Microsoft Dynamics CRM/365(On-Premise)監視
概要
Dynamics CRM/365は、Microsoftの顧客関係管理システムです(Customer Relationship Management)。完全包括型のシステムで、企業が顧客との間で新しい利益をもたらす関係を構築しながら、1つのプラットフォームから関係の継続管理を行うことが可能となっています。Dynamics CRM/365は、オンプレミスでもクラウドでも提供されており、Microsoft OfficeやOutlookと密に連携しているほか、あらゆるカスタマイズに柔軟に対応できます。
システム管理者は、重大イベントに素早く対応し、サービス停止を防止する必要があります。Dynamics CRM/365環境で各種コンポーネントが稼働している最中、Applications Managerはこれらのパフォーマンスを表すカウンターを追跡します。Dynamics CRMにかかわるWMIのパフォーマンス カウンターや、サービス、トランザクション、イベント ログを監視可能です。CRMの認証、Outlookとの同期、電子メール ルーター、検出/ロケーター/プラットフォームの各サービス、サンド ボックス カウンター、非同期サービスについて、パフォーマンスをディープに把握できます。
新規監視を作成するには
- サポートするMicrosoft Dynamics CRM/365のバージョン(On-Premise):CRM 2011、CRM 2013、CRM 2016、Dynamics 365
- Microsoft Dynamics CRM/365(On-Premise)監視の要件:Microsoft Dynamics CRM/365監視に必要なユーザー権限とその他の必要条件を参照ください。
メモ:Applications Managerでデータ収集を行うには、PowerShellスクリプトの実行を有効にしてください。手順は
こちらを参照ください。
新規Dynamics CRM/365アプリケーション監視を作成するには、下記の手順に従います。
- 新規監視をクリックします。
- ERPカテゴリでMicrosoft Dynamics CRM/365(On-Premise)を選択してください。
- Dynamics CRM/365アプリケーションの表示名を指定します。
- Dynamics CRM/365アプリケーションを実行しているホストの名前やIPアドレスを入力ください。
- ドロップダウンでバージョン番号を選択します。
- 下記の認証情報を利用を選択する場合は、ホスト マシンのユーザー名とパスワードを入力してください。
ユーザー名:Microsoft Dynamics CRM/365アプリケーションを監視するには、Dynamics CRM/365 Serverの「root/CIMV2」名前空間で、WMIクエリを実行できる管理者アカウントを利用します。パスワード:上記ユーザーのパスワードです。
認証情報リストから選択を選ぶ場合は、認証情報リストで設定済みの認証情報からそれぞれ選びます。
- イベント ログを監視するには、イベント ログ監視の有効化を選択ください。
- ポーリング間隔を指定してください(分)。
- 監視グループに関連付けるDynamics CRM/365監視を、コンボボックスで選択ください(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
- 監視の追加をクリックします。これによって、ネットワークからDynamics CRM/365アプリケーションを検出し、監視が始まります。
監視対象のパラメーター
監視タブをクリックして、監視カテゴリ ビューへ移動してください。ERPテーブルでMicrosoft Dynamics CRM/365(On-Premise)をクリックすると、 一括設定ビューが3つのタブに分類・表示されます。
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
- パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
- リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
監視名をクリックすると、全サーバーの詳細が、次のタブに表示されます。
概要
パラメーター | 説明 |
認証失敗(最新1分) |
クレーム認証失敗(最新1分) |
クレーム ベースでの認証要求処理に失敗したペースを指します(数/分)。このカウンターでは、すべての組織でデプロイ全体を測定します。 |
設定DB Windows認証失敗(最新1分) |
Active Directory認証の資格情報で、認証要求処理に失敗したペースを表します(数/分)。このカウンターでは、すべての組織でDynamics CRMデプロイ全体を測定します。 |
CRM POST認証失敗(最新1分) |
Microsoft Dynamics CRM認証の資格情報で、認証要求処理に失敗したペースを表します(数/分)。このカウンターでは、すべての組織でデプロイ全体を測定します。 |
パスポート認証失敗(最新1分) |
Microsoftアカウント認証の資格情報で、認証要求処理に失敗したペースを表します(数/分)。このカウンターでは、すべての組織でDynamics CRMデプロイ全体を測定します。CRMオンラインでのみ利用可能です。 |
Windows認証失敗(最新1分) |
認証要求処理に失敗したペースを表します(数/分)。認証失敗にはさまざまな原因が考えられます。たとえば、ユーザーがActive Directoryでは認証成功でも、Dynamics CRM認証に失敗のことがあります(Kerberosサーバーとの通信障害、トークンの期限切れ、資格情報の設定ミスなど)。このカウンターでは、すべての組織でDynamics CRMデプロイ全体を測定します。 |
Outlookとの同期要求 |
現在のMAPI同期要求 |
実行中のMAPI同期要求の数を表します。 |
現在のオフライン同期要求 |
実行中のオフライン同期要求の数を表します。 |
現在のOutlookとの同期要求 |
実行中のMicrosoft Office Outlook同期要求の数を表します。 |
ABP同期要求の総数 |
CRM for OutlookからMicrosoft Dynamics CRMサーバーへ実行された、アドレス帳プロバイダー(ABP)同期要求の総数を指します。値が高いほど、非同期処理サービスのクライアントへの負荷が高いことを示します。 |
オフライン同期要求の総数 |
CRM for OutlookからMicrosoft Dynamics CRMサーバーへ実行された、オフライン同期要求の総数を指します。値が高いほど、非同期処理サービスのクライアントへの負荷が高いことを示します。 |
Outlook同期要求の総数 |
ABP同期要求とオフライン同期要求の合計総数を指します。値が高いほど、非同期処理サービスのクライアントへの負荷が高いことを示します。 |
オフライン同期要求の成功総数 |
CRM for OutlookからMicrosoft Dynamics CRMサーバーへ実行されたオフライン同期要求の成功件数を表します。数値がオフライン同期要求の総数より明らかに少ない場合、サーバーとの同期を試みているクライアントの問題も考えられます。 |
オフライン同期要求の失敗総数 |
CRM for OutlookからMicrosoft Dynamics CRMサーバーへ実行されたオフライン同期要求の失敗件数を表します。この値は、「オフラインの総数」と「オフラインの総数」から計算します。数値が「オフラインの成功総数」より明らかに大きかったり、「オフラインの総数」に近かったりする場合は、サーバーとの同期を試みているクライアントの問題も考えられます。 |
サービス |
名前 |
サービス名を表します。表示名とサービス名は一致するとはりませんので、ご注意ください(サービス名はレジストリに保存されています)。 |
起動モード |
サービスの起動モードを表します。次のものがあります。
- ブート:OSローダーから起動します(ドライバー サービスでのみ有効)。
- システム:OS初期化時にデバイス ドライバーが起動します。ドライバー サービスでのみ有効です。
- 自動:システム起動時に、サービス コントロール マネージャーが自動的にサービスを起動します。ユーザーがログオンしなくても、自動サービスは起動します。
- 手動:プロセスがStartServiceメソッドを呼び出す際に、サービス コントロール マネージャーがサービスを起動します。ユーザーがログオンしサービスを起動するまで、サービスは動きません。
- 無効:起動モードを自動か手動に変えるまで、サービスを起動できません。
|
ステータス |
ベース サービスの現在のステータスです。値には、停止中、起動保留中、停止保留中、実行中、継続保留中、一時停止保留中、一時停止中、不明があります(Stopped、Start Pending、Stop Pending、Running、Continue Pending、Pause Pending、Paused、Unknown)。 |
サーバー
パラメーター | 説明 |
サーバー |
組織数 |
現在アクティブな組織の数を表します。 |
組織サービス内部要求失敗(OrganizationService) |
Microsoft Dynamics CRM SDKに記載のメソッドを使うアプリケーションが、Dynamics CRMイン プロセス呼び出しに行ったWebサービス要求の失敗総数を指します。 |
組織サービス メタデータ要求失敗(OrganizationService) |
Microsoft Dynamics CRMの組織Webサービスが、タイムアウトやその他のSOAPエラーで受信に失敗した、メタデータ要求の総数を指します。 |
組織サービス要求失敗(OrganizationService) |
Microsoft Dynamics CRMが、タイムアウトやその他のSOAPエラーで失敗した、組織Webサービスへの要求の総数を指します。 |
レポート表示要求失敗(Report Rendering) |
タイムアウトやエラーで失敗した、Microsoft SQL Server Reporting Services(SSRS)への表示要求件数を指します。 |
スクリプト エラー レポート |
WebクライアントとCRM for Outlookから発生したエラー レポートの総数を指します。カウンターは毎週リセットされ0に戻ります。カウンターを確認すれば、スクリプト エラーの発生頻度がわかります。短期間に多数のエラー レポートを受信した場合、調査を行って、エラー発生元のページを判定する必要があります。10分で500のエラー レポートがあれば通知するよう、推奨します。 |
要求
パラメーター | 説明 |
検出元 |
検出サービス要求失敗 |
Microsoft Dynamics CRM検出サービスへの要求で失敗したもの数を、理由を問わずカウントします。たとえば、組織が要求する側をユーザーと認識していない場合は、要求が失敗する可能性があります。値が高いとシステムがDOS攻撃にあっていたり、検出サービスの設定に問題があったりすることがあります。 |
検出サービス要求成功 |
Microsoft Dynamics CRM検出サービスへの要求に成功した件数を指します。 |
検出サービス要求総数 |
Microsoft Dynamics CRM検出サービスが受信した要求を、結果の成功・失敗を問わずすべてカウントします。検出サービスのキャパシティ プラニング用に、トラフィック パターンを追跡する際、ご利用いただけます。 |
ロケーター サービス |
キャッシュ フラッシュ要求失敗 |
ロケーター サービスのキャッシュ フラッシュ要求が失敗した件数を、理由を問わずカウントします。たとえばキャッシュ エントリが無効で要求に失敗したり、キャッシュ ステータスが不正でフラッシュできなかったりする場合が対象です。値が高いと、ロケーター サービスに問題があったり、CONFIG_DBへの接続に問題があったりします。原因を調べるには、エラーのイベント ログを確認ください。 |
キャッシュ フラッシュ要求総数 |
ロケーター サービスのキャッシュ フラッシュ要求を受信し、成功した回数を指します。 |
ルーター サービス要求 |
AppFabric要求タイムアウト |
Azureへの要求中に発生したタイムアウトの数です。 |
ルーター要求失敗(faulted) |
問題のあるチャネルでルーターに行った要求の数をあします。 |
ルーター要求受信(スループット) |
ルーターが受信した要求の数を指します。 |
ルーター要求タイムアウト |
ルーターへの要求中に発生したタイムアウト.の数です。 |
プラットフォーム |
インポート要求の平均時間 |
Dynamics CRMのデータ インポートを処理するのにかかる平均時間を指します。インポートの要求は、SQL Serverのリソースを大量に消費します。処理時間が長く同時インポート数も多い場合、別デプロイに動かすべき組織が出ることもあります。また、ユーザーが体感するパフォーマンス低下を減らすため、インポートをメンテナンス時間に行うことも検討できます。 |
インポート要求(件数/時間) |
過去1時間に、組織がデプロイへと送信したインポート要求の数を表します。 このカウンターは、インポート要求の同時処理件数を把握するのに便利です |
発行の要求(件数/時間) |
過去1時間に、組織がデプロイへと送信した発行の要求数を表します。このカウンターは、発行の要求の同時処理件数を把握するのに便利です。 |
サンド ボックス
パラメーター | 説明 |
サンド ボックス ホスト |
ワーカー プロセス クラッシュ率(%) |
クラッシュしたサンド ボックス ワーカー プロセスの比率を表します(%)。 |
ワーカー プロセス停止率(%) |
リソースの過剰利用や応答不能により停止された、サンド ボックス ワーカー プロセスの比率を表します(%)。 |
アクティブ アセンブリ |
利用中のプラグイン アセンブリの数です。 |
アクティブな組織 |
現在、アクティブなサンド ボックス ワーカー プロセスがある組織の数です。 |
アクティブ プラグイン |
利用中のプラグインの数です。 |
ハンドル |
サンド ボックス ワーカー プロセスすべてで利用している総ハンドル数を示します。 |
CPU利用率(%) |
サンド ボックス ワーカー プロセスすべてで利用している総CPU率を示します(%)。 |
アセンブリ キャッシュ ヒット率(%) |
アセンブリ キャッシュ ヒット率を指します(%)。 |
アセンブリ キャッシュ利用率(%) |
利用中のアセンブリ キャッシュ ディスク スペース全体の比率を表します(%)。 |
実行失敗率(%) |
サンド ボックス ホストでの、受信実行要求の失敗率を表します(%)。 |
SDK失敗率(%) |
サンド ボックス ホストでの、送信要求要求の失敗率を表します(%)。 |
アセンブリ キャッシュ ディスク スペース(KB) |
アセンブリ キャッシュでプラグイン アセンブリすべてで利用している総ディスク スペースを指します(KB)。 |
メモリ利用率(MB) |
サンド ボックス ワーカー プロセスすべてで利用している総メモリをさします(MB)。 |
サンド ボックス クライアント |
実行失敗率(%) |
サンド ボックス クライアントでの、送信実行要求の失敗率を表します(%)。 |
SDK失敗率(%) |
サンド ボックス クライアントでの、受信SDK要求要求の失敗率を表します(%)。 |
非同期サービス(CRM 2011とCRM 2013のみ)
パラメーター | 説明 |
非同期サービス |
アクティブな組織 |
Dynamics CRMのデプロイに存在し、Microsoft CRM非同期処理サービスがアクティブにポーリングしている組織の総数を指します。 |
組織総数 |
Dynamics CRMのデプロイ全体で監視している組織の数です。 |
組織ごと容量 |
現在組織に割り当てられている処理キューから外された、非同期処理の数を指します。 |
メモリ内アイテム(高)[Items In Memory (high)] |
メモリ内で実行できる非同期処理の最多件数を表します。 |
メモリ内アイテム(低)[Items In Memory (low)] |
非同期処理のしきい値で、これを下回ると追加の操作が読み込まれます。 |
スレッド利用中 |
デプロイに存在する組織すべてで、非同期処理の実行に従事しているスレッドの数を指します。 |
失敗操作総数 |
デプロイに存在する組織すべてで、非同期処理に失敗した回数を指します。 |
パフォーマンス
パラメーター | 説明 |
CPU利用率 |
プロセッサー時間率です。すなわち、プロセッサーが非アイドル スレッドの処理にかける時間の比率を指します(%)。 |
メモリ利用率 |
プロセスやシステム利用に即時利用できるメモリの量を指します。 |
ディスクI/O統計 |
装置 |
ディスクの表示名です。 |
転送/秒 |
ディスクでの読み書き操作のレートを指します。 |
書き込み/秒 |
ディスクでの書き込み操作の速度を表します。 |
読み込み/秒 |
ディスクでの読み込み操作の速度を表します。 |
ビジー時間(%)[% Busy Time] |
選択したディスク ドライブが、読み書きいずれかの要求処理でビジーとなった期間の割合を指します(%)。 |
平均キュー長(length、件数) |
選択したディスクでサンプル期間中に、読み書き双方の要求がキューイングされた際の平均要求件数を表します。 |
ネットワーク インターフェース |
名前 |
ネットワーク コネクターの表示名です。 |
速度(Mbps) |
インターフェースの現在の帯域です(Mbps)。 |
受信トラフィック(MB/秒) |
インターフェースでのデータ受信速度を、フレーミング文字も含めて示します(MB/秒)。 |
送信トラフィック(MB/秒) |
インターフェースでのデータ送信速度を、フレーミング文字も含めて示します(MB/秒)。 |
ポート接続 |
ポート名 |
監視するポートの名前です。 |
ポート番号 |
ポートの指定ポート番号です。 |
接続ステータス |
接続がアップかダウンか示します。 |
応答時間(ミリ秒) |
接続ステータスの確認にかかる時間を指します(ミリ秒)。 |
監視するTCPポートを追加・削除・編集するには、次の手順に従います。
- <appmanager-home>\working\conf\application\script\powershellフォルダーへ移動し、DynamicsPorts.ps1ファイルをエディターで開きます。
- 監視するTCPポートを追加するには、ポート名と番号を以下の形式で指定してください。
"<portname>:<portnumber>" 例:"DNS:53"
- ポートの監視を止めるには、行頭に#を記載し、コメント アウトできます。
例:# "DNS:53"
- サーバーでデフォルトのポート番号を変更した場合は、対応する番号の編集が必要です。
- 変更が完了したらファイルを保存します。
- 変更内容は次回のポーリングから有効になります。
SQL Server
パラメーター | 説明 |
一般統計 |
アクティブ トランザクション総数 |
アクティブ トランザクションの総数を指します。 |
トランザクション |
トランザクション開始レートを指します。 |
動的サーバー メモリ |
サーバーが消費している動的メモリの総量を指します(KB)。 |
ユーザー接続 |
システムに接続しているの数です。 |
SQL統計 |
SQLコンパイル/秒 |
秒ごとのSQL Serverクエリ コンパイルの数を指します。 |
SQL再コンパイル/秒 |
秒ごとのSQL Serverクエリの再コンパイルの数を指します。 |
バッチ要求/秒 |
秒ごとのSQL Serverバッチ要求実行件数を指します。 |
バッファー マネージャー |
バッファー キャッシュ ヒット率 |
物理I/O操作なしで、メモリで見つかったページの比率を指します(%)。 |
空きリスト停止/秒(Stall) |
空きページ待期を要する要求の、1秒ごとの件数を指します。 |
レイジーな書き込み/秒 |
レイジー ライターがSQLキャッシュの容量を開放しながら行う、1秒あたりのページ書き込み件数を指します。 |
ページ寿命(Page Life Expectancy) |
ページが上書きされるまでバッファー プールにとどまっていられる予測時間を指します(秒)。 |
ページ参照/秒 |
バッファープールでページを探す要求のペースを指します(数/秒)。 |
ロック統計 |
ロック要求(数/秒) |
秒ごとのロック マネージャーからの、新規ロックとロック変換(conversion)の数を指します。 |
ロック メモリ |
ロックに割り当てられたメモリの総量です(KB)。 |
アクセス メソッドのメトリック |
転送レコード/秒 |
転送レコードポインターで取得した、1秒ごとのレコード数を指します。 |
空きスペース スキャン/秒 |
アロケーション ユニットに割り当て済みのページで行う、1秒あたりのスキャン件数。空きスペース検索を開始し、レコード断片の挿入・変更を行うために実行されます。 |
フル スキャン/秒 |
テーブルかインデックスのフル スキャンです。インデックスの間違いや不適切なインデックスが原因で発生することもあります。 |
作業ファイル作成/秒 |
作業ファイル作成ペースを指します(数/秒)。 |
作業テーブル作成/秒 |
tempdbでの1秒ごと作業テーブル作成件数を指します。作業テーブルは各種スプールを用いるクエリで利用されます(テーブル スプール、インデックス スプールなど)。 |
Webトラフィック
パラメーター | 説明 |
受信バイト/秒 |
Webサービスのデータ受信速度を指します。 |
送信バイト/秒 |
Webサービスのデータ送信速度を指します。 |
現在の接続 |
現在、Webサービスとの間で確立されている接続の数を指します。 |
接続の試み/秒 |
Webサービスを利用した接続の試みの発生ペースを表します。 |
ファイル受信/秒 |
Webサービスでの接続での接続の試み発生ペースを表します。 |
ファイル送信/秒 |
Webサービスでの接続のファイル送信発生ペースを表します。 |
.NET CLR
パラメーター | 説明 |
例外/秒 |
アプリケーション起動以来の、例外スロー件数を指します。.NETの例外もアンマネージ型の例外も対象です。 |
GC時間 |
最新GCサイクル以来、ガベージ コレクションの実行に費やした経過時間を指します。 |
現在のキュー長 |
アプリケーションでマネージドロックの取得を待期しているスレッドの総数を指します。 |
競合/秒 |
スレッドがCLRでマネージドロックの取得を待期し、失敗するペースを表します。 |
論理スレッド |
アプリケーションに存在する、現在の.NETスレッド オブジェクトの数です。 |
物理スレッド |
CLRが作成・所有するネイティブOSスレッドの数を指します。ネイティブOSスレッドは、.NETスレッド オブジェクトの基盤となります。 |
JITコンパイル時間 |
最新JITコンパイル フェーズから、JITコンパイルに費やした時間を指します(%)。 |
イベント
Dynamics CRM/365アプリケーションからのイベント ログは、イベント ログ ルールをApplications Managerに作成すると監視できます。
パラメーター | 説明 |
イベント |
ルール名 |
イベント ログ ルールの名前です。 |
ログ ファイル タイプ |
ログ ファイル タイプ。アプリケーション、システム、セキュリティ、ファイル複製サービス(レプリケーション)、DNSサーバー、ディレクトリ サービスがあります。 |
発生元 |
イベント発生元のアプリケーションを表します。 |
イベントID |
イベント ログ ファイルに関連付いたイベントIDを指します。 |
タイプ |
イベント タイプで、エラー・警告・情報を分けて表示することも、まとめて表示することもできます。セキュリティ イベントの場合、タイプは監査成功か監査失敗になります(SuccessAudit、FailureAudit)。 |
ユーザー名 |
イベント発生源となったプロセスを実行している、システム コンポーネントやユーザー アカウントを指します。 |
説明 |
イベントの説明です。 |
生成時刻 |
イベント エントリの送信時刻を指します。 |