Microsoft Azure Database for MySQL
概要
Azure Database for MySQLは、高可用性やさまざまな他の組み込み機能を備えた完全に管理されたデータベースサービスを提供しています。Applications ManagerのAzure Database for MySQL Serverモニタリングツールは、IT管理者がコンピュートワークロードに使用されているサーバーを維持することを容易にし、運用コストに大きな負担をかけます。このツールが監視する主要なパフォーマンスメトリクスには、サーバーの利用率、トラフィックの流量、データベースのステートメントの実行、InnoDBのパフォーマンス、レプリケーションの状態などが含まれます。
Azure Database for MySQL監視の新規作成
Azure Database for MySQL監視を新規作成する手順は、こちらをご参照ください。
監視パラメーター
[監視]タブをクリックして、[監視]カテゴリビューに移動します。「クラウドアプリケーション」セクションで「Microsoft Azure」の子監視から[MySQLサーバー]をクリックします。
Azure Database for MySQL監視の一括設定ビューが3つのタブに表示されます。
- [可用性]タブ:最新24時間または30日間の可用性履歴がわかります。
- [パフォーマンス]タブ:最新24時間または30日間のステータスとイベントを確認可能です。
- [リストビュー]タブ:一括管理設定を実行できます。
リストされている個々の監視をクリックすると、次の情報が表示されます。Azure Database for MySQL監視で監視されるメトリクスのリストは次のとおりです。
概要
パラメーター | 説明 |
---|---|
サーバー情報 | |
ステータス | サーバーのステータスです。 |
完全修飾ドメイン名 | Database for MySQLサーバーの完全修飾ドメイン名です。 |
Adminユーザー名 | 管理者サーバーのユーザー名です。 |
レプリケーションロール | サーバーのレプリケーションロールです。 |
リソースグループ名 | リソースグループ名です。 |
ロケーションLocation | リソースの存在する地理的ロケーションです。 |
バージョン | Database for MySQLサーバーのバージョンです。 |
アクティブ接続 | |
アクティブ接続 | 監視間隔におけるDatabase for MySQLサーバーへの平均アクティブ接続数です。 |
接続 | |
合計接続数 | 監視間隔におけるMySQLフレキシブルサーバーへのクライアント接続数の合計です。 |
中断した接続数 | 監視間隔におけるDatabase for MySQLサーバーへの接続に失敗した試行回数の合計です。 |
ネットワークスループット | |
受信トラフィック | 監視間隔における1分ごとの受信ネットワークトラフィックの合計です(MB/分)。 |
送信トラフィック | 監視間隔における1分ごとの送信ネットワークトラフィックの合計です(MB/分)。 |
クエリ | |
クエリ実行レート | 監視間隔における1分ごとの実行されたクエリ数の合計です(クエリ数/分)。 |
スロークエリ | 監視間隔におけるサーバーのスロークエリ数の合計です。 |
スレッド | |
実行中のスレッド | 監視間隔におけるサーバーでスリープしていないスレッド数の合計です。 |
使用率
パラメーター | 説明 |
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サーバー使用率 | |
CPU | 監視間隔における現在使用されているCPUのパーセンテージです(%)。 |
メモリ | 監視間隔における現在使用されているメモリのパーセンテージです(%)。 |
ストレージ | サーバーの最大ストレージ以外で使用されているストレージのパーセンテージです(%)。 |
IO | 監視間隔における現在使用されているI/Oのパーセンテージです(%)。 |
メモリ | |
利用可能メモリ | 監視間隔におけるサーバー内で利用できる物理メモリ量の平均です(MB)。 |
CPUクレジット | |
残存CPUクレジット | 監視間隔におけるサーバーで保持されているクレジットの最大数です。 |
消費済みCPUクレジット | 監視間隔におけるサーバーにより消費されているCPUクレジットの最大数です。 |
バックアップストレージ | |
使用済みバックアップストレージ | 監視間隔における使用しているバックアップストレージの最大量です。 |
ストレージ | |
ストレージ制限 | 監視間隔におけるサーバーで使用できるストレージの最大量です(GB)。 |
使用済みストレージ | 監視間隔における使用しているストレージの最大量です。 |
サーバーログストレージ | |
サーバーログストレージ制限 | 監視間隔におけるサーバーに割り当てられているログストレージの最大量です(GB)。 |
使用済みサーバーログストレージ | 監視サーバーで使用しているログストレージの最大量です。 |
サーバーログストレージパーセント | 監視間隔におけるサーバーに割り当てられている平均ログストレージ量です(%)。 最大ログストレージ以外で使用されているストレージ量が該当します。 |
IOレート | |
IOレート | 監視間隔におけるサーバーの消費I/Oレートの合計です(操作数/分)。 |
DDL & DML統計
デフォルトでDDL & DML統計のデータは無効化されています。有効化は[設定]→[パフォーマンスポーリング]→[データ収集の最適化]で行えます。
データ収集の有効化方法についての詳細は、こちらのページをご確認ください。
データ収集の有効化方法についての詳細は、こちらのページをご確認ください。
パラメーター | 説明 |
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DDL統計 | |
CREATE DBコマンド | 監視間隔におけるCREATE DBコマンドの実行回数の合計です。 |
DROP DBコマンド | 監視間隔におけるDROP DBコマンドの実行回数の合計です。 |
CREATE TABLEコマンド | 監視間隔におけるCREATE TABLEコマンドの実行回数の合計です。 |
ALTER TABLEコマンド | 監視間隔におけるALTER TABLEコマンドの実行回数の合計です。 |
DROP TABLEコマンド | 監視間隔におけるDROP TABLEコマンドの実行回数の合計です。 |
DML統計 | |
SELECTコマンド | 監視間隔におけるSELECTコマンドの実行回数の合計です。 |
INSERTコマンド | 監視間隔におけるINSERTコマンドの実行回数の合計です。 |
UPDATEコマンド | 監視間隔におけるUPDATEコマンドの実行回数の合計です。 |
DELETEコマンド | 監視間隔におけるDELETEコマンドの実行回数の合計です。 |
InnoDB
デフォルトでDDL & DML統計のデータは無効化されています。有効化は[設定]→[パフォーマンスポーリング]→[データ収集の最適化]で行えます。
データ収集の有効化方法についての詳細は、こちらのページをご確認ください。
データ収集の有効化方法についての詳細は、こちらのページをご確認ください。
パラメーター | 説明 |
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INNODBバッファープール | |
InnoDBバッファープール読み取り | 監視間隔において、InnoDBバッファープールから十分に論理読み取りができず、ディスクから取得が行われた回数の合計です。 |
InnoDBバッファープール読み取りリクエスト | 監視間隔におけるInnoDBバッファープールから読み取るための論理読み取り数の合計です。 |
INNODBバッファープールページ | |
データ保持ページの合計 | 監視間隔におけるデータを保持しているInnoDBバッファープールページ数の合計です。 空きページとダーティページの両方を含みます。 |
フリーページ | 監視間隔におけるInnoDBバッファープール内のフリーページ数の合計です。 |
ダーティページ | 監視間隔におけるInnoDBバッファープール内のダーティページ数の合計です。 |
INNODBデータ書き込み | |
InnoDBデータ書き込み | 監視間隔におけるデータ書き込み数の合計です。 |
INNODB行ロック時間 | |
InnoDB行ロック時間 | 監視間隔におけるInnoDBテーブルの行ロックの取得にかかった平均時間です(秒)。 |
レプリケーション
- レプリカラグおよびレプリカIOステータスグループメトリクスは、レプリカサーバーでのみ表示されます。
- HAレプリカラグおよびHA IOステータスグループメトリクスは、ソースサーバーでのみ表示されます。
パラメーター | 説明 |
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REPLICA IO STATUS | |
レプリカIOステータス |
監視間隔におけるレプリケーションI/Oスレッドのステータスです。 対応している値は次のとおりです
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レプリカSQLステータス |
監視間隔におけるレプリケーションSQLスレッドのステータスです。 対応している値は次のとおりです
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レプリカラグ | |
レプリカラグ | 監視間隔において、レプリカが送信元サーバーから受信したトランザクションを再実行するのにかかった最大秒数 (秒)。 |
HA IOステータス | |
HA IOステータス |
監視間隔におけるHAレプリケーションのステータスを表します。 対応している値は次のとおりです
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HA SQLステータス |
監視間隔におけるHAレプリケーションのステータスを表します。 対応している値は次のとおりです。
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HAレプリカラグ | |
HAレプリカラグ | 監視間隔におけるプライマリーとレプリカサーバー間の最大タイムラグです(秒)。 |
設定
パラメーター | 説明 |
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SKU | |
SKU | デプロイされているSKUの名前です。 |
レベル |
SKUのレベルです。 対応している値は次のとおりです
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ストレージ | |
IOPS | サーバーのストレージIOPSです。 |
自動拡張 | ストレージの自動拡張が設定されているかを表します。 EnabledまたはDisabledで表示します。 |
ストレージSKU | サーバーストレージのSKU名です。 |
レプリケーション | |
レプリカキャパシティ | レプリカの容量です。 |
バックアップ | |
バックアップ保持期間 | バックアップストレージの保持期間です。 |
最初のリストア時刻 | 最初にリストアが行われたタイムスタンプです。 |
ジオ冗長バックアップ | サーバーバックアップにジオ冗長が設定されているかを表します。 EnabledまたはDisabledで表示します。 |
高可用性 | |
可用性ゾーン | サーバーの可用性ゾーン情報です。 |
高可用性ステータス |
高可用性ステータスサーバーの高可用性ステータスを表します。 対応している値は次のとおりです
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モード |
サーバーの高可用性モードを表します 対応している値は次のとおりです。
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ネットワーク | |
パブリックネットワークアクセス | サーバーでパブリックネットワークアクセスが許可されているかを表します。 |
委任されたサブネットリソースID | 委任されたサブネットリソースIDです。 |
メンテナンスウィンドウ | |
カスタムウィンドウ | サーバーでカスタムウィンドウが許可されているかを表します。 EnabledまたはDisabledで表示します。 |
曜日 | スケジュールされているメンテナンスウィンドウ数を表示します。 |
開始時間 | メンテナンスウィンドウが開始する時間です。 |
開始分 | メンテナンスウィンドウが開始する分です。 |