Microsoft Azure Virtual Network Gateway監視
概要
Microsoft AzureのAzure Virtual Network Gatewayサービスを使用することで、Azure Virtual
Networkとオンプレミス間で、パブリックインターネット経由で暗号化されたトラフィックを送信することが可能です。
Applications ManagerのAzureAzure Virtual Network Gateway監視ツールを使用すると、Azure Virtual Network Gatewayの多くの主要なパフォーマンスメトリックを効果的に追跡できます。
ExpressRouteゲートウェイとVPNゲートウェイの両方のタイプをサポートします。
新規Azure Virtual Network Gateway監視作成
Azure Virtual Network Gateway監視を新規作成する手順は、こちらをご参照ください。
監視パラメーター
[監視]タブをクリックして、[監視]カテゴリビューに移動します。「クラウドアプリケーション」セクションで「Microsoft Azure」の子監視から[Virtual Network Gateways]をクリックします。
Azure Virtual Network Gateway監視の一括設定ビューが3つのタブに表示されます。
- [可用性]タブ:最新24時間または30日間の可用性履歴がわかります。
- [パフォーマンス]タブ:最新24時間または30日間のステータスとイベントを確認可能です。
- [リストビュー]タブ:一括管理設定を実行できます。
リストされている個々の監視をクリックすると、次の情報が表示されます。Azure Virtual Network Gateway監視で監視されるメトリクスのリストは次のとおりです。
概要
パラメーター | 説明 |
---|---|
INVENTORY | |
IP構成の数 | ネットワークインターフェース内のIP構成の数 |
VNet内のVMの数 |
ポーリング間隔内の仮想ネットワーク内の仮想マシンの最大数 ※このメトリクスはExpress Route Gatewayにのみ適用されます。 |
Express Route Gatewayでのみサポートされるメトリクス | |
PEER ROUTING | |
アドバタイズされたルート合計 | ポーリング間隔間に、トンネルを介してアドバタイズされたBGPルートの最大数 |
学習されたルート合計 | ポーリング間隔間に、トンネルを介して学習されたBGPルートの最大数 |
CPU使用率 | |
CPU使用率 | ポーリング時にExpress Route Gatewayによって使用されたCPUの平均量(単位:%) |
データスループット | |
データスループット | ポーリング間隔の間にExpress Route Gatewayで1秒あたりに受信された平均メガビット数(単位:Mb/s) |
パケットスループット | |
パケットスループット | ポーリング間隔の間にExpress Route Gatewayで1秒あたりに受信されたパケットの平均数(単位:パケット/秒) |
ルート変更の頻度 | |
ルート変更の頻度 | ポーリング間隔内でのExpress Route Gatewayのルート変更の合計頻度。 |
EXPRESSROUTE FLOWS | |
フローレート(最大) | ポーリング間隔間でExpress Route Gatewayで1秒あたりに作成されるフローの最大数(単位:フロー/秒) |
アクティブフロー(平均) | ポーリング間隔間のExpress Route Gateway内のアクティブ フローの平均数 |
VPN Gatewayでのみサポートされるメトリック | |
PEER ROUTING | |
アドバタイズされたルート合計 | ポーリング間隔間に、トンネルを介してアドバタイズされたBGPルートの合計 |
学習されたルート合計 | ポーリング間隔間に、トンネルを介して学習されたBGPルートの合計 |
ゲートウェイ S2S 帯域幅 | |
ゲートウェイ S2S 帯域幅 | ポーリング間隔間のゲートウェイのサイト間帯域幅の平均(単位:MB/秒) |
ゲートウェイ P2S 帯域幅 | |
ゲートウェイ P2S 帯域幅 | ポーリング間隔間のゲートウェイの1秒あたりの平均ポイントツーサイト帯域幅(単位:MB/秒) |
P2S接続 | |
合計P2S接続数 | ポーリング間隔間のゲートウェイのポイントツーサイト接続の合計数 |
トンネルパフォーマンス
トンネルパフォーマンスタブに表示されるメトリックは、Azure仮想ネットワークゲートウェイ監視のVPNゲートウェイでのみサポートされます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
合計トンネルフロー | |
合計トンネルフロー | ポーリング間隔間のトンネル上のフローの合計数 |
トンネル帯域幅 | |
トンネル帯域幅 | ポーリング間隔間のトンネルの 1 秒あたりの平均帯域幅(単位:MB/秒) |
トンネルデータスループット | |
トンネル入力データレート | ポーリング間隔間の 1 秒あたりのトンネルの合計受信データ レート(単位:MB/秒) |
トンネル出力データレート | ポーリング間隔間の 1 秒あたりのトンネルの合計送信データ レート(単位:MB/秒) |
トンネルパケットスループット | |
トンネルパケットレート(最大) | ポーリング間隔内の1秒あたりのトンネルピークパケットの最大数(単位:パケット/秒) |
トンネルイングレスパケット | |
トンネルイングレスパケットレート | ポーリング間隔内のトンネルの1秒あたりの受信パケットレートの合計(単位:パケット/秒) |
トンネルイングレスパケットドロップ | ポーリング間隔間にトンネルによってドロップされた受信パケットの合計数 |
トンネルイングレスパケットドロップ(TS不一致) | ポーリング間隔間の、トンネルのトラフィックセレクタの不一致による受信パケットドロップの合計数 |
トンネルエグレスパケット | |
トンネルエグレスパケットレート | ポーリング間隔内のトンネルの1秒あたりの送信パケットレートの合計(単位:パケット/秒) |
トンネルエグレスパケットドロップ | ポーリング間隔の間にトンネルによってドロップされた送信パケットの合計数 |
トンネルエグレスパケットドロップ(TS不一致) | ポーリング間隔の間に、トンネルのトラフィックセレクタの不一致によりドロップされた送信パケットの合計数 |
トンネル割り当て(NAT) | |
トンネル割り当て(NAT) | ポーリング間隔間における、トンネル上のNATルールの割り当ての合計数 |
トンネルフロー(NAT) | |
トンネルフロー(NAT) | ポーリング間隔内の、フロータイプとNATルール別のトンネル上のNATフローの合計数 |
トンネルデータ帯域幅(NAT) | |
トンネルデータ帯域幅(NAT) | ポーリング間隔内で、NATルールによってトンネル上で1秒あたりにNATされた合計データレート(単位:MB/秒) |
トンネルデータ帯域幅(リバースNAT) | ポーリング間隔間に、NATルールによってトンネル上で逆NATされた合計データレート(単位:MB) |
トンネルパケットレート(NAT) | |
トンネルパケットレート(NAT) | ポーリング間隔内で、NATルールによってトンネル上で1秒あたりにNATされた合計パケットレート(単位:パケット/秒) |
トンネルパケットレート(リバースNAT) | ポーリング間隔間に、NATルールによってトンネル上で逆NATされたパケットレートの合計 |
トンネルパケットドロップ(NAT) | ポーリング間隔間に、ドロップタイプとNATルールによってドロップされたNATパケットの合計数 |
構成
パラメーター | 説明 |
---|---|
構成 | |
リソースグループ名 | リソースグループの名前 |
ロケーション | リソースのロケーション |
プロビジョニング状態 |
仮想ネットワークゲートウェイリソースの現在のプロビジョニング状態 設定可能な値:
|
ゲートウェイタイプ |
仮想ネットワークゲートウェイのタイプ 設定可能な値:
|
VPNタイプ |
VPNゲートウェイのタイプ 設定可能な値:Routebased/Policybased |
SKU |
ゲートウェイのSKU 可能な値については、 こちら をご参照ください。 |
IP Sec Replay Protection | IPSecReplayProtectionが有効かどうかを表示 設定可能な値:Enabled/Disabled |
BGP Status | BGP設定が有効かどうかを表示 設定可能な値:Enabled/Disabled |
Active-Active Mode | Active-Activeフラグが有効かどうかを表示 設定可能な値:Enabled/Disabled |
Private IP Address Status | このゲートウェイで接続用にプライベート IP が有効かどうかを表示 設定可能な値:Enabled/Disabled |
BGP Route Translation For Nat status | BgpRouteTranslationForNatフラグが有効かどうかを表示 設定可能な値:Enabled/Disabled |