |
アクション | ここでは2つのアクションが可能です。
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ジョブ
パラメーター | 説明 |
---|---|
名前 | ジョブの名前 |
プロジェクト名 | 作成したジョブを含むプロジェクトの名前です。 |
並列実行レプリカ(Parallelism Replica) | ジョブを並列実行する時のPodレプリカの数を示します。 |
希望レプリカ(Desired Replica) | ジョブを並列実行する際のPodの数を示します。 |
成功レプリカ | 成功Pod数を示します。 |
アクション | ここでは2つのアクションが可能です。
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ジョブ起動時刻 | ジョブの起動時刻を指します。 |
ジョブ完了(分) | ジョブ完了にかかる時間を指します。 |
永続ボリューム クレーム(persistent volume claim)
パラメーター | 説明 |
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PVC名 | PVCの名前です。 |
プロジェクト名 | 永続ボリューム クレームが作成されたプロジェクトの名前を指します(persistent volume claim)。 |
PVCアクセス モード | PVCへのアクセス モードを指します。 |
PVCストレージ クラス | ストレージのモード。自動か手動です。 |
PVCステータス | PVCのステータスを表します。 |
PV名 | 永続ボリュームの名前です。 |
PVCリクエスト(GiB) | PVCリクエスト量を指します(GiB)。 |
PVキャパシティ(GiB) | PVの総キャパシティを指します(GiB)。 |
PVC作成時刻 | PVCが作成された時刻です。 |