MS SQL DBサーバー監視
概要
Applications ManagerのSQLサーバー監視では、データベース管理者が運用環境のDBについて、パフォーマンスと可用性を監視できます。このエージェント レス監視機能には、標準パフォーマンス メトリックが実装されており、SQL Serverの効率運用を可能としております。
新規MS SQLデータベース監視を作成するには
サポート対象のバージョン:MS SQL 2000、2005、2008、2008 R2、2012、2014、2016、2017、2019
新規監視作成の要件:当社製品要件の該当機能の解説をご確認ください。
MS SQLデータベース サーバー監視を作成するには、次の手順に従ってください。
- 新規の監視のリンクをクリックします。
- MS SQL DBサーバーを選択してください。
- ホストのIPアドレスか名前を入力してください。
- ネットワークのサブネット マスクを入力してください。
- MS SQLを実行しているポート番号を入力してください。
- ポーリング間隔を指定してください(分)。
- Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。
- MS SQLデータベースへのアクセス権限を付与するユーザーについて、ユーザー名とパスワードを指定します。MS SQL Serverからのデータ収集に指定するユーザー名には、システム管理者の役割を付与するか、ユーザーがマスター データベースのオーナーである必要があります。そのほか、Windows認証の利用も可能です(ユーザー名をdomainnameusernameなど指定)。
- MS SQL Serverの監視にKerberos認証を用いる場合は、Kerberos認証の有効化チェック ボックスを選択します。
- 名前付きインスタンスで接続するには、名前付きインスタンスを利用して接続チェック ボックスを選び、インスタンス名を指定してください。
- MS SQLデータベース サーバー監視を関連付ける監視グループを、コンボボックスで選びます(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
- 監視の追加をクリックすると、ネットワークからMS SQLデータベース サーバーを検出し、監視を始めます。
メモ:Applications ManagerではSQL Serverのパフォーマンスについて、ジョブ、バックアップ、レプリケーションなど、各種メトリックのデータ収集を有効・無効にできます。有効の場合、メトリックのポーリング間隔もカスタマイズ可能です。
監視対象のパラメーター
監視タブをクリックし、監視カテゴリ ビューへ移動してください。データベース テーブルの下で、 MS SQLをクリックしてください。MS SQL一括設定ビューが3つのタブに分類・表示されます。
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
- パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
- リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
監視名をクリックすると、MS SQLデータベースのメトリックが、次のタブにわかれて表示されます。
概要
パラメーター | 説明 |
---|---|
名前 | MS SQLサーバー監視の名前です。 |
ステータス | MS SQL Serverのステータスを表します(クリア、警告、重大)。 |
タイプ | 監視対象のタイプを表示します。 |
バージョン | データベース サーバーのバージョンです。 |
ODBCドライバー バージョン | 利用するODBCドライバーのバージョンを指します。 |
インスタンス名 | SQLインスタンスの名前です。 |
ポート | データベース サーバーを実行しているポート番号を表します。 |
ホスト名 | データベース サーバーを実行しているホストを表します。 |
ホストOS | データベース サーバーを実行しているホストのOSです。 |
最新アラート | データベース サーバーで発生した最新アラートを指します。 |
最新ポーリング時刻 | 最新のポーリングを実行時刻を表します。 |
次回ポーリング時刻 | 次回のポーリングをスケジュール時刻を表します。 |
可用性 | 現在のサーバー ステータスが、利用可能か不能かを示します。 |
バッファー キャッシュ ヒット率 | ディスクからの読み込み不要で、バッファー キャッシュで見つかったページの割合を指します(%)。バッファー キャッシュ ヒット率が高い場合、SQL Serverはメモリへの効率的なデータ保存を行っており、ディスク読み込みも少なく、メモリのボトルネックは存在しません。バッファー キャッシュ ヒット率が90%以上であれば、サーバーのパフォーマンスは良好です。 |
プラン キャッシュ ヒット率 | プラン キャッシュの利用量を示すメトリックです。値が高い場合、SQL Serverはクエリごとにプラン作成をせず、効果的・効率的に機能しているとわかります。値が低いと、何らかの理由で必要以上の負荷が発生していることを示しています。 |
メモリ利用率 | |
総メモリ | サーバーが消費している動的メモリの総量を表します。 |
SQLキャッシュ メモリ | サーバーが消費している動的メモリの総量です。 |
ロック メモリ | サーバーがロックに利用している動的メモリの総量を指します。 |
オプティマイザ― メモリ | サーバーがクエリの最適化に利用している動的メモリの総量を指します。 |
接続メモリ | サーバーが接続の維持に利用している動的メモリの総量を指します。 |
付与されたワーク スペース メモリ | プロセス実行に付与されたメモリの総量を表します。このメモリは、インデックスのハッシュ化、ソート、作成に利用されます。 |
メモリ付与待期 | ワーク スペース メモリの付与を待期しているプロセスの数を示します。 |
メモリ付与成功 | ワーク スペース メモリ付与に成功したプロセスの数を示します。 |
バッファー マネージャー統計 | |
バッファー ヒット率 | ディスクからの読み込み不要でバッファー プールで見つかったページの割合を指します(%)。 |
ページ参照数/分 | バッファー プールでページを探す要求ペースを指します。 |
ページ読み込み数/分 | 物理データベース ページ書き込みの発行ペースを指します。 |
ページ書き込み数/分 | 物理データベース ページ書き込みの発行ペースを指します。 |
総ページ | バッファー プールにあるページ数を指します(データベース ページ、空きページ、盗用ページを含む[database、free、stolen])。 |
データベース ページ | バッファー プールにある、データベース コンテンツを含んだページの数を表します。 |
空きページ | 空きリストにあるページの総数です。 |
ページ寿命(Page Life Expectancy) | ページが参照されることなく、バッファー プールの中にとどまっていられる時間を表します(秒)。 |
アクセス メソッド詳細 | |
フル スキャン数/分 | 範囲無制限で行う、フル スキャンの実行ペースを表します。ベース テーブル スキャンか、フル インデックス スキャンか、どちらかです。 |
範囲スキャン数/分 | インデックスで対象を選定して行う、範囲スキャンの実行ペースを表します。 |
プローブ スキャン数/分 | プローブ スキャンの実行ペースを表します。1回のプローブ スキャンで、インデックス テーブルかベース テーブル内を直接参照して行を探します。 |
作業ファイル作成数/分 | 作業ファイルの作成ペースを示します。ファイルは、ハッシュ結合やハッシュ集計の結果を一時保存する場合などに利用できます。 |
作業テーブル作成数/分 | 作業テーブルの作成ペースを示します。テーブルは、クエリ スプール、LOB変数、XML変数、カーソルの結果を、一時保存する場合などに利用できます。 |
空きスペース スキャン数/分 | レコードフラグメントを挿入・変更するため、アロケーション ユニットに割り当て済みのページで、空きスペース検索を開始するペースを指しています。 |
レイジーな書き込み数/分 | バッファー マネージャーのレイジー ライターによる、バッファー書き込みの実行ペースを表示します。 |
スキャン ポイント再検証数/分 | スキャン続行のため必要となった、スキャン ポイント再検証の発生ペースを表します。 |
インデックス検索数/分 | インデックス検索の発生ペースを表します。範囲スキャンの開始、インデクスレコードの取得、インデックス内での再配置に利用されます。 |
キャッシュ詳細 | |
プラン キャッシュ ヒット率 | プラン キャッシュの利用量を示すメトリックです。値が高い場合、SQL Serverはクエリごとにプラン作成をせず、効果的・効率的に機能しているとわかります。値が低いと、何らかの理由で必要以上の負荷が発生していることを示しています。 |
総ログ キャッシュ ヒット率 | ログ キャッシュで対応できたログ キャッシュ読み込みの総比率を表示します(%)。 |
キャッシュ利用数/分 | タイプごとのキャッシュ オブジェクト利用ペースを表示します。 |
キャッシュ数 | キャッシュにあるオブジェクトの数を表示します。 |
キャッシュ ページ | キャッシュ オブジェクトが利用している8Kページの数を表示します。 |
ロック詳細 | |
ロック要求(分) | ロック マネージャーが、新規ロックとロック変換(conversion)の要求に費やした、期間ごとの時間の累積を指します(分)。 |
ロック待期(分) | 期間ごとの、ロックの総待機時間を指します(分)。 |
ロック タイムアウト(分) | タイムタウトしたロック要求に費やした、期間ごとの時間の累積を指します(分)。NOWAITロック用の内部要求もカウントします。 |
デッドロック(分) | デッドロックにいたったロック要求に費やした、期間ごとの時間の累積を指します(分)。 |
平均ロック待機時間(分) | 待機状態にいたったロック要求の、平均待機時間を指します(分)。 |
ラッチ詳細 | |
ラッチ待期(分) | ラッチ要求のうち、ただちには付与されず、付与を待機していたものが費やした、期間内の待機時間の累計を表します(分)。 |
平均ラッチ待機時間 | ラッチ要求の平均待機時間です。 |
パフォーマンス
パラメーター | 説明 |
---|---|
トップ クエリ:CPU | |
平均CPU時間 | クエリ実行にかかった平均CPU時間を表します。 |
総CPU時間 | プランのコンパイル以来、クエリの実行にかかったCPU時間の累計を指します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
トップ クエリ:I/0 | |
平均論理I/O | クエリ実行で行われる論理読み込み・書き込みの平均件数を指します。 |
総I/O | プランのコンパイル以来発生した、クエリ実行による論理読み込み・書き込みの累計件数を指します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します(アドホックなバッチ、準備したバッチの場合は空欄)。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
トップ クエリ:CLR(トップ10クエリ:共通言語ランタイム時間順) | |
平均CLR | Microsoft .NET Frameworkの共通言語ランタイム(CLR)内で、クエリ実行に費やす平均時間を指します。 |
総CLR | プランのコンパイル以来、Microsoft .NET Frameworkの共通言語ランタイム(CLR)オブジェクト内で、クエリ実行に費やした時間の累計を指します。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
トップ待期:待機中のタスク | |
待期タイプ | 待期タイプの名前を示します。 |
待機中のタスク | 待期タイプごとの待機件数を表示します。 |
待機時間 | 特定タイプで発生する総待期時間を指します(ミリ秒)。 |
平均待機時間 | 特定タイプで発生する平均待期時間を指します(ミリ秒)。 |
シグナル時間 | 待期スレッドにシグナルを送ってから実行開始までの時間差を表します。 |
トップ スロウ実行クエリ | |
平均実行時間 | クエリの実行完了にかかる、平均時間を表します。 |
最長実行時間 | クエリの実行完了にかかる、最大経過時間を表します。 |
最短実行時間 | クエリの実行完了にかかる、最小経過時間を表します。 |
例外数 | プランの最新コンパイル以来、実行されたクエリの数を指します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
最頻実行クエリ | |
実行回数 | プランの最新コンパイル以来、実行されたクエリの数を指します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します(アドホックなバッチ、準備したバッチの場合は空欄)。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
最大ブロック クエリ | |
平均ブロック時間 | クエリ ブロックの平均時間を指します。 |
総ブロック時間 | クエリ ブロックの累計時間を表します。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
トップ クエリ:プラン最小再利用(プランをSQL Serverにキャッシュしていないトップ10クエリ。クエリ プランのキャッシュを利用すると、SQL Serverのクエリ実行が高速になります) | |
プラン利用率 | キャッシュ オブジェクトが開始以来、利用された回数を指します。 |
キャッシュ オブジェクト タイプ | キャッシュにあるオブジェクトのタイプです。値には、コンパイル済みプラン、コンパイル済みプランスタブ、解析ツリー、拡張プロセス、CLRコンパイル済み関数、CLRコンパイル済みプロセスがあります(Compiled Plan、Compiled Plan Stub、Parse Tree、Extended Proc、CLR Compiled Func、CLR Compiled Proc)。 |
クエリ | SQLクエリのテキストです。 |
DB名 | クエリ実行対象のデータベースを指します(アドホックなバッチ、準備したバッチの場合は空欄)。 |
最新実行時刻 | クエリ実行を最後に開始した時刻を表します。 |
平均実行時間 | それぞれのクエリの実行にかかる時間の平均を指します。 |
欠落インデックスのコスト(SQL Serverにあるトップ10欠落インデックスの情報を表示します。インデックスによりクエリのパフォーマンスへの影響力は違います。このテーブルでは、コストが最大の欠落インデックスをサーバー上の全データベースから確認でき、最大の悪影響を及ぼしている欠落インデックスを探し出すのに役立ちます) | |
総コスト | 推奨インデックスなしで実行されるクエリのコスト全般を指します。SQL Serverのクエリ オプティマイザーが計算を行うときの単位であり、秒やCPU時間などの一般的な単位とは無関係です。総コスト値が大きいほど、推奨インデックスの作成で、リソース消費の削減が進みます。カラムを指定してインデックスを実装するにあたり、前もってクエリ実行プランの確認をお願いします。また、インデックスがあると、テーブルでの挿入/更新/削除に負荷が必ず上昇し、その影響は測定不能であることもご注意ください。 |
平均ユーザー影響度(avg_user_impact) | 欠落インデックスを実装していた場合の、ユーザー クエリへの平均メリット値を表します(%)。欠落インデックス グループがあれば、どれだけクエリのコストが下がったはずかのメトリックです。 |
テーブル名 | インデックス欠落のあるテーブルの名前です。データベース名、スキーマ名も表示されます。 |
等式の利用例(Equality Usage) | インデックスが欠落している列の名前を表示します。列名は等号述部で利用されます。 例:table.column = constant_value |
不等式の利用例(Inequality Usage) | インデックスが欠落している列の名前を表示します。列名は不等号述部で利用されます。等号以外のあらゆる比較演算子が対象です。 例:table.column > constant_value. |
包括列(Include Columns) | インデックスが欠落している列の名前を表示します。列名はカンマ区切りのリストであり、クエリ先カラムをカバーするのに必要です。 |
トップ コンポーネント:メモリ利用率(メモリ クラークの情報を表示します。メモリ クラークはリソースやメモリを、必要に応じて、SQLメモリ オブジェクトに割り当てます) | |
コンポーネント タイプ | メモリ クラークのタイプです。 |
単一ページ(KB) | バッファー プールから直接割り当てのあった単一ページ メモリの総量を指します。コンポーネントが消費したメモリです。 |
複数ページ(KB) | バッファー プール外部から割り当てられた複数ページ メモリの総量を指します。 |
予約済み済み仮想メモリ(KB) | クラークを利用しているコンポーネントが直接予約した仮想メモリの総量を指します。 |
コミット済み仮想メモリ(KB) | メモリ クラークがコミットした仮想メモリの総量です。この値は常に予約済みメモリより少なくなります。 |
割り当て済みAWEメモリ(KB) | メモリ クラークがAWEで割り当てたメモリの総量です(Adresss Windowing Extensions)。 |
割り当て済み共有メモリ(KB) | メモリ クラークが、共有メモリとファイル マッピング向けに予約した共有メモリの総量を表します。 |
コミット済み共有メモリ(KB) | メモリ クラークがコミットした共有メモリの総量です。 |
データベース
データベース管理アクション
Applications Managerではデータベースで次のアクションを実行できます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
オンラインにする | オフライン データベースをオンラインにします。 |
オフラインにする | オンライン データベースをオフラインにします。データベースで接続が開いていれば、接続が閉じるのを待ってからデータベースをオフラインにします。 |
待機時間なしでオフラインにする | 接続が開いているかを調べ、すべての接続が閉じている場合のみ、オンライン データベースをオフラインにします。確立済みの接続が閉じるのを待たずにデータベースがオフラインになると、エラーが返ります。 |
オフラインにして即時ロールバックする | データベースをただちにオフラインにして、完了前のトランザクションをすべてロールバックします。 |
オフラインにして所定時間後にロールバックする | 接続が閉じるのを指定期間待機してからデータベースをオフラインにします。完了前のトランザクションが残っていれば、ロールバックします。 |
削除 | 選択したデータベースをサーバーから永久に削除します。 |
データベース接続詳細
パラメーター | 説明 |
---|---|
データベース名 | データベースの名前を表示します。 |
ログイン名 | データベースに接続しているSQLユーザーの名前を表示します。 |
接続数 | データベースで開いている接続の数を表示します。 |
パラメーター | 説明 |
---|---|
データベース詳細 | |
名前 | SQL Serverデータベースの名前です。 |
データ ファイル(MB) | SQL Serverデータベースのデータ ファイル サイズです。 |
利用済み | SQL Serverのデータ ファイルやログ ファイルによる、総利用スペースを指します。 |
空き | SQL Serverのデータ ファイルやログ ファイルに利用できる総空きスペースです。 |
合計 | SQL Serverのデータ ファイルやログ ファイルによる、総割り当てサイズを指します。 |
最大サイズ | SQL Serverデータ ファイルやログ ファイルの上限を表します。 |
ログ ファイル(MB) | SQL Serverデータベースのログ ファイル サイズです。 |
利用済み | SQL Serverのデータ ファイルやログ ファイルによる、総利用スペースを指します。 |
空き | SQL Serverのデータ ファイルやログ ファイルに利用できる総空きスペースです。 |
合計 | SQL Serverのデータ ファイルやログ ファイルによる、総割り当てサイズを指します。 |
最大サイズ | SQL Serverデータ ファイルやログ ファイルの上限を表します。 |
総サイズ(MB) | SQL Serverデータベース全体での総ファイル サイズです。 |
ログ利用率(%) | SQL Serverデータベースのログ利用率を表します(%)。 |
可用性 | SQL Serverにあるデータベースの、現在の可用性を示します。 |
ステータス | SQL Serverにあるデータベースの、現在のステータスを示します。 |
ステータス | SQL Serverデータベースの現在のステータスです。
|
データベース名をクリックすると、詳細情報を確認できます。
パラメーター | 説明 |
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システム テーブル |
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テーブル リレーションシップ |
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ユーザー テーブル |
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ビュー詳細 |
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インデックス詳細 |
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未使用のインデックス |
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断片化詳細 |
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利用されたインデックス |
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メモ:データベースのデータ ファイル更新は、1時間に1回行います。「データ/ログ ファイルの更新」で手動でも実行可能です。
パラメーター | 説明 |
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データベース ディスク利用率 | |
総サイズ | 存在するデータ ファイルすべての総ディスク スペースを表します(MB)。 |
利用率(%) | 利用中のディスク スペースの割合を表します(%)。 |
利用済み(MB) | データ ファイルすべてで利用している総ディスク スペースを指します。(MB) |
空き(%) | 空き・未使用のディスク スペースの割合を表します(%)。 |
空き(MB) | 空き・未使用のディスク スペースです(MB)。 |
拡大率(%) | データ ファイル全体での拡大率を表します(%)。 |
データ ファイル詳細 | |
ファイル名 | データ ファイルの名前です。 |
総サイズ | 存在するデータ ファイルすべての総ディスク スペースを表します(MB)。 |
利用率(%) | 利用中のディスク スペースの割合を表します(%)。 |
利用済み(MB) | データ ファイルすべてで利用している総ディスク スペースを指します。(MB) |
空き(%) | 空き・未使用のディスク スペースの割合を表します(%)。 |
空き(MB) | 空き・未使用のディスク スペース(MB) |
拡大率(%) | データ ファイル全体での拡大率を表します(%)。 |
拡大レート | データ ファイル拡大のレートを示します。 |
最大サイズ | データ ファイル拡大の上限を表します(MB)。 |
ログ ファイル詳細 | |
ファイル名 | ログ ファイルの名前です。 |
総サイズ | 存在するログ ファイルすべての総ディスク スペースを表します(MB)。 |
利用率(%) | 利用中のディスク スペースの割合を表します(%)。 |
利用済み(MB) | ログ ファイルすべてで利用している総ディスク スペースを指します(MB)。 |
空き(%) | 空き・未使用のディスク スペースの割合を表します(%)。 |
空き(MB) | 空き・未使用のディスク スペース(MB) |
拡大率(%) | ログ ファイル全体での肥大率を指します(%)。 |
拡大レート | データ ファイル拡大のレートを示します。 |
最大サイズ | データ ファイル拡大の上限を表します(MB)。 |
トランザクション詳細 | |
トランザクション数/分 | データベースでのトランザクション開始の発生ペースを指します(数/分)。 |
アクティブ トランザクション | 実行中のトランザクションの数です。 |
レプリケーション トランザクション数/分 | レプリケーション トランザクションの発生ペースを指します(数/分)。 |
一括コピー行数/分 | 一括でコピーされた行の数を指します。 |
一括コピースループット/分 | 一括コピーによるデータ量を表します(KB)。 |
バックアップ・復元スループット/分 | データベース バックアップや復元の読み書きスループットを表します(数/分)。 |
ログ キャッシュ読み込み数/分 | ログ マネージャー キャッシュ経由での読み込み実行ペースを指します(数/分)。 |
ログ フラッシュ詳細 | |
ログ フラッシュ数/分 | ログ フラッシュの数です。 |
ログ フラッシュ待期数/分 | ログ フラッシュを待機しているコミットの数です。 |
ログ フラッシュ待機時間 | 総待機時間を表します(ミリ秒)。 |
ログ キャッシュ ヒット率 | ログ キャッシュ ヒット率ファイル サイズ |
VLF詳細 | |
VLF数 | 作成済みのVLFの数を表します(仮想ログ ファイル:Virtual Log File)。トランザクション ログは内部的にはVKRという小さなユニットに分割されています。トランザクション ログのバックアップや関連作業が発生した場合、VLFが多いとパフォーマンス低下の原因となります。 |
ファイルID | sysfilesから物理ログ ファイルの識別子に使います。 |
ファイル サイズ | 仮想ログ ファイル サイズ(バイト)。 |
範囲の先頭オフセット(StartOffset) | 仮想ログ ファイルの開始ポイントを示すオフセット値です(StartOffset)。 |
ファイル シーケンス番号(FSeqNo) | 仮想ログ ファイルのシーケンス番号を指します。 |
ステータス | 仮想ファイルに、トランザクション ログのアクティブ部分があるかを示します。0の場合、仮想ファイルにアクティブ部分はなく、ファイルはログに利用可能です。2の場合、VLFがアクティブとなっています。 |
パリティ | 仮想ログ ファイルのパリティ情報です。 |
作成時ログ シーケンス番号(CreateLSN) | 仮想ログ ファイルが作成されたときのログ シーケンス番号です。 |
データベース プロパティ | |
作成日 | データベースが作成された日を表します。 |
データベース モード | データベースの復元モードで、トランザクションのログのあり方を示します。 |
ページ検証(PAGE_VERIFY) | ディスクI/Oエラーにより発生したI/Oトランザクション未完を、検出・レポートするためのオプション設定です。 |
互換性レベル | データベースがサポートするSQL Serverの最新バージョンを表します。SQL Server 2014では120、2012では110、2008では100です。 |
自動圧縮 | 自動圧縮を行うデータベース ファイルが存在するかを示します。 |
統計の自動作成 | データベースが欠落している最適化統計を自動作成するかを示します。 |
統計の自動更新 | データベースが古くなった最適化統計を自動更新するかを示します。 |
DBCC情報 | |
DBCC CHECKDB | DBCC CHECKDBコマンドの最新実行時刻を表示します。 |
DBCC INDEXDEFRAG | DBCC INDEXDEFRAGコマンドの最新実行時刻を表示します。 |
データベース ミラーリング詳細
Applications ManagerではSQL Serverのミラーリング情報を監視できます。監視属性は、ミラーリングの役割、ステータス、パートナー情報、ミラーリング監視サーバー(witness)、送信キューにある未送信ログ、現在の送信速度、ログ復元にかかる時間などです。
パラメーター | 説明 |
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ミラーリング詳細 |
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プリンシパル ログ |
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ミラー ログ |
|
ミラーリング セッション |
|
ミラーリング パフォーマンス カウンター | プリンシパル データベースの場合
ミラー データベースの場合
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セッション
パラメーター | 説明 |
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接続の統計 | |
接続時間 | Applications ManagerサーバーからMicrosoft SQLデータベース サーバーへの接続にかかる時間を指します。 |
アクティブ接続 | システムに接続しているの数です。 |
ログイン数/分 | ログイン開始の発生ペースを指します(数/分)。 |
ログアウト数/分 | ログアウト開始の発生ペースを指します(数/分)。 |
SQL統計 | |
バッチ求数/分 | サーバーが受信したSQLバッチ要求の数を指します。 |
SQLコンパイル数/分 | SQLコンパイルの数です。 |
SQL再コンパイル数/分 | SQL再コンパイルの数です。 |
自動パラメーター化数/分(AutoParams) | 自動パラメーター化の試みの数を指します。 |
自動パラメーター化失敗数/分(AutoParams) | 自動パラメーター化失敗の数です。 |
ホスト詳細 | |
SQL接続済みホスト | SQL Serverに接続しているホストの名前を表示します。 |
接続数 | それぞれのホストからSQL Serverへの接続の数を表示します。 |
メモリ利用率 | SQL Serverに接続しているホストごとに、メモリ利用率を表示します。 |
CPU時間(ミリ秒) | SQL Serverに接続しているホストごとのCPU時間を表示します(ミリ秒)。 |
I/O | SQL Serverで実行中のプロセスによる、累積ディスク読み書き件数です。 |
データベース接続詳細 | |
データベース名 | データベースの名前を表示します。 |
ログイン名 | データベースに接続しているSQLユーザーの名前を表示します。 |
接続数 | データベースで開いている接続の数を表示します。 |
実行中のセッション、ロック、ブロックは、選択したデータベースごとにリストアップされています。
パラメーター | 説明 |
---|---|
データベース名 | データベースの名前です。 |
エージェント タイプ | エージェントのタイプを、バックアップ、コピー、復元で示します(Backup、Copy、Restore)。 |
ステータス | データベース ログ配布(log shipping)のステータスを、起動中、実行中、エラー、警告で示します(Starting、Running、Success、Error、Warning)。 |
経過時間(分) | ログ配布操作(log shipping)の実行にかかる総時間です。 |
ログ時刻 | 最終ログ ファイル操作(log shipping)の日時を指します。 |
エラー ログ時刻 | 最新エラー ログ配布操(log shipping)の実行時間を指します。 |
エラー メッセージ | ログ配布操作(log shipping)の実行中に受信したエラー メッセージがあれば、それを示します。 |
セッション ロック詳細
パラメーター | 説明 |
---|---|
PID | SQL Serverで実行中のセッションIDを表示します。 |
ステータス | SQL Serverにあるプロセスのステータスを表示します。ステータスには次のものがあります。
|
ユーザー名 | プロセス実行に使うログイン名です。 |
ユーザー名 | プロセス実行に使うログイン名を表します。 |
ホスト | セッション確立元のホスト マシンの名前です。 |
プログラム | SQL Serverに存在し、セッションを確立したアプリケーションを指します。 |
メモリ利用率 | プロセスに割り当てられている、プロシージャ キャッシュのページ数です。 |
CPU時間(ミリ秒) | 累積CPU時間for SQL Serverで実行中のプロセス |
I/O | SQL Serverで実行中のプロセスによる、累積ディスク読み書き件数です。 |
ブロック | 要求をブロックしているセッションのIDです。
|
DB名 | プロセスが利用しているデータベースの名前を表示します。 |
コマンド名 | 実行中のコマンドを表示します。 |
クエリ | 選択したデータベース セッション向けクエリを表示します。 |
強制終了 | 選択したデータベースでセッション強制終了を許可します。 |
待機時間(ミリ秒) | タスクがリソースを待機している時間を指します(ミリ秒)。待機タスクがなければ、待機時間は0です。 |
最新待期タイプ | 最新待期タイプの名前です。 |
待期リソース | 必要とされているリソースの名前です。 |
SQLセッション ロック ブロック詳細
パラメーター | 説明 |
---|---|
保持ID(Holding ID) | ブロックされたセッションのIDを指します。 |
ステータス | SQL Serverにあるプロセスのステータスです。ステータスには次のものがあります。
|
ロック タイプ | ロックのタイプです。 |
保持ユーザー | ロックを保持しているユーザーです。 |
待機ユーザー | ブロックされ、ロックを待機しているユーザーです。 |
DB名 | プロセスが利用しているデータベースの名前です。 |
オブジェクトID | リソースと関連付いたオブジェクトのIDを指します。 |
保持ホスト | ロックを保持しているホスト マシンを指します。 |
待機ホスト | ロックを保持しているブロック済みホストです。 |
ホスト コマンド | ロックを保持しているプロセスが実行中のコマンドを指します。 |
待機コマンド | ロックを待期しているプロセスが、これから実行するコマンドを指します。 |
メモリ利用率 | プロセスに割り当てられている、プロシージャ キャッシュのページ数です。 |
待機時間(ミリ秒) | タスクがリソースを待機している時間を指します(ミリ秒)。待機タスクがなければ、待機時間は0です。 |
最新待期タイプ | 最新待期タイプの名前です。 |
待期リソース | 必要とされているリソースの名前です。 |
ジョブ
Applications Managerでは、これらのジョブやバックアップを一括実行できます。管理するジョブを選択し、オプションを1つプルダウンで決めてください。オプションには、開始、停止、削除、有効化、無効化、管理、非管理、非管理とリセットがあります。
新規ジョブの作成
新規ジョブはApplications Managerコンソールで作成できます。次の手順に従ってください。
- 「ジョブの作成」をクリックします。
- ジョブ名を指定し、オーナーをプルダウンで選択、カテゴリと説明を指定してください。
- ジョブを後ほど実行する場合は、ステータスは「有効」にも「無効」にもできます。
- ステップ名、タイプ、実行形式、ジョブを実行するデータベースを指定し、実行するSQLコマンドを入力してください。複数ステップを追加するには、この手順を繰り返して下さい。後からの編集もできますし、不要と判断すればステップ削除も可能です。
- 成功時のアクションを、「次のステップへ」、「ジョブ レポート終了失敗」、「ジョブ レポート終了の成功」からセットします。
- 再試行(回数)と再試行間隔(分)を設定してください。
- 失敗時のアクションを、「ジョブ レポート終了の成功」、「次のステップへ」、「ジョブ レポート終了失敗」からセットします。
- ジョブをスケジュール設定するには、スケジュールをクリックして、次の情報を指定してください。
- スケジュール ジョブの名前を指定します。
- ジョブを実行する頻度を、毎日、毎週、毎月から選択してください。
- 毎日とする場合、ジョブを1日に何回実行するか選択します。1度のみとする場合、時刻を指定してください(hh:mm)。実行日の選択も必要です。
- 頻度を毎週にする場合は、ジョブを実行する曜日を選び、第n週に繰り返し実行するかを指定します(何週目。複数選択可)。
- 頻度を毎月にする場合は、第n月の第m日を指定するか、または、毎月第n週の第m日ごとに実行するか、選択してください。
- これらジョブの通知を送受信するには、通知をクリックし、メール通知を選択し、ジョブの成功、失敗、完了時にオペレーターに適宜、連絡するよう設定ください。既存オペレーターは指定しない場合、「新規オペレーター」を選び、名前とメール アドレスを指定して、新しい連絡先を作成してください。
- 通知とあわせ、ジョブ成功・失敗・完了時に、ジョブ情報をWindowsイベント ログ ファイルに書き込む設定もできます。
ジョブ タブでは、SQL Serverで実行中のジョブ履歴について、パフォーマンス メトリックを表示します。ジョブ履歴テーブルでSQLジョブを選んでクリックすると、ジョブ履歴が表示されます。ジョブ履歴はステップごとに、ポップアップ画面に表示します。
メモ:Applications ManagerSQL Serverのパフォーマンスについて、ジョブ、バックアップ、レプリケーションなど、各種メトリックのデータ収集を、有効・無効にできます。有効の場合、メトリックのポーリング間隔もカスタマイズ可能です。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ジョブ名 | SQLジョブの名前です。 |
現在の実行ステータス | ステップごとのジョブ実行のステータスです。 |
最新実行ステータス | ジョブの最新実行ステータスを示します。 |
実行日時 | ジョブ実行のスケジュール日時を示します。 |
ジョブ時間(秒) | ジョブの最新実行にかかった時間を示します。 |
再試行 | スケジュール ジョブの実行を試みた回数を示します。 |
バックアップ/復元詳細
バックアップ詳細
パラメーター | 説明 |
---|---|
DB名 | バックアップ操作にかかわったデータベースの名前を表示します。 |
開始 | バックアップ操作開始の日時を表示します。 |
終了 | バックアップ操作終了の日時を表示します。 |
期限 | バックアップ操作が期限切れとなる日時を表示します。 |
ダメージ | 値が1の場合、バックアップ作成中にデータベース損傷を検知したことを示しています。ただし、バックアップ作業はエラーにかかわらず、続行しています。 |
サイズ | バックアップ セットのサイズを表示します(バイト)。 |
物理名 | バックアップ装置の物理名を表示します。 |
バックアップ経過時間(時間) | バックアップ完了以来経過した時間を表示します。 |
メモ:Applications ManagerSQL Serverのパフォーマンスについて、ジョブ、バックアップ、レプリケーションなど、各種メトリックのデータ収集を、有効・無効にできます。有効の場合、メトリックのポーリング間隔もカスタマイズ可能です。
復元詳細
パラメーター | 説明 |
---|---|
DB名 | 復元作業を実行している宛先データベースの名前を表示します。 |
復元者 | データベースで復元作業を行ったユーザーの名前を表示します。 |
復元タイプ(Restore Type) | 実行した復元操作のタイプを、データベース、ファイル、ファイル グループ、ログ、確認のみ(Verifyonly)、差分(Differential)、元に戻す(Revert)から表示します。 |
開始時刻 | 復元操作の日時を表示します。 |
復元元 | 作成したバックアップ ファイルの物理名を表示します。 |
復元先 | バックアップの復元先ファイルの名前を表示します。 |
レプリケーション(レプリケーション)
ログ配布ステータス(log shipping status)
パラメーター | 説明 |
---|---|
データベース名 | データベースの名前を表示します。 |
エージェント タイプ | エージェントのタイプを表示します。バックアップ、コピー、復元(Restore)があります。 |
ステータス | データベース ログ配布(log shipping)のステータスを表示します。起動中、実行中、成功、エラー、警告があります(Starting、Running、Success、Error、Warning)。 |
経過時間(分) | ログ配布操作にかかった総時間を表示します。 |
ログ時刻 | 最終ログ ファイル操作の日時を表示します。 |
エラー ログ時刻 | 最新エラー ログ配布操作の実行時間を表示します。 |
エラー メッセージ | ログ配布操作の実行中にエラーが発生すれば、メッセージを表示します。 |
レプリケーション ステータス
パブリケーション
このテーブルでは、SQL監視に存在するパブリケーションすべてのステータス情報を表示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
ステータス | パブリケーションそれぞれのステータスです。 |
パブリケーション | パブリケーションの名前です。 |
タイプ | パブリケーションのタイプを表します。 |
サブスクリプション数 | パブリケーションと関連付いた対応するサブスクリプションの数を指します。 |
同期中 | パブリケーション向けに実行中のディストリビューション エージェントの数を指します。 |
現在の平均パフォーマンス | 遅延を基準にしたときの、現在の平均レプリケーション パフォーマンスを表します。 |
現在の最低パフォーマンス(worst) | 遅延を基準にしたときの、現在の最低レプリケーション パフォーマンスを表します。 |
サブスクリプション
Applications Managerは、監視に存在するサブスクリプションの情報を提示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
実行ステータス | サブスクリプションごとのステータスです。 |
サブスクリプション | サブスクリプションの名前です。 |
パブリケーション | 対応するサブスクリプションを実行している、パブリケーションの名前です。 |
パフォーマンス | サブスクリプションのパフォーマンスです。 |
遅延 | 遅延値 |
期限切れステータス | サブスクリプションの期限切れステータスを、次のものから示します。
|
レプリケーション エージェント
レプリケーション エージェント タブでは、リソースで実行中のリプリケーション エージェントの情報を表示します。
パラメーター | 説明 |
---|---|
エージェント名 | レプリケーションに関与するエージェントの名前です。 |
エージェント タイプ | エージェントのタイプです。 |
現在のステータス | エージェントの現在のステータスです。 |
[Database].[Publication] | パブリッシャーの名前です。 |
最新起動時刻 | エージェントの最新起動時刻です。 |
経過時間(HH:mm:ss) | エージェント セッションの経過時間です。 |
配信レート | エージェントのコマンド配信レートを指します。 |
遅延 | トランザクションがパブリッシャーに割り当てられてから、ディストリビューターに配信されるまでの経過時間を指します(ミリ秒)。 |
トランザクション数(#Trans) | ディストリビューターに配信されたトランザクションの数を表します。 |
コマンド数(#Cmds) | ディストリビューターに配信されたコマンドの数を表します。 |
平均コマンド数 | セッションで、ディストリビューターに配信済みのトランザクションごとに、平均コマンド数を示します。 |
レプリケーション エージェント履歴テーブル
SQL Serverで実行中の各種エージェントの履歴について、パフォーマンス メトリックを表示します。レプリケーション エージェントの履歴を確認するには、エージェント詳細テーブルからエージェントを選んでクリックしてください。ステップごとのエージェント実行履歴が、ポップアップ画面に表示されます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
現在のステータス | エージェントの現在のステータスです。 |
最新起動時刻 | エージェントの最新起動時刻です。 |
経過時間(HH:mm:ss) | エージェント セッションの経過時間です。 |
最新アクション | エージェントの最新アクション メッセージを表示します。 |
ユーザー
SQLユーザー詳細
ManageEngine Applications Managerユーザー詳細のセクションでは、SQL Serverのアクティブ ユーザーをリストアップしています。ユーザー名、ステータス、ログイン タイプ、作成日にくわえ、ユーザー編集オプションも表示されます。データベース管理者は容易に、ユーザー リストの一括編集も可能です。一括編集では、ユーザーの有効化・無効化・削除ができます。
新しく作成したユーザー アカウントをSQL Serverにマップする際、SQL Serverへのログインは不要です。サーバーやDBロールをユーザーに割り当てて制限を施し、ミッションクリティカルなデータに認可なしにアクセスされるリスクを削減できます。さらに、Applications Managerでは、SQL Serverでユーザーごとのパスワード ポリシーを設定可能です。パスワードの期限を設定すれば、旧パスワードの悪用リスクも減少します。ログイン時のパスワード変更も有効にでき、セキュリティ向上に大いに役立ちます。
ユーザー名とパスワードを指定したのち、ユーザー アカウントを作成してください。ユーザー設定に戻ると、役割変更や、ユーザーのデータベースへの割り当て変更が、いつでも可能です。
SQL Serverの役割割り当て
データベース管理者はApplications Managerで、SQLサーバーの役割をユーザー アカウントに割り当てられます。現在サポートしているサーバーの役割を、一部、紹介します。
- sysadmin
- securityadmin
- serveradmin
- setupadmin
- processadmin
- diskadmin
- dbcreator
- bulkadmin
SQLサーバーの役割を適宜、ユーザーに選択したのち、「作成」をクリックすると、ユーザー アカウント作成と同時に、サーバーの役割が割り当てられます。
データベースへのユーザーのマッピング:
Applications Managerでは監視しているデータベースすべてをリストアップしています。ユーザーを、特定データベースに割り当てることも、データベースの役割に応じて割り当てることも可能です。現在、サポートしているデータベースの役割は、以下の通りです、
- public
- db_owner
- db_accessadmin
- db_securityadmin
- db_ddladmin
- db_backupoperator
- db_datareader
- db_datawriter
- db_denydatareader
- db_denydatawriter
ユーザーのマッピングは、データベースの選択とDBの役割確認だけで行えます。実行後、「作成」をクリックしてください、
メモ:msdbデータベースには特殊用途の役割が存在します。これらについての詳細情報は、Microsoftのmsdb解説で確認ください。
設定
SQL Serverリソースの管理と最適化は、Applications Managerから設定のオプションで行えます。リソースの最適化により、SQL Serverの挙動やパフォーマンスが顕著に改善することがあります。
Applications Managerは、利用できる設定項目、設定範囲(最小・最大値)、設定値をリストアップしています。
パラメーター | 説明 |
---|---|
設定詳細 | |
名前 | 設定オプションの名前です。 |
最小 | 設定値の最小範囲です。 |
最大 | 設定値の最大範囲です。 |
設定値 | 現在サーバーに設定されている値を確認できます。項目によっては、設定値を有効にするのに、SQLインスタンスの再起動が必要となります。 |
利用中の値 | サーバーで利用中の値です。 |
詳細オプションは、「詳細オプションの表示」を1にセットしている場合のみ、利用できます。変更は2通りの方法で可能です。
- 「詳細オプションの有効化」をクリックする。または、
- 詳細オプションの表示の値を1に変更する。
設定項目によっては、SQLインスタンスの再起動後にはじめて有効となるものもあります。動的更新が可能な項目でも、条件として、パラメーターの設定値と利用中の値が、合致していなくてはなりません。SQL Serverを再起動する場合、設定値のみが再起動前に変更後に切り替わります。新規値が設定値と利用中の値の双方に反映されるには、サーバーの再起動が必要です。
たとえば、最小サーバー メモリと最大サーバー メモリは、データベース エンジンで動的に更新されるため、サーバー再起動なしで変更となります。
メモ:SQL Server設定は、管理者とオペレータだけが実行できます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
アクセス チェック キャッシュのバケット数* | アクセス チェック キャッシュのバケット数では、アクセス チェック結果キャッシュ(access check result cache)で利用するハッシュ バケットの数を制御できます。デフォルトの値は0で、SQL Serverがこのオプションを制御していることを示します。 |
アクセス チェック キャッシュのクオータ* | アクセス チェック キャッシュのクオータ では、アクセス チェック結果キャッシュ(access check result cache)で利用するエントリの数を制御できます。デフォルトの値は0で、SQL Serverがこのオプションを制御していることを示します。 |
アドホックな分散クエリ* | デフォルトでは、SQL Serverはアドホックな分散クエリを許可しません。このオプションを1にセットすると、アドホックなアクセスが許可されます。未指定か0の場合は、SQL Serverはアドホックなアクセスを許可しません。 |
アフィニティI/Oマスク(affinity I/O mask)* | アフィニティI/Oマスクの値を示します。SQL ServerのディスクI/O操作処理に、CPUをいくつ利用できるか指定する項目です。アフィニティI/Oマスクの値には、次のものがあります。
|
アフィニティ マスク(affinity mask)* | アフィニティ マスクでは動的にCPUアフィニティを制御します。アフィニティ マスクの値には、次のものがあります。
|
64ビット版のアフィニティI/Oマスク(affinity64 I/O mask)* | 64ビット版のアフィニティI/Oマスク(affinity64 I/O mask)は、SQL ServerディスクI/Oを、CPUの特定サブセットにバインドします。このオプションは64ビット版のSQL Serverでのみ表示されます。 |
64ビット版のアフィニティ マスク(affinity64 mask)* | 64ビット版のアフィニティ マスク(affinity64 mask)は、プロセッサーを特定スレッドにバインドします。このオプションは64ビット版のSQL Serverでのみ表示されます。 |
エージェントXP* | エージェントXPでは、SQL Serverエージェント拡張ストアド プロシージャをサーバーで有効にできます。値は次のものがあります。
|
更新の許可(allow updates) | この項目は、sp_configureストアド プロシージャに存在しますが、機能をSQL Serverから利用することはできません。 |
AWE有効(awe enabled)* | AWE API(Address Windowing Extensions)で、仮想メモリの上限を超えて物理メモリ量まで利用できます。 |
バックアップ圧縮デフォルト(backup compression default) | ユーザーが、WITH COMPRESSIONかWITH NO_COMPRESSIONかを指定しない場合、BACKUPステートメント(Tracsact-SQL)で、バックアップ圧縮設定を選択します。SQL Server 2008 Enterprise以上でのみ利用可能です。デフォルトではバックアップ圧縮は0にセットされています。 |
プロセス ブロックしきい値(秒)[blocked process threshold (s)]* | プロセス ブロックしきい値では、プロセス ブロックを報告する際のしきい値を設定できます(秒)。しきい値は0から86,400まで指定できます。 |
C2監査モード(c2 audit mode)* | こちらを選択すると、ステートメントやオブジェクトへのアクセスを、成功・失敗とも記録するようになります。 |
CLR有効(clr enabled) | ユーザー アセンブリの実行をSQL Serverで許可するか指定します。値は、次の指定が可能です。
|
並列処理のコストしきい値(cost threshold for parallelism)* | 並列処理のコストしきい値では、SQL Serverがクエリの並列プランを作成する際のしきい値を指定できます。値は、0から32,767まで指定できます。 |
複数データベースの組み合わせ所有権(cross db ownership chaining) | 複数データベースの組み合わせ所有権では、SQL Serverインスタンスで複数データベースの組み合わせ所有権を設定できます。値は次のものがあります。
|
カーソルしきい値(cursor threshold)* | カーソルしきい値は、カーソル キーセットの非同期生成が行われるカーソル セットに、いくつ行があるかを指定します。値は次のものがあります。
|
データベース メールXP* | データベース メールXPでは、サーバーでデータベース メールを有効にします。値は次のものがあります。
|
デフォルト フル テキスト言語* | デフォルト フル テキスト言語では、フル テキスト インデックス化カラムのデフォルト言語を設定します。デフォルトのでは、サーバーの言語に設定されており、LCIDの値を必要とします(Language Code IDentifier)。 |
デフォルト言語 | デフォルト言語では、新規作成ログインすべてでデフォルト言語を指定します。 |
デフォルト トレース有効(default trace enabled)* | デフォルト トレース有効では、デフォルトのトレース ログ ファイルの有効・無効を示します。 |
トリガー結果許否(disallow results from triggers)* | では、トリガーに対して結果セットが戻るか、制御します。
|
ファイル ストリームのアクセス レベル(filestream access level) | ファイル ストリームのアクセス レベルでは、SQL Serverインスタンスへのファイル ストリームのアクセス レベルを変更できます。値は次のものがあります。
|
フィル ファクター(%)[fill factor (%)]* | フィル ファクターでは、既存データを利用し新規インデックスを作る際、Microsoft SQL Serverがページそれぞれをどこまで埋めるか、指定できます。 |
ftクロール帯域(最大)* | ftクロール帯域では、大きなメモリ バッファーのプールをどこまで拡大させるか、指定します。最大パラメーターでは、フル テキスト メモリ マネージャーが大きなバッファー プールで維持できる、最多バッファーの数が決まります。最大値に0を指定すると、バッファー数に上限は設定されません。 |
ftクロール帯域(最小)* | ftクロール帯域では、大きなメモリ バッファーのプールをどこまで拡大させるか、指定します。最小パラメーター大きなメモリ バッファーで維持しなくてはならない、最小バッファー数が決まります。Microsoft SQL Serverメモリ マネージャーからの要求で、追加バッファー プールがすべて開放されたときも、この最小バッファーは維持されます。ただし、最小値を0にすると、メモリ バッファーがすべて開放されます。 |
ft通知帯域(最大)* | ft通知帯域 では、小さなメモリ バッファーのプールをどこまで拡張できるかが決まります。最大パラメーターでは、フル テキスト メモリ マネージャーが小さなバッファー プールで維持できる、最多のバッファー数が決まります。最大値に0を指定すると、バッファー数に上限は設定されません。 |
ステータスが疑わしいトランザクションの解決(in-doubt xact resolution)* | ステータスが疑わしいトランザクションの解決(in-doubt xact resolution)では、Microsof分散トランザクション コーディネーター(MS DTC) が解決できないトランザクションの出力を、デフォルトでどう扱うか、制御します。トランザクション解決不能の原因は、MS DTCのダウンや復元時のトランザクション出力が未知の場合が考えられます。この項目の値は、次のものがあります。
|
インデックス作成メモリ(KB)[index create memory (KB)]* | インデックス作成メモリでは、インデックス作成時の最初の最大割り当てメモリを制御します。のちほど追加メモリが必要となり、メモリが利用可能であれば、サーバーはそれを利用して上限設定を超えます。利用できる追加メモリがない場合は、インデックス作成は、割り当て済みメモリで続行されます。デフォルトの値は0です(自己設定)。 |
簡易プーリング(lightweight pooling)* | 簡易プーリングは、対称型マルチプロセッシング環境(SME:Symmetric Multiprocessing Environment)で過剰なコンテキスト スイッチによるシステム オーバーヘッドを減らす手段です。1を指定すると、SQL Serverはファイバーモードでのスケジューリングに切り替わります。デフォルトの値は0です。 |
ロック* | ロックは、利用できる最多ロック数をセットし、メモリ利用を制限します。デフォルト値は0で、データベース エンジンは、システムでの需要が変動するたび、ロック構造を動的に割り当て・割り当て解除します。ロックをそれ以外にセットすると、ロック値の40%に達するたびに、ロックのエスカレーションが発生します。 |
並列処理の最大限度(max degree of parallelism:MAXFOP)* | 並列処理の最大限度では、並列プラン実行中のプロセッサー数を制限できます。指定値には次のものがあります。
|
最大フル テキスト クロールレンジ* | 最大フル テキスト クロールレンジは、CPU利用率の最適化に使い、フル インデックス クロール中にSQL Serverが使うパーティション数を指定します。デフォルト値は4、最小値は1,最大値は256です。 |
最大サーバー メモリ(MB)* | 最大サーバー メモリでは、SQL ServerのMemory ManagerがSQL Serverプロセスのため管理している最大メモリ量を、再設定できます(MB)。 |
最大テキスト レプリケーション サイズ[max text repl size](バイト) | 最大テキスト レプリケーション サイズ(max text repl size)では、text型、ntext型、varchar(max)型、nvarchar(max)型、varbinary(max)型、xml型、image型のデータで、最大サイズを指定できます(バイト)。これらのデータは、INSERT、UPDATE、WRITETEXT、UPDATETEXTのステートメント1行で、レプリケーションや取得の対象となるカラムに、追加可能です。この最大サイズは、デフォルトで65,536となっています。値が-1の場合、データ型の許容範囲内であれば、上限なしを意味します。 |
最大ワーカー スレッド* | 最大ワーカー スレッドでは、SQL Serverプロセスで利用できるワーカー スレッドの数を設定できます。デフォルト値の0の場合、SQL Serverは起動時に、ワーカー スレッド数を自動設定します。多くのシステムでは、こちらがベストの設定です。 |
メディア保持(media retention)* | メディア保持では、バックアップ セットを保持する期間を、システム デフォルトで設定します。この設定により、指定日数が過ぎる前にバックアップが上書きされてしまうのを防げます。デフォルトは0日です。 |
クエリごと最小メモリ(KB)[min memory per query (KB)]* | クエリごと最小メモリでは、クエリ実行に割り当て最小メモリ量を指定します(KB)。 |
最小サーバー メモリ(MB)* | 最小サーバー メモリでは、SQL ServerのMemory ManagerがSQL Serverプロセスのため管理しているメモリ量を、再設定できます(MB)。デフォルト設定では、最小サーバー メモリは0です。 |
入れ子になったトリガー(nested triggers) | 入れ子になったトリガーでは、動作の連鎖(カスケード)を許可するか指定します。連鎖が許可されていれば、最初のトリガーで次のトリガーがかかるということが、続いていきます。設定値には次のものがあります。
|
ネットワーク パケット サイズ(バイト)* | ネットワーク パケット サイズ では、ネットワーク全体で使うパケット サイズを設定します(バイト)。アプリケーションの送受信情報量が少ない場合、パケット サイズは小容量に十分なは512バイトとなります。 |
OLEオートメーションプロシージャ* | OLEオートメーションプロシージャでは、OLEオートメーション オブジェクトを、Transact-SQLバッチでインスタンス化するか指定します。設定値には次のものがあります(オブジェクトのリンクと埋め込み:Object Linking and Embedding)。
|
オープン オブジェクト* | sp_configureに存在はしますが、Microsoft SQL Serverでは、機能が無効となっています。設定しても効果はありません。SQL Serverの場合、データベース オブジェクトを開く数は動的に管理されており、上限はメモリ量だけで決まります。オープン オブジェクトは、sp_configureは、既存スクリプト向けに、後方互換性のため残っています。 |
アドホックなワークロード向け最適化(optimize for ad hoc workloads)* | アドホックなワークロード向け最適化では、1度きり利用のアドホック バッチが多数あるワークロード用に、プラン キャッシュの利用効率を改善できます。1に設定すると、データベース エンジンは、バッチの最初のコンパイル時に、完全なコンパイル済みプランではなく、小さなコンパイル プランのスタブをプラン キャッシュに保存します。 |
PHタイムアウト(秒)* | PHタイムアウトでは、フル テキストのプロトコル ハンドラー(PH:Protcol Handler)がデータベースに接続するまでのタイムアウト値を設定します(秒)。デフォルトの値は60秒です。一時的なネットワーク障害でタイムアウトする場合は、PHタイムアウトを伸ばしてください。 |
ランクのプレコンピュート(precompute rank)* | ランクのプレコンピュートはサーバー レベルの詳細オプションで、FREETEXTTABLEクエリのパフォーマンス向上に利用できます。FREETEXTTABLEクエリではtop_n_by_rank パラメーターを指定することがあり、ここで1を設定すると、クエリはフル テキスト カタログに保存されている事前計算済みランクデータを利用します。事前計算済みランクデータを利用すると、top_n_by_rankから戻る結果セットが、ランクのプレコンピュートを0にしたときとは異なる場合があります。 |
プライオリティ ブースト* | プライオリティ ブーストでは、Windows ServerでのSQL Serverのスケジュール優先度を、同じコンピューターにある他のプロセスより高くできます。設定値には次のものがあります。
|
クエリ ガバナー コスト リミット* | クエリ ガバナー コスト リミットでは、クエリ実行を許可する期間に上限を指定します。0でなく負でもない値を指定すると、クエリ ガバナーは推定コストが指定値を超えるクエリの実行を拒否します。0(デフォルト)を指定すると、クエリ ガバナーはオフとなり、クエリ実行の時間制限はなくなります。 |
クエリ待機* | クエリ待機では、タイムアウトまでのクエリ待機時間を指定できます(0秒から2,147,483,647秒まで)。デフォルト値の-1の場合、タイムアウト値は推定クエリ コストの25倍と計算します。 |
復元間隔(分)[recovery interval(min)]* | 復元間隔では、SQL Serverがデータベースの復元にかけられる最長時間を、データベースごとに指定できます(分)。チェック ポイントが多すぎてパフォーマンス低下が発生しない限り、復元間隔は0にしてください(自己設定)。パフォーマンスが低下している場合は、値を小刻みに増やしてください。 |
リモート アクセス | リモート アクセスでは、SQL Serverが稼働しているインスタンスを選んでストアド プロシージャの実行元とする際に、ローカル サーバーからとするかリモート サーバーからとするかの制御ができます。設定値には次のものがあります。
|
リモート管理接続 | SQL Serverには、専用管理者接続の機能があります(DAC:Dedicated Administrator Connection)。管理者はDACを利用して、稼働中のサーバーにアクセス可能です。診断機能やTransact-SQLステートメントの実行のほか、サーバーのトラブルシュートを実行できます。この機能は、サーバーがロックされていたり異常な状態で動いていたりする場合にくわえ、SQL Serverのデータベース エンジン接続が反応しない場合でも、利用できます。設定値には次のものがあります。
|
リモート ログイン タイムアウト(秒) | リモート ログイン タイムアウトでは、リモート サーバーへのログイン失敗まで何秒待機出来るかを指定します。デフォルトのリモート ログイン タイムアウトは20秒です。0の場合、無制限に待機します。 |
リモート プロシージャ トランザクション(remote proc trans) | リモート プロシージャ トランザクションでは、サーバー・サーバー間プロシージャのアクションを、Microsoft分散トランザクション コーディネーターコーディネーター(MS DTC)で保護します。 |
リモート クエリ タイムアウト(秒) | リモート クエリ タイムアウトでは、Microsoft SQL Serverでのタイムアウト発生まで、何秒リモート操作を待機できるか指定します。デフォルト値は600で、10分の待機を許可しています。 |
レプリケーションXP(Replication XP)* | 内部利用のみです。 |
スタートアップ プロセスのスキャン(scan for startup procs)* | スタートアップ プロセスのスキャンでは、SQL Server起動時にストアド プロシージャの自動実行をスキャンできます。設定値には次のものがあります。
|
サーバー トリガー再帰(server trigger recursion) | サーバー トリガー再帰では、サーバー レベルのトリガーで再帰的発火を許可するか指定します。設定値には次のものがあります。
|
ワーキング セット サイズの設定(set working set size)* | ワーキング セット サイズの設定では、SQL Server向けに、サーバー メモリ設定と同じ物理メモリ スペースの予約ができます。ワーキング セット サイズの設定を1にする場合、最小サーバー メモリと最大サーバー メモリをともに、SQL Serverで使うメモリと同じ量にしておく必要があります。 |
詳細オプションの表示(show advanced options) | 詳細オプションの表示では、sp_configureシステム ストアド プロシージャ詳細オプションを確認できます。詳細オプションの表示 を1にすると、sp_configureを利用し詳細オプションをリストアップできます。デフォルトは0です。 |
SMOとDMOのXP(SMO and DMO XPs)* | SMOとDMOのXPでは、SQL Server Management Object(SMO)の拡張ストアド プロシージャを、サーバーで有効にできます。値は次のものがあります。
|
SQLメールXP* | SQLメールXPでは、サーバーでSQLメールを有効にできます。値は次のものがあります。
|
ノイズ ワードの変換(transform noise words)* | ノイズ ワードの変換をサーバーに設定すると、ノイズ ワード(ストップ ワード)が原因で、フル テキスト クエリでのブール演算の結果0行が返るというエラーを、止めることが可能です。設定値には次のものがあります。
|
2桁表記の基準年(two digit year cutoff)* | 2桁表記の基準年では、1,753から9,999までの整数を指定し、2桁表記の年を4桁表記と解釈するため、カットオフポイントを設定します。 |
ユーザー接続 * | ユーザー接続では、同時ユーザー接続の上限を指定します。 |
ユーザー インスタンス タイムアウト* | ユーザー インスタンス タイムアウトは、sp_configureで利用できます。この項目は、SQL Server 2008ではサポートされておらず、SQL Server 2008 Express以降で利用できます。 |
ユーザー インスタンス有効(user instances enabled) | ユーザー インスタンス有効は、sp_configureで利用できます。この項目は、SQL Server 2008ではサポートされておらず、SQL Server 2008 Express以降で利用できます。 |
ユーザー オプション | ユーザー オプションでは、全ユーザーにグローバルでデフォルト値を設定します。サーバーのデフォルト設定が適切に動かない場合、SETオプションで変更可能です。設定値には次のものがあります。
|
XPコマンド シェル(xp_cmdshell)* | XPコマンド シェルをサーバーで設定すると、システム管理者はXPコマンド シェルl拡張ストアド プロシージャの実行をシステムで許可するか制御できるようになります。デフォルトでは、XPコマンド シェルは新規インストールでは無効となっており、有効に切り替え可能です。 |
AlwaysOn可用性グループ
Applications Managerでは、SQL Serverで稼働中の可用性グループをすべて表示し、AlwaysOnリソースのステータスを監視できます。下記のリンクをクリックすれば、必要情報へ直接移動いただけます。
可用性グループ
パラメーター | 説明 |
---|---|
名前 | 可用性グループをホストしている、サーバー インスタンスの名前を示します。 |
プライマリ レプリカ | 可用性グループのレプリカをホストしている、サーバー インスタンスの名前を表します。 |
可用性レプリカ
可用性グループを選んでクリックすると、グループに存在するレプリカの詳細情報を確認できます。
パラメーター | 説明 |
---|---|
レプリカ | 可用性レプリカをホストしている、サーバー インスタンスの名前です。 |
役割 | 可用性レプリカの現在の役割を示します。値は、プライマリ、セカンダリ、解決中です。 |
可用性モード | 可用性レプリカごとにセットしたレプリカ プロパティを示します。値は、同期と非同期です。 |
フェールオーバー モード | レプリカごとに設定したフェールオーバーのモードを表します。自動と手動があります。 |
同期ステータス | レプリカの同期ステータスですを示します。値は、正常、部分的に正常、異常です(Healthy、Partially Healthy、Not Healthy)。 |
接続ステータス | セカンダリ レプリカが、プライマリ レプリカに接続されているかを示します。レプリカがプライマリの場合は、セカンダリ レプリカと接続されているかを指します。値は、接続済みか切断済みです。 |
ステータス | セカンダリ レプリカの現在のオペレーション ステータスを示します。値には、フェールオーバー保留中、保留中、オンライン、オフライン、失敗、失敗でクォーラムなしがあります(Pending Failover、Pending、Online、Offline、Failed、Failed, No Quorum、Not Local)。 |
プライマリからの受信バイト* | セカンダリ レプリカの、プライマリからの受信データ速度を表します(MB/秒)。 |
プライマリへの送信バイト* | セカンダリ レプリカの、プライマリへの送信データ速度を表します(MB/秒)。 |
*:レプリカ統計からレプリカを選びクリックで確認可能。
可用性データベース
レプリカのクリックで、レプリカの下にデータベース情報が表示されます。
プライマリ データベース
データベース ステータス情報
パラメーター | 説明 |
---|---|
同期ステータス | データベースの同期ステータスを示します。値は、正常、部分的に正常、異常です(Healthy、Partially Healthy、Not Healthy)。 |
同期ステータス | 可用性データベースが他のレプリカと同期しているかを示します。ステータスには、同期中でない、同期中、同期済み、元に戻している、初期化中があります(Not Synchronizing、Synchronizing、Synchronized、Reverting、Initializing)。 |
フェールオーバーの準備(readiness) | 可用性データベースのフェールオーバーで、データ損失があるかないかを示します。データ損失ありとデータ損失なしがあります。 |
ステータス | 可用性データベースがどのステータスにあるかを示します。ステータスは、中断済みか再開済みになります(Suspended、Resumed)。 |
パフォーマンス統計
パラメーター | 説明 |
---|---|
再実行バイト(Redone Bytes) | プライマリ データベースにおける、ログ レコードのデータ再実行速度を表します(MB/秒)。 |
ログ受信バイト(Log Bytes Received) | プライマリ データベースにおける、ログ レコードのデータ受信速度を表します(MB/秒)。 |
フラッシュ済みログ | ログ キャッシュから、ディスクにある物理トランザクション ログ ファイルに書き込まれたデータの量をさします(MB)。 |
セカンダリ データベース
データベース ステータス情報
パラメーター | 説明 |
---|---|
同期ステータス | データベースの同期ステータスを示します。値は、異常、部分的に正常、正常です(Not Healthy、Partially Healthy、Healthy)。 |
同期ステータス | 可用性データベースが他のレプリカと同期しているかを示します。ステータスには、同期中でない、同期中、同期済み、元に戻している、初期化中があります(Not Synchronizing、Synchronizing、Synchronized、Reverting、Initializing)。 |
フェールオーバーの準備(readiness) | 可用性データベースのフェールオーバーで、データ損失があるかないかを示します。データ損失ありとデータ損失なしがあります。 |
ステータス | 可用性データベースがどのステータスにあるかを示します。ステータスは、中断済みか再開済みになります(Suspended、Resumed)。 |
トランザクション詳細
パラメーター | 説明 |
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ログ送信キュー | プライマリ データベースのログ ファイルにある、セカンダリ レプリカに送信済みのログ レコード量を表します(MB)。 |
再実行キュー(Redo Queue) | セカンダリ データベースのログ ファイルにある、まだ再実行されていないログ レコードの量を示します(MB)。 |
フラッシュ済みログ | ログ キャッシュから、ディスクにある物理トランザクション ログ ファイルへの、書き込みデータ量を指します(MB)。 |
ログ送信速度 | セカンダリ データベース ヘノログ レコード送信速度を表します(MB/秒)。 |
再実行速度(Redo Rate) | ログ レコードの再実行速度を表します(MB/秒)。 |
パフォーマンス統計
パラメーター | 説明 |
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送信遅延 | プライマリ レプリカからセカンダリ レプリカへ、ログ レコードをすべて送るのにかかる時間を示します(秒)。 |
再実行ラグ(Redo Lag) | キャッチアップ時間の再実行にかかる時間を示します(分)。キャッチアップ時間とは、セカンダリ レプリカがプライマリ レプリカに追いつくのに必要な時間を指します。 |
同期ラグ | プライマリ・セカンダリのレプリカ間で、最新トランザクション ログ レコードに観察される時間の遅れ示します(分)。プライマリ レプリカの障害があれば、このラグの間は、トランザクション ログ レコードがすべて失われます。 |
再実行バイト(Redone Bytes) | セカンダリ データベースでのログ レコード再実行速度を表します(MB/秒)。 |
ログ受信バイト(Log Bytes Received) | データベースのセカンダリ レプリカにおける、ログ レコード受信速度を表します(MB/秒)。 |
SQL Server:クラスター詳細
Applications Managerでは、SQL Serverクラスターとクラスター リソースのステータスを監視できます。監視名をクリックすると、クラスター詳細が、以下のとおり表示されます。
クラスター詳細
パラメーター | 説明 |
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クラスター名/IPアドレス | クラスターの名前かIPアドレスです。 |
クォーラム オーナー ノード | SQLクラスター設定データに現在アクセス可能なノードを指します。 |
クォーラム パス | クォーラム ファイルへのパスです。 |
クォーラム タイプ | 現在のクォーラム タイプです。値には次のものがあります。
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ノードの数です。 | クラスター内のノードの総数です。 |
最大ノード | クラスターに参加できる最多ノード数です。 |
ネットワークの数です。 | サーバー クラスターが通信に利用する通信の数です。 |
オンライン リソース | 現在オンラインの、SQL Serverクラスターのリソースを表します。 |
オフライン リソース | 現在オフラインの、SQL Serverクラスターのリソースを表します。 |
オンライン リソース グループ | 現在オンラインの、SQL Serverクラスターのリソース グループを表します。 |
オフライン リソース グループ | 現在オフラインの、SQL Serverクラスターのリソース グループを表します。 |
ディスク利用中 | クラスター内でディスク利用中の数です。 |
ディスク利用率
ディスク利用率は、クラスター トータルで監視できます。
パラメーター | 説明 |
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利用率(%) | クラスターでの利用済みディスク スペースの比率を表します(%)。 |
空き比率(%) | クラスターでの空きディスク スペースの比率を表します(%)。 |
サイズ | ディスク メモリの総サイズを表します(MB)。 |
利用済み | ディスクの利用中の総スペースを表します(MB)。 |
空き | ディスクの利用可能総な空きスペースを表します(MB)。 |
ストレージ
パラメーター | 説明 |
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パス | クラスター化ディスク パーティションのパスを示します(ドライブ文字があれば、それも含みます)。 |
ボリューム ラベル | ボリューム ラベルでは、プロパティを特定して利用できます。パーティションのボリューム ラベルがわかります。 |
サイズ | パーティションの総容量を表します、(MB)。 |
利用済み | パーティションで利用中の総スペースです(MB)。 |
空き | パーティションで利用できる総空きスペースです(MB)。 |
利用率(%) | パーティションでの利用中のスペースの割合を表します(%)。 |
空き比率(%) | パーティションでの空きスペースの割合を表します(%)。 |
ノード
パラメーター | 説明 |
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ノード名 | 既知のノードのラベルを示します。 |
ステータス | ノードの現在のステータスを示します。ステータスには、次のものがあります。
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ネットワーク
パラメーター | 説明 |
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名前 | ネットワークの名前を指します。 |
役割 | ネットワークの役割プロパティを確認できます(例:クラスター内ネットワークの役割)。設定値には次のものがあります。
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ステータス | ネットワークの現在のステータスを示します。ステータスは次のものがあります。
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アドレス | ネットワーク全体のアドレスかサブネットを示します。 |
リソース グループ
パラメーター | 説明 |
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名前 | リソース グループの名前です。 |
現在のノード | SQL Serverが稼働中のノードを指します。 |
優先ノード | クラスター リソースをホストするのに、主な責任があるノードを表します。 |
ステータス | リソース グループの現在のステータスです。ステータスには次のものがあります。
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