Prometheus連携

概要

Prometheusは、システムやイベントの監視とアラート昨日機能を搭載したオープンソースのソフトウェアアプリケーションです。HTTPプルモデルを使用して時系列の形式でリアルタイムデータを記録、収集、および保存し、柔軟なクエリとリアルタイムアラートを使用してさまざまなリソースの検出と監視を支援します。

Prometheus連携を使用すると、Prometheusサーバーで構成されたスクレイプジョブを自動的にフェッチし、Applications Managerでサポートしている監視タイプに分類します。Prometheus連携で以下のことが可能です。

スクレイプジョブに基づく監視タイプの自動分類
サードパーティのツールを必要としない、製品内データの視覚化
収集されたすべてのメトリックのアラート、アクション、およびレポート機能

メモ: 現在、Tomcatサーバー監視タイプは、本連携でのみサポートされています。

前提条件

Prometheusサーバーは、Applications Managerがインストールされているシステムに到達可能である必要があります。Prometheusサーバーがポッド/コンテナとして展開されている場合、SSHを介したcURLオプションを検出/データ収集に使用します。そのため、サーバーにはローカルホストIPアドレスまたはポッドIPアドレスでアクセスできる必要があります。

Tomcatサーバーの場合、検出とデータ収集は、エクスポーターによって公開されたメトリックを使用して実行されます。Prometheusからメトリックをスクレイピングするには、Tomcatサーバー/コンテナーにエクスポーターをデプロイしてください。（詳細）

追加方法

以下の手順に従って、PrometheusをApplications Managerと統合します。

Applications Managerにログイン後、[設定]→[製品設定]→[アドオン設定]に移動します。
Prometheusサムネイル内の[新しいアカウントの追加]ボタンをクリックします。
アドオン統合の表示名を入力します。
検出のポーリング間隔時間を分単位で指定します。
データ収集モードを選択します。Prometheusサーバー/ポッドがネットワーク経由で公開されている場合は、 [公開されたPrometheusAPI]を選択します。デプロイされたサーバーでのみPrometheusにアクセスできる場合は、[SSH経由のcURL]を選択します。
Prometheus APIへのアクセス中に使用するホスト、APIポート、エンドポイント、プロトコルなどのPrometheusサーバーの詳細を指定します。
必要な場合は、ベーシック認証をクリックして、認証情報を記載してください。
データ収集モードが[SSH経由のcURL]を選択した場合は、必要なSSH接続の詳細を入力します。
[監視タイプ]、[検出オプション]、および[データが利用できない場合の監視アクション]に実行するアクションを選択します。
保存をクリックします。

上記の手順を実行した後、[アドオン設定]ページで、検出された監視と監視の一覧のリストを表示できます。追加された各連携のサムネイルの右上隅に[監視の表示]という名前のボタンが表示されます。クリックすると、その連携で追加された監視のリストが表示されます。

さまざまなオプションを使用して、検出の実行中に監視追加を処理できます。特定のインスタンスオプションを使用して、検出をカスタマイズします。また、自動削除、監視の管理解除、およびデータがPrometheusサーバーで利用できない場合にユーザーに警告するオプションがあります。

注:現在、Tomcatサーバー監視タイプはこの連携でのみサポートされており、サーバー応答時間、スレッド使用量、メモリ使用率、Webアプリケーションなどのパフォーマンスメトリックを表示できます。ただし、サーブレットレベルのメトリックは表示されません。