ManageEngine OpManagerネットワーク監視コネクター

ManageEngine Applications Managerは包括的ネットワーク監視ツールのManageEngine OpManager製品デモサイト)と統合可能です。ManageEngine OpManagerは効率的なネットワーク監視ソフトウェアで、WANの障害・パフォーマンスを、Applications Managerが監視するその他のITインフラと、あわせて包括的に管理します。ネットワーク監視コネクターを利用すると、Applications Managerからサーバー、アプリケーション サーバー、データベースすべてにくわえて、ネットワーク装置のステータスを確認できます。

主なメリット

  1. 単一コンソールで、ネットワーク、サーバー、アプリケーションを監視
  2. ネットワーク、サーバー、アプリケーションを考慮に入れて、お客さまビジネス アプリケーションのSLAと可用性メトリックを実現
  3. 単一コンソールで、全アラートを表示

Applications Managerの設定

Applications ManagerでOpManagerからデータを取得する設定

  1. Applications Managerで、管理 > アドオン製品設定と移動し、OpManagerを選択します。
  2. OpManagerを実行しているサーバーポートの情報を指定してください(この段階で、OpManagerが実行中である必要があります)。
  3. 両製品の統合には、ユーザーの指定も必要です。
  4. 統合完了時にOpManagerから装置すべてをインポートするには、「すべての装置をインポート」を有効にしてください(このオプションを選択せずにおいておき、統合完了後、必要な監視を適宜監視グループに関連付けることもできます)。
  5. フォームを保存してください。

ポーリング間隔の更新

Applications Managerが外部コネクターから行うポーリングは、間隔と時刻を設定可能です。アドオン設定ポーリング間隔タブに移動してください。変更できるポーリング間隔設定は次の通りです。

  • 外部コネクターからのアラート更新:外部コネクターからのアラートをApplications Manager側で更新する間隔を指定できます。この設定は必要に応じて行ってください。デフォルトでは5分です。
  • 外部コネクターからの全装置とアラートの更新:外部コネクターからの装置とアラートすべての情報を、Applications Manager側でフル更新する間隔を指定できます。この設定は必要に応じて行ってください。デフォルトは30分です。

ネットワーク装置監視を既存の監視グループに関連付ける

  1. OpManagerの監視をApplicatins Managerの監視グループに関連付けるには、ホーム タブをクリックしてください。
  2. 監視グループ情報の下で、左フレームにある監視グループのリンクで、監視の関連付けをクリックします。
  3. 検出済みのリソースがリストアップされます。監視グループへの関連付けができるもの、監視グループにすでに関連付いたもの双方が対象です(Applications ManagerとOpManagerの両方)。ネットワーク装置でリストを確認することもできます。
  4. 監視グループに存在しない監視リストから対応する監視のチェック ボックスを選択し、関連付けをクリックしてください。すでに監視グループに関連付いた監視を削除するには、監視グループに存在する監視でチェック ボックスを選び、削除をクリックします。

ネットワーク装置監視を新規監視グループに関連付ける

  1. 新規監視グループをクリックします。
  2. 監視グループの名前と説明を入力し、オーナーを決めてください。
  3. 監視グループを作成したのち、当該監視グループのサマリ タブに表示される監視の関連付けをクリックします。
  4. 検出済みの監視がリストアップされます。監視グループへの関連付けができるものが対象です(Applications ManagerとOpManagerの両方)。ネットワーク装置でリストを確認することもできます。
  5. 対応する監視のチェック ボックスをリストで選択し、関連付けをクリックしてください。
  6. 監視グループに戻るをクリックすると、グループに関連付けた監視が表示されます。

追加設定

OpManagerコネクターに追加できる設定を、下に記します。

要件 作業手順
OpManagerへの装置追加時に、Applications Managerに属性を追加するには

AppManager-Home/confOPMConnector.propertiesで、次の設定をしてください(Enterprise EditionのManagedサーバーか、Professional Editionのみ)。

  • opmConnector.populate.attributes=trueを追加・設定してください。
  • 属性を表示するには、Applications Managerを再起動し、最初のフルアップデートまで待ちます。

属性はOpManager装置タイプのアラートの設定にリストアップされます。

Applications Managerにインターフェースを監視として追加するには

AppManager-Home/confOPMConnector.propertiesで、次の設定をしてください(Enterprise EditionのManagedサーバーか、Professional Editionのみ)。

  • opmConnector.fetch.extprod.interfaces=trueを追加・設定してください。
  • インターフェースを表示するには、Applications Managerを再起動し、最初のフルアップデートまで待ちます。
デフォルトのネットワーク ダッシュボードを追加するには

AppManager-Home/confOPMConnector.propertiesで、次の設定をしてください(Enterprise EditionのManagedサーバーか、Professional Editionのみ)。

  • opmConnector.show.nwd.widgets=trueを追加・設定してください。
  • ダッシュボードを追加するには、Applications Managerを再起動してください。

ネットワーク装置にアラートとアクションを関連付ける

OpManagerネットワーク監視コネクターにより、OpManagerネットワーク装置からのアラートをApplications Managerで表示でき、OpManager属性へのアクション関連付けが可能となります。

アラート

OpManagerからすべての装置をインポートしたのち、アラート タブへ移動してください。Applications Managerに設定したアラートすべてを、重要度、タイプ、日付、アラート担当の技術者とあわせて表示してください。テーブル トップのパラメーター タイプをクリックすると、アラートのフィルターとソートが可能です。

アラートはすべてを表示することも、重大、アイコン:重大、警告アイコン:警告、クリアアイコン:クリアにフィルターすることもできます。アラートの選択基準は次の通りです。

  • アラート アクション
  • 選択した時間
  • 選択した監視グループ
  • 選択した監視タイプ

アラート テーブルのトップで検索ボタン アイコン:アラート検索をクリックすると、アラートの検索が可能です。アラート タブについては こちらをクリックしてください。

アクション

ネットワーク装置のインポートを完了すると、装置で発生したアラートを、メール、SMS、トラップ、コマンド実行などで通知するよう、OpManager属性で是正アクションを実行できるようになります。実行には、あらかじめアクションを定義し、属性に関連付けできるよう準備ください。アクションの定義のしかたは、こちらで確認いただけます。

メモ:OpManager属性には、しきい値の作成・関連付けはできません。

制限事項

  • OpManagerをEnterprise EditionのAdminサーバーと統合する場合、Managedサーバーの同時統合には制限を設けています。
  • OpManagerをAdminサーバーとManagedサーバーの双方に統合すると、OpManager側のデータ収集はManagedサーバー側では無効化されます。ManagedサーバーからのOpManagerデータは、Admin・Managedサーバーのどちらでも、UI表示しません。ManagedサーバーのOpManagerでは、削除作業が可能です(メモ:OpManagerのAdmin・Managedサーバー双方への統合は推奨しません)。
  • 上記のケースで、Adminサーバーに統合したOpManagerを削除すると、Managedサーバー側でのデータ収集がOpManagerで有効になります。後者に関係するデータが、Admin・Managedサーバー双方のUIに表示されるようになります。