Pythonエージェントの設定オプション

APMインサイトのPythonエージェント構成ファイルは、Webベースのトランザクションを追跡するための設定を微調整する際に活用します。
これらの設定は、Webクライアントから設定が可能です。

構成設定の編集

Webクライアントで使用可能な編集オプションから設定します。

Pythonエージェントの各カテゴリのエージェント構成プロファイルを表示するには、次の項目を参照してください。

基本構成プロファイル

機能 キー 説明 デフォルト値

データベースSQLクエリをキャプチャ

sql.capture.enabled

  • 有効にする:
    実行する全SQLクエリがリッスンされます。
  • 無効にする:
    データベースのメトリクスは収集されません。

True

SQLパラメータを難読化

transaction.trace.sql.parametrize

  • 有効にする
    低速トランザクショントレース内のすべてのSQLクエリがパラメーター化されます。
    ※sql.capture.enabledがtrueに設定され、transaction.trace.enabledがtrueに設定されている場合
  • 無効にする
    実際のクエリ(パラメータ付き)が表示されます。
  • クレジットカード番号やパスワードなどの機密情報を使用してクエリが実行される場合は、このオプションを有効にすることをお勧めします。

True

トランザクショントレースにおけるSQLのスタックトレースしきい値

transaction.trace.sql.stacktrace.threshold

  • 有効にする
    しきい値の値を超えてSQLクエリが実行されるたびにスタックトレースが収集されます。

3秒

表示インスタンスのポート番号

show.instance.port.number

  • 有効にする
    アプリケーションインスタンスのポート番号が表示されます。

True

トレースから除外するURL拡張子のリスト

transaction.skip.listening

  • 指定したURLパターンのWebトランザクションはトレース中にスキップします。
  • 複数のエントリを区切るにはカンマ(,)を使用します。
    例:.jpegと*.bmpで終わるトランザクションのリッスンをスキップしたい場合
    →transaction.skip.listening=*.jpeg,*.bmp

*.css, *.js, *.gif, *.jpg, *.jpeg, *.bmp, *.png, *.ico, *.properties, *.jsf, *.ttf, *.woff, *.woff2, *.otf, *.svg, *.webp


Webトランザクション構成

機能 キー 説明 デフォルト値

Apdexしきい値

apdex.threshold

  • アプリケーションパフォーマンスインデックス(Apdex)は、アプリケーションのパフォーマンスを0から1の値で測定します。
    Apdexスコアの詳細はwww.apdex.orgをご参照ください。
  • トランザクション応答時間のスコアがApdexしきい値を下回る場合、そのトランザクションは「満足」と判断されます。
  • トランザクション応答時間のスコアがApdexしきい値の4倍を超える場合、そのトランザクションは「不満」と判断されます。
  • Apdexしきい値と等しい場合、または満足しきい値と不満しきい値の間である場合は、「容認」と判断されます。

0.5秒

サンプリング係数

transaction.tracking.request.interval

  • サンプリングされたトランザクションを追跡するのに役立ちます。
  • 5に設定した場合、APMインサイトは同じ種類のリクエスト5件のうち1件のみを追跡します。

1リクエスト もしくは 10秒

トランザクション追跡を有効にする

transaction.trace.enabled

  • 有効にする
    低速トランザクションのトレースを構築
  • [トレース]タブを選択すると、APMインサイトで収集されたトレースを表示できます。

True

トレースから除外されるHTTPエラーコードのリスト

http.errors.ignore

  • 400、401、500などを指定し、トレースしないHTTPエラーコードのリスト
なし