APMインサイトのしくみ
APMインサイトでは、リモート監視エージェントを、お客さまのアプリケーション サーバーにデプロイします。エージェントは、データ収集、取得、送信のタスクを実行します。
APMインサイトの設定には、まずAPMインサイト エージェントをダウンロードし、アプリケーション サーバーにデプロイしてください。デプロイが済むと、アプリケーション サーバー内のエージェントは、バイト コードの組み込みによってアプリケーション パフォーマンスのメトリックを収集し、一定間隔でApplications Managerサーバーに送信します。
このページでは、JavaとC#(.NET)の場合を解説します。他の言語やエージェントについては、適宜、該当ページを参照ください。APMインサイトでは、次のアプリケーション メトリックを監視できます。
- Apdexスコア
- 応答時間
- スループット
APMインサイト サーバーは、メトリック データをエージェントから受信し、これを基準としてアプリケーションのパフォーマンスを、測定・グラフ化します。この情報は、APMインサイト ダッシュボードへと、収集・表示されます。
APMインサイトをインストールするには
エージェントをダウンロード、インストールして、設定を行ってください。
その後、アプリケーションを起動すると、APMインサイト監視が自動的にApplications Managerに追加されます。
エージェントの自動アップグレード
サポート対象のバージョン:.NETバージョン2.0とJavaバージョン 1.9以上
エージェントの自動アップグレードを有効にすると、新バージョンが存在する場合は、Applications Managerは自動的に新規エージェントzip/msiファイルをダウンロードするようになります。デフォルトでは、自動アップグレードは無効になっています。有効にするには、エージェント設定のカスタマイズ アイコンをクリックし、エージェントの自動アップグレードをチェックしてください。apminsight.confファイルのautoupgrade.enabledプロパティをtrueにしても、同じ結果が得られます。
エージェントの手動アップグレード
デフォルトでは、自動アップグレードは無効となっています。すなわち、apminsight.confファイルのautoupgrade.enabledプロパティはfalseです。以下、エージェントの手動アップグレードを説明します。
- APMインサイト詳細ページでは、次のようなメッセージが表示されることがあります。「このインスタンスには、エージェントのバージョン2.2がインストールされています。ただちに、最新のバージョン2.3にアップデートしてください」。
- 今すぐアップデートをクリックすると、エージェント更新を始めるか確認ダイアログが表示されます。.NETエージェントの場合、更新のスケジュール設定が可能です。エージェント更新ウィンドウがポップアップするので、アップデート スケジュールを設定します。その間、IISのりセットが発生します。
- はい、続行しますボタンで、エージェント更新が始まります。メッセージは、「エージェント更新がまもなく始まります」に変わります。
- 数分後、ページの再読み込みや他のタブへの移動のタイミングで、メッセージが再び変わります。
- エージェントのダウンロードに成功すると、エージェント種別ごとのメッセージが表示されます。Javaエージェントの場合、メッセージは「エージェントをダウンロードしました。お客さまアプリケーショのを再起動してください」です。.NETエージェントの場合は、「エージェントをダウンロードしました。指定時間に更新を実行します」と表示されます。
- アップデート中にエラーが発生した場合は、メッセージは、「エージェントのアップデート中に問題が発生しました。詳細表示」となります。詳細詳細にはリンクが設定されており、クリックすると、エラー メッセージが表示されますので、リトライか無視を選んでください