OpenStack監視
OpenStack――概要
OpenStackはクラウドOSで、コンピュート、ストレージ、ネットワーク リソースの巨大プールを制御し、パブリック クラウドとプライベート クラウドの双方を構築・管理するためのフレームワークを提供します。
新規OpenStack監視を追加するには
新規OpenStack監視を作成するには、次の手順に従ってください。
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新規監視のリンクをクリックします。
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クラウド アプリのカテゴリで、OpenStackを選択。
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OpenStackサーバーの表示名を指定してください。
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OpenStackアクセス用のベース認証URLを入力してください。サンプルURL:http://openstack:5000/
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テナント名を入力してください。テナント名は、OpenStackのプロジェクト名です。
- 下記のとおり認証情報を入力するか、認証情報リストから選択するか選びます。
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OpenStackのユーザー名とパスワードを入力してください。
- プロキシ サーバー情報を入力するには、プロキシが必要を選択してください。
- 認可スコープがプロジェクトかテナントの場合、プロジェクト スコープトークンを選択します。
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ポーリング間隔を指定します(分)。
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OpenStackを関連付ける監視グループをコンボボックスで選択ください(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
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監視の追加をクリックします。これによりネットワークからOpenStackサーバーを検出し、監視が始まります。
Applications Managerは、OpenStackアカウントにあるOpenStackインスタンスを自動ですべて検出します。インスタンスやイメージに対して、必要に応じた監視を有効にしてください。
AddMonitor APIでOpenStack監視を追加する
構文
リクエスト パラメーター
APIリクエストにかかわるパラメーターを下に記します。共通リクエスト パラメーターのリストも参照ください。
フィールド | 説明 |
---|---|
apikey | Applications ManagerのAPIキーです。APIキーの取得には、製品で管理 > REST APIと移動してください。 |
displayname | OpenStack監視の表示名です。 |
type | 追加する監視のタイプです。OpenStackの場合、「OpenStack」を指定してください。 |
baseAuthURL | OpenStackのベース認証URLです。例:http://controller:5000 |
tenantName | ユーザーに関連付いたOpenStackアカウントのプロジェクト名です。 |
username | OpenStackアカウントのユーザー名です。 |
password | OpenStackアカウントのパスワードです。 |
IsProxyRequired | 監視にプロキシが必要かを指定します。true/falseで指定してください。 |
IsProjectScopeToken | 認可スコープをテナントやプロジェクトにセットするかを示します。true/falseで指定してください。 |
リクエスト サンプル
エラー対応:
4601:認証URLは空白にできません。
4602:テナント名は空白にできません。
監視対象のパラメーター
監視タブをクリックして、監視のカテゴリ ビューへ移動します。クラウド アプリ テーブルでOpenStack監視をクリックすると、一括設定ビューが3つのタブに分類・表示されます。
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴を表示します。
- パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントを、応答時間などのKPIとあわせて表示します。
- リスト ビューでは、一括管理設定を実行できます。OpenStackインスタンスすべてを表示するほか、それらの可用性とステータスも包括して把握可能です。
可用性タブに表示された監視をクリックすると、OpenStackインスタンスの詳細パフォーマンス メトリックが表示されます。以下、概要タブに表示されるメトリックを説明します。
概要
このタブでは、OpenStackアカウントの全体像と、アカウントに存在するインスタンスの情報を表示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
インスタンス | |
名前 | 監視するインスタンスの名前です。 |
ステータス | インスタンスの現在のステータスです。 |
イメージ | 仮想マシン イメージの単一ファイルです。ブート可能OSをインストールした仮想ディスクが入っています。 |
イメージ | |
名前 | イメージ サービスにアップロードしたイメージの名前です。 |
ステータス | イメージの現在のステータスです。Glanceにあるイメージは、次のいずれかのステータスとなります。
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可視性(Visibility) | イメージ アクセスのスコープです。値は、「public」、「private」、「shared」、「community」があります。 |
ディスク フォーマット | 仮想マシン イメージのディスク フォーマットとは、下位レイヤーにあるディスク イメージのフォーマットを指します。フォーマットは次のものがあります。
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サイズ | アップロードするイメージのサイズです。 |
サービス | |
名前 | OpenStackサービスの名前です。 |
エンド ポイント | OpenStackでサービスへのアクセスに使う連絡先のURLです。 |