Windows Azure Cloud Service監視(クラシック)
Windows Azure――概要
Applications ManagerのWindows Azure監視を使えば、Windows Azure platformにデプロイしたアプリケーションで、診断データの収集が可能となります。REST APIでアプリケーションをリストアップし、サービス インスタンスの役割に応じてパフォーマンス カウンターを取得します。
メモ:クラシック モデルでの新規サポートは停止しています。新しいお客さまは、Azureの現行世代のサービスで対応いたします。
ManageEngine Applications ManagerによりWindows Azure監視でできること
- Windows Azureアプリケーションとインスタンスの役割のディスカバリ
- インスタンスの役割にもとづくパフォーマンス情報の収集・監視
- Windows Azureイベント ログ、トレース ログ、インフラストラクチャ診断ログの収集・監視
Windows Azureアプリケーションの追加では、あらゆるホステッド サービス、デプロイメント、インスタンスの役割を、ストレージ アカウントごとに行います。ホステッド サービスとデプロイメントは、グループ化が可能です。
新規Windows Azure監視をApplications Managerで作成する
要件:Applications ManagerにWindows Serverを追加するには、まずWindows Azureマネージド証明書ファイル(例:testcertificate.pfx)と.pfxファイルのパスワードをエクスポートする必要があります。エクスポートを行うには、<Applications Manager Home>\binディレクトリにあるexportCertificateToAppManager.batを実行してください。
新規Windows Azure監視を作成するには、次の手順に従ってください。
- Applications Manager Webクライアントで新規監視をクリックします。
- お客さまWindowsアカウントのサブスクリプションIDを入力してください。(メモ:サブスクリプションIDは、AzureポータルにWindows Live IDでサインインして入手できます。ホステッド サービスをクリックして、ストレージとCDN > ストレージ アカウントと移動してください)。
- Azureストレージ アカウントのアカウント名とアカウント キーを入力してください。
- サービスがHTTPS有効か、チェック ボックスで選択します。
- タイムアウト間隔を指定します(秒)。
- タイムアウト間隔を指定します(分)。
- Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。
メモ:
新規Windows Azure監視の作成前に、「管理」タブからプロキシの設定設定が必要です。
Azureでの管理証明書作成とデプロイ
- Azure SDKとIIS 7をインストールしたマシンにログインします。
- IIS 7の管理コンソールを読み込むには、コントロール パネルへ移動し、管理ツール、IISマネージャーと進んでください。
- アクション パネルで自己署名証明書の作成をクリックします。
- ファイル名を入力してください。
- IISマネージャーを選び、証明書マネージャーを開きます。
- 信頼済みのルート証明機関(root CA)の下で、証明書を開きます。
- お客さま証明書を右クリックして、すべてのタスクとエクスポートを選びます。これによって、証明書のエクスポート ウィザードが表示されますので、次へをクリックしてください。
証明書は秘密鍵の有無を問わずエクスポートできます。はじめに、秘密鍵なしで証明書をエクスポートし、Windows Azureポータルにアップロードしてください。つづいて、Service Management APIで使う証明書を秘密鍵とセットでエクスポートします。
秘密鍵なしで証明書をエクスポートするには
- 証明書のエクスポート ウィザードが表示されたら、次へをクリックします。
- 秘密鍵のエクスポート ページで、Noをクリックします。
- cerファイルを選択し、次へをクリックします。
- 名前をクリックして、次へをクリックします。
- 完了をクリックすると、エクスポートが始まります。
証明書を秘密鍵とあわせてエクスポートするには
- 証明書のエクスポート ウィザードが表示されたら、次へをクリックします。
- 秘密鍵のエクスポート ページで、はい、秘密鍵をエクスポートしますをクリックします。
- デフォルト値を保持しておき、次へをクリックします。
- パスワード保護に使う秘密鍵を指定して、次へをクリックします。
- .pfxファイルの名前を指定し、次へをクリックします。
- 完了をクリックすると、エクスポートが始まります。
.cerファイルはWindows Azureポータルからアップロードし、秘密鍵のある.pfxファイルはApplications Managerで利用します。
監視対象のパラメーター
Windows Azure platformsは、以下のパラメーターや属性にもとづき監視します。これら詳細からしきい値を数値型属性に設定することも可能で、しきい値違反の際は通知します。
可用性タブでは、Azureインスタンスの役割について、過去24時間か30日の可用性履歴を表示します。パフォーマンス タブでは、CPU、メモリ利用率、例外スロー、ステータス履歴などのKPIを、これら属性のヒート チャートとあわせて示します。このタブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントも提示します。
Theリスト ビューでは、Azureインスタンスの役割すべてを表示するほか、それらの可用性とステータスも包括して把握可能です。リスト ビューでは、一括管理設定もできます。詳細なパフォーマンス メトリックを表示するには、インスタンスの役割をそれぞれクリックしてください。
可用性タブに表示された監視をクリックすると、Azureインスタンスの役割の詳細パフォーマンス メトリックが表示されます。これらのメトリックはわかりやすいよう、4つのタブに分類してあります。
概要
このタブではアカウントの全体像や、アカウントにあるインスタンスの役割の情報を提示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
監視情報 | |
名前 | Windowsアカウントの名前です。 |
タイプ | 監視しているリソースのタイプを表します。 |
ステータス | Windowsアカウントのステータスを表します(クリア、警告、重大)。 |
関連付いたグループ | Windows Windows Azure監視と関連付いた監視グループを表します。 |
最新ポーリング時刻 | 最新のポーリングを実行した時刻を指します。 |
次回ポーリング時刻 | 次回のポーリング実行時刻を指します。 |
CPU利用率 | CPUリソースの利用量や、CPUによる作業量を指します。 |
メモリ利用率 | メモリ利用可能メモリ利用率Time Spend inガベージ コレクション |
例外スロー | 秒ごとの例外スローの数を指します。 |
ASP .NETシステム パフォーマンス カウンター |
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TCP接続 |
|
TCPセグメント接続 | TCPセグメント送信速度を指します(数/秒)。 |
ネットワーク トラフィック |
|
ネットワーク トラフィックVMバス アダプター |
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Applications Managerでのログ監視
Azureインスタンス役割のイベント ログ、トレース ログ、診断インフラストラクチャ ログは、ルールの定義によって監視できます。Windows Azureログ ルール設定のクリックで、診断インフラストラクチャとトレース ログのルールを作成できます。
Azureインスタンスの役割でデータ収集が始まると、役割に関連付いたログすべてで、ルールへのマッチングを行います。ルールにマッチすると、イベントが発生しログ エントリがデータベースに永続的に保存されます。ログ情報は、Azureインスタンス役割のGUIで確認可能です。
イベント ログ
イベント ログ ルール設定タブのクリックで、アプリケーション、システム、アプリケーション、セキュリティ、DNSサーバー、ファイル複製サービス、ディレクトリ サービスなど各種カテゴリに、ルールの作成ができます。
以下の例を含むWindows Azureイベント ログ詳細を確認できます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ルール名 | ルールの名前を表します。 |
プロバイダーGUID | プロバイダーのグローバル一意識別子です。 |
プロバイダー名 | イベントのプロバイダー名です。 |
イベントID | イベントの識別子です。 |
レベル | イベントの重要度を示します。 |
プロセスID | イベントのプロセスIDです。 |
スレッドID | イベントのIDです。 |
チャネル | イベント通知は、アプリケーション、セキュリティ、システムなどのチャネルから可能です。 |
生成時刻 | イベント発生時刻を指します。 |
トレース ログ
トレース ログ タブでは、以下の例を含むWindows Azureイベント ログ詳細を確認できます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ルール名 | ルールの名前を表します。 |
イベントID | イベントの識別子です。 |
レベル | ログ イベント重要度を示します。 |
プロセスID | ログのプロセスIDです。 |
スレッドID | ログのIDです。 |
生成時刻 | イベント発生時刻を指します。 |
診断インフラストラクチャ ログ
診断インフラストラクチャ ログのタブでは、下記を含むWindows Azureインフラストラクチャ ログ情報を確認できます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ルール名 | ルールの名前を表します。 |
エラー コード | ログのエラー コードを表します。 |
レベル | ログ イベント重要度を示します。 |
プロセスID | ログのプロセスIDです。 |
スレッドID | ログのIDです。 |
関数 | 関数のログ イベントを示します。 |
行(Line) | 関数を含む行を示します。 |
MD結果 | ログのMDetect結果を表します。 |
イベント生成時刻 | イベント発生時刻を指します。 |