SNMPトラップリスナー
SNMPトラップリスナー設定を使用することで、特定のトラップを受信した際のアクション設定や、それに応じたアラート生成を行います。
例として、システムシャットダウン用のトラップリスナーの設定として、重要度「重大」、メールアクションを設定します。
トラップを受信すると、重要度が「重大」となり、設定したメールアクションが実行されます。
トラップ受信のデフォルトポート番号は、「1620」です。
デフォルトのポート番号を変更するには、インストールフォルダー[.../conf/]配下の[AMServer.properties]ファイル内の[am.traplistener.port]を編集します。
変更後、設定を反映するために、インストールサーバーを再起動してください。
SNMPトラップリスナー設定手順
以下の手順で、SNMPトラップリスナーを設定します。
- [設定]→[アラート/アクション]→[トラップ]→[SNMPトラップリスナー]画面を表示
- [新規追加]をクリック
- 任意のトラップリスナー名を入力
- ステータスを選択
デフォルトでは、[有効にする]が選択されています。 - [SNMPトラップバージョン]を選択
v1、v2c、v3から選択します。
- v1を選択した場合:
[汎用トラップ番号]を選択し、[エンタープライズOID]を入力します。
汎用トラップ番号では、コールドスタート、ウォームスタート、リンクスタート、リンクアップ、認証失敗、EGPネイバー喪失、エンタープライズ固有からいずれかを選択します。
エンタープライズOIDでは、MIBブラウザーを使用して、オブジェクトIDを取得することもできます。 - v2cを選択した場合:
[トラップOID]を入力します。
MIBブラウザーを使用して、オブジェクトIDを取得することもできます。 - v3を選択した場合:
[トラップOID]の入力に加え、トラップ送信元ホストのユーザー名を入力します。
- v1を選択した場合:
- [variable bindingでフィルター]を任意に設定
チェックを付けることで、varbindインデックスを使用したフィルター条件を設定します。 - [メッセージのカスタマイズ(varbind)]を任意に設定
トラップメッセージをカスタマイズする場合に設定します。 - [重要度]を選択
重大、警告、クリア、varbindが基準、のいずれを選択します。
varbindが基準を選択した場合、重要度「重大」に関する条件を設定する項目が表示されます。 - 以下の項目を任意に選択
- トラップ重要度をサーバー正常性に関連付ける
- すべてのサーバーからのトラップを受信する
- トラップを監視グループに関連付ける
- 関連付けるアクションを選択し、[保存]
保存したSNMPトラップリスナー設定は、[SNMPトラップリスナー]タブの一覧に表示されます。
トラップ名をクリックすると、アラートの詳細に関するビューが別ウィンドウで表示され、トラップおよびアラート状況を確認できます。
未承認トラップの保持期間に関しましては、レポート設定(データ保持保存)から調整が可能です