SNMPエージェントのインストール

コンピューターにSNMP(Simple Network Management Protocol)を設定するには、次の情報が必要です。

  • ネットワークにあるコミュニティの名前
  • コミュニティごとのトラップ宛先
  • SNMP管理ホストのIPアドレスとコンピューター名

Windows 7にSNMPエージェントをインストールするには

Windows 7へのインストール時は、こちらの手順に従ってください。手順を最後まで実行するには、管理者か管理者グループのメンバーとしてログインする必要があります。コンピューターがネットワークに接続されている場合は、ネットワーク ポリシー設定が原因で手順を完了できないこともあります。

  1. スタートボタン等からコントロール パネルに移動し、プログラムと機能をダブルクリックします。Win+Rでファイル名を指定して実行を開き、appwiz.cpl @,2を実行しても、同様の結果になります。

  2. これより、Windows機能のリストから、SNMPを選んで停止させます。

  3. 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)をチェック ボックスで選択し、OKをクリックします。

  4. 次へをクリックします。

  5. CDを読み込ませるか、ファイル保存先のパスを完全に指定してください。

  6. インストール後、SNMPが自動起動します。

インストール プロセスはこれで完了です。エージェントを設定しSNMPリクエストに応答するようにするには、WindowsでのSNMPエージェント設定を参照ください。

Windows 2008にSNMPエージェントをインストールするには

Windows XP、2000、2003へのインストール時は、こちらの手順に従ってください。手順を最後まで実行するには、管理者か管理者グループのメンバーとしてログインする必要があります。コンピューターがネットワークに接続されている場合は、ネットワーク ポリシー設定が原因で手順を完了できないこともあります。

  1. スタートボタン等からコントロール パネルに移動し、プログラムと機能をダブルクリックします。Win+Rでファイル名を指定して実行を開き、appwiz.cpl @,2を実行しても、同様の結果になります。

  2. これより、Windows機能のリストから、SNMPを選んで停止させます。

  3. 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)をチェック ボックスで選択し、OKをクリックします。

  4. 次へをクリックします。

  5. サーバー マネージャーで、機能の追加をクリックします。

  6. 機能の追加ウィザードで、SNMPサービスをチェックしてインストールします。

インストール プロセスはこれで完了です。エージェントを設定しSNMPリクエストに応答するようにするには、WindowsでのSNMPエージェント設定を参照ください。

Windows XP、2000、2003にSNMPエージェントをインストールするには

Windows XP、2000、2003へのインストール時は、こちらの手順に従ってください。手順を完了するには、管理者か管理者グループのメンバーとしてログインする必要があります。コンピューターがネットワークに接続されている場合は、ネットワーク ポリシー設定が原因で手順を完了できないこともあります。

  1. Startから、コントロール パネルを開いてください。プログラムの追加と削除をダブルクリックし、Windowsコンポーネントの追加と削除へ進みます。

  2. コンポーネントで、「管理とモニター ツール」をクリックしますが、チェックボックスの選択やクリアは行いません。フォーカスがそこにある状態で「詳細」をクリックしてください。

  3. 簡易ネットワーク管理プロトコル(SNMP)をチェック ボックスで選択し、OKをクリックします。

  4. 次へをクリックします。

  5. CDを読み込ませるか、ファイル保存先のパスを完全に指定してください。

  6. インストール後、SNMPが自動起動します。

インストール プロセスはこれで完了です。エージェントを設定しSNMPリクエストに応答するようにするには、WindowsでのSNMPエージェント設定を参照ください。

Windows NTにSNMPエージェントをインストールするには

SNMPをWindows NTにインストールするには、次の手順に従ってください。

  1. デスクトップにあるネットワーク コンピューター アイコンをクリックしてください。

  2. プロパティをクリックしてください。

  3. サービスをクリックします。

  4. 追加をクリックすると、ネットワーク サービス選択のダイアログが表示されます。

  5. ネットワーク サービスのリストで、SNMPサービスをクリックし、OKをクリックしてください。

  6. 対応するCDを挿入するか、ファイルがある場所へのパスを指定し、続行をクリックしてください。

  7. コンピューターへのファイルのコピーが完了すると、Microsoft SNMPプロパティ ダイアログが表示されます。

インストール プロセスはこれで完了です。エージェントを設定しSNMPリクエストに応答するようにするには、WindowsでのSNMPエージェント設定を参照ください。

Windows Server 2012でSNMPエージェントを設定するには

  • リモートデスクトップで専用サーバーにログインしてください。
  • Windowsキー > 管理ツール > サーバー マネージャーとクリックします。
  • 管理 > 役割と機能の追加とクリックしてください。
  • 画面の指示に従って「次へ」をクリックしてください。SNMPサービスがインストールされているか、下の画像を参考に確認したら、キャンセルをクリックします。
Windows Server役割と機能の追加ウィザード
  • Windowsキー > 管理ツール > サービスとクリックします。
  • SNMPサービスを右クリックし、プロパティをクリックしてください。
  • セキュリティ タブをクリックします。
  • 接続文字列を、8桁から10桁でランダムに入力します。読み書き権限ではなく読み込み限定にしてください。
SNMP接続文字列
  • 監査ログをクリックしてください。

 

LinuxにSNMPエージェントをインストールするには

Linuxバージョン7までは、新規SNMPエージェントのインストールが必要です。最新のRPM(32ビット版)をダウンロードしてください。RPMのインストールは、次の手順に従ってください。

  1. rootユーザーとしてログインします。

  2. 新バージョンインストールの前に、旧SNMPを削除する必要があります。インストール済みのnet-snmpのバージョンをリストアップするには、次のコマンドを実行してください。
    rpm -qa | grep "net-snmp"

  3. 既存のSNMPがあれば、先のコマンドで出力された旧バージョン情報を引数に指定し、次のコマンドで削除します。
    rpm -e <version of net-snmp listed as the output for previous command> --nodeps

  4. 旧バージョンが存在しなければ、次のコマンドで新バージョンをインストールしてください。
    rpm -i <new downloaded version of SNMP agentd> --nodeps

 

zipからのインストールは、次の手順に従ってください。

ファイルを次のコマンドで解凍します。

tar -zxvf ucd-snmp-4.2.6.tar.gz

次の手順でSNMPをインストールします。

  1. rootユーザーとしてログインしてください。

  2. コマンド実行でCコンパイラーのパスをセットします。
    export PATH=<gcc path>:$PATH

  3. ucd-snmpを解凍したディレクトリから、次のコマンド4つを実行してください。

    1. ./configure --prefix=<directory_name> --with-mib-modules="host"
      directory_nameはSNMPエージェント インストール先のディレクトリを指します。可能であれば、/root直下のディレクトリを選択してください。/usrや/localには旧バージョンのSNMPが存在する可能性もあり、インストールがうまくいかないことがあります。

    2. make

    3. umask 022

    4. make install

インストール プロセスはこれで完了です。エージェントを設定しSNMPリクエストに応答するようにするには、LinuxでのSNMPエージェント設定を参照ください。

SolarisシステムにSNMPエージェントをインストールするには

最新のSNMPをこちらからダウンロードし、tar -zxvf ucd-snmp-4.2.6.tar.gzで解凍します。インストール後に、SNMPエージェントがSNMPリクエストに応答するようにするには、SNMPエージェント設定の解説ページを参照ください。

    1. rootユーザーとしてログインします。

    2. コマンド実行でCコンパイラーのパスをセットします。
      export PATH=<gcc path>:$PATH

    3. ucd-snmpを解凍したディレクトリから、次のコマンド4つを実行してください。

      1. ./configure --prefix=<directory_name> --with-mib-modules="host"
        directory_nameはSNMPエージェント インストール先のディレクトリを指します。可能であれば、/root直下のディレクトリを選択してください。/usrや/localには旧バージョンのSNMPが存在する可能性もあり、インストールがうまくいかないことがあります。

      2. make

      3. umask 022

      4. make install

      パッケージを指定 してコンパイルするには、「./configure --with-mib-modules=host」と実行します。エージェントでhost-resource-mibのサポートが可能です。
      1. netsnmp-5.1.1パッケージは、ftp://ftp.sunfreeware.com/pub/freeware/sparc/8/netsnmp-5.1.1-sol8-sparc-localを参照ください。

      2. gunzip netsnmp-5.1.1-sol8-sparc-local.gz

      3. pkgadd -d netsnmp-5.1.1-sol8-sparc-local

      4. SNMPエージェントを実行するには、# /usr/local/sbin/snmpdを実行します。

      5. デーモンの停止には、# pkill -9 -x -u 0 snmpdを実行してください。