Microsoft Teams監視

概要

Microsoft Teamsは、Microsoft365製品ファミリーの一部としてMicrosoftによって開発された独自のビジネスコミュニケーションプラットフォームです。チームは主に同様のサービスSlackと競合し、ワークスペースチャットとビデオ会議、ファイルストレージ、およびアプリケーション統合を提供します。また、Skype for BusinessやMicrosoft Classroomなど、Microsoftが運営する他のビジネスメッセージングおよびコラボレーションプラットフォームを置き換えるのにも役立ちます。

Applications ManagerのMicrosoft Teams監視は、サービスの正常性ステータス、接続ステータス、さまざまなエンドポイントの応答時間などの主要なパフォーマンスメトリックを追跡するのに役立ちます。組織内のすべてのチームのメンバーとチャネルの数に関する有用な監視情報を取得し、さまざまなデバイスとアクティビティタイプに基づく使用統計に関する完全な情報を取得します。

Microsoft 365サービスは、ApplicationsManagerのWindowsインストールでのみサポートされます。

監視対象パラメーター

[監視]タブをクリックして、[監視]カテゴリビューに移動します。クラウドアプリケーションテーブルの下にあるMSTeams監視をクリックします。表示されるのは、Microsoft Teamsの一括構成ビューが3つのタブに分散されて表示されます。

  • [可用性] タブには、過去24時間または30日間の可用性履歴が表示されます。
  • [パフォーマンス] タブには、過去24時間または30日間のヘルスステータスとイベントが表示されます。
  • [リストビュー]タブでは、一括管理設定を実行できます。

Microsoft 365監視ページのMicrosoft Teamsタブから、 Microsoft Teamsの一括構成ビューに移動することもできます。

監視名をクリックすると、次のタブにリストされているすべてのサーバーの詳細が表示されます。

概要

パラメーター 説明
MicrosoftTeamsサービスの正常性の詳細
サービスID Microsoft TeamsサービスのID
サービス名 サービスの名前
サービスステータス サービスの全体的なステータス。可能な値は以下の通りです。
serviceOperational, investigating, restoringService, verifyingService, serviceRestored, postIncidentReviewPublished, serviceDegradation, serviceInterruption, extendedRecovery, falsePositive, investigationSuspended, resolved, mitigatedExternal, mitigated, resolvedExternal, confirmed, reported,unknownFutureValue
Microsoft Teamsの問題の詳細※
機能グループ-機能-問題ID Microsoft Teamsサービスの問題の機能グループ、機能、および問題IDを示します。
問題のステータス サービスの問題のステータス。可能な値は以下の通りです。
serviceOperational, investigating, restoringService, verifyingService, serviceRestored, postIncidentReviewPublished, serviceDegradation, serviceInterruption, extendedRecovery, falsePositive, investigationSuspended, resolved, mitigatedExternal, mitigated, resolvedExternal, confirmed, reported,unknownFutureValue
問題の種類 サービスの問題のタイプ。可能な値は以下の通りです。
advisory, incident,unknownFutureValue
問題の原因 サービスの問題の原因。可能な値は以下の通りです。
microsoft, thirdParty, customer,unknownFutureValue
問題説明 サービスの問題の説明を示します。
問題が発生してからの時間 問題が発生してから経過した時間(時間単位)
問題開始時刻 サービスの問題が開始されたタイムスタンプ。
最終変更時刻 サービスの問題が最後に変更されたタイムスタンプ
エンドポイント接続※
エンドポイント MicrosoftTeamsエンドポイント/ URL
ポート エンドポイント/ URLにアクセスできるポート
ステータス エンドポイント/ URLのステータス
反応時間 エンドポイント/ URLへの接続にかかる時間(ミリ秒単位)
※Microsoft Teamsの問題の詳細は、Microsoft365管理センターで表示されている「正常性」の情報を表示します。Microsoft側の問題をご確認いただけます。
※エンドポイント接続は、APIで取得した値ではなく、Applications Managerから各エンドポイントのURLに接続した監視データを表示しています。

チームとチャネル

パラメーター 説明
チームの詳細
チームの名前 チームの名前
チームID チームに割り当てられた一意の識別子
説明 チームについての説明
チャネル数 チームで作成されたチャネルの数。
メンバー数 チームに追加されたメンバーの数
チャネルの詳細
チャネル名 チャネルの名前
チーム名 チャネルが存在するチーム
チャネルID チャネルに割り当てられた一意の識別子
説明 チャネルについての説明
メンバー数 チャネルに追加されたメンバーの数
チャネルの詳細を監視しているときに、メンバー数属性のデータが表示されない場合があります。トラブルシューティングは こちらを参照してください。

Usage

パラメーター 説明
収集日
使用状況データの収集日 使用状況データが収集された日付
1日あたりのデバイスタイプに基づくユーザー数
Web (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのWebからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Windows Phone (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのWindowsPhoneからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Android Phone (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのAndroidPhoneからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
iOS (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのiOSからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Mac (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのMacからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Windows (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのWindowsからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
過去30日間のデバイスタイプに基づくユーザー数
Web (1か月あたりのユーザー数) 過去30日間にWebからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Windows Phone (1か月あたりのユーザー数) 過去30日間にWindowsPhoneからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Android Phone (1か月あたりのユーザー数) 過去30日間にAndroidフォンからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
iOS (1か月あたりのユーザー数) 過去30日間にiOSからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Mac (1か月あたりのユーザー数) 過去30日間にMacからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
Windows (1か月あたりのユーザー数) 過去30日間にWindowsからMicrosoftTeamsを使用しているユーザーの数
アクティビティタイプに基づくユーザー数
チームチャットメッセージ (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのチームチャットメッセージを実行しているユーザーの数
プライベートチャットメッセージ (1日あたりのユーザー数) 1日あたりのプライベートチャットメッセージを実行しているユーザーの数
通話 (1日あたりのユーザー数) 1日あたりの通話を行っているユーザーの数
ミーティング (1日あたりのユーザー数) 1日に会議を行うユーザーの数
アクティビティタイプに基づくアクティビティカウント
チームチャットメッセージ (1日あたりのアクティビティ数) すべてのユーザーが1日に行ったチームチャットメッセージの総数
プライベートチャットメッセージ (1日あたりのアクティビティ数) すべてのユーザーが1日に行ったプライベートチャットメッセージの総数
通話 (1日あたりのアクティビティ数) すべてのユーザーが1日に行った通話の総数
ミーティング (1日あたりのアクティビティ数) すべてのユーザーが1日に行った会議の総数
Teams Usage Statisticsは、パフォーマンスポーリング配下で設定の変更が可能です。
ポーリング間隔を変更するには、[設定]→[パフォーマンスポーリング]→[監視タイプ]で「Microsoft Teams」を選択→[メトリクス名]に「Teams Usage Statistics」 を選択し、デフォルトのポーリング間隔を変更します。(デフォルトおよび推奨の時間間隔は 12 時間です)。
これらはMicrosoft Graph APIレポート(アーカイブ)データです。

Powershellに関するトラブルシューティングはこちら(本社ナレッジベース)をご参照ください。

ビルド16310のExchangeオンラインにおけるグラフAPIに関するトラブルシューティングは こちら(本社ナレッジベース)をご参照ください。