Dameng DB監視

概要

Dameng DBは、高いパフォーマンスと拡張性で知られる商用リレーショナルデータベース管理システム(RDBMS)です。
Applications ManagerのDameng DB監視機能は、Dameng DBサーバーのパフォーマンスを可視化します。さまざまなトランザクション、セッションなどの詳細を監視し、スレッドやバッファプールに関するさまざまな主要メトリクスを追跡することができます。

新規Dameng DB監視作成

Dameng DB監視の前提条件: こちら

REST APIを使用した、Dameng DB監視の新規作成方法: こちら

以下の手順でDameng DB監視を作成します。

  1. [新規監視]→[新規監視の追加]をクリック
  2. データベースサーバーカテゴリの[Dameng DB]を選択
  3. Dameng DBの[表示名]を指定
  4. Dameng DBが実行されているホストの[ホスト名/IPアドレス]を入力
  5. Dameng DBが実行されている[ポート]を入力(デフォルトは5236)
  6. 認証情報の詳細を指定
    [ユーザー名]と[パスワード]に管理者ユーザーの資格情報を入力してください。
    または、[認証情報リストから選択]を有効にし、認証情報マネージャーに事前に登録した認証情報を選択してください。
  7. [タイムアウト]の値を秒単位で指定(デフォルトは40秒)
  8. ポーリング間隔を分単位で指定(デフォルトは5分)
  9. Dameng DB監視を関連付ける監視グループを検索欄のドロップダウンから選択(任意項目)
    監視は複数のグループに関連付けることができます。
  10. [監視の追加]をクリック
    ネットワークからDameng DBが検出され、監視が開始されます。

監視パラメーター

[監視]タブをクリックして、[監視]カテゴリビューに移動します。「データベースサーバー」セクションで「Dameng DB」をクリックします。
DamengDB監視の一括設定ビューが3つのタブに表示されます。

  • [可用性]タブ:最新24時間または30日間の可用性履歴がわかります。
  • [パフォーマンス]タブ:最新24時間または30日間のステータスとイベントを確認可能です。
  • [リストビュー]タブ:一括管理設定を実行できます。

リストされている個々の監視をクリックすると、次の情報が表示されます。Dameng DB監視で監視されるメトリクスのリストは次のとおりです。

概要

パラメーター 説明
データベース詳細
データベースの合計サイズ データベースの合計サイズ(単位:KB)
データベース名 データベースの名前
データベース作成時間 データベースが作成された時刻
インスタンスの詳細
インスタンス名 Dameng DBのインスタンス名
ホスト名 Dameng DBのホスト名
バージョン Dameng DBのバージョン
開始時間 Dameng DBの開始時刻
ステータス インスタンスのステータス
モード インスタンスのモード
接続時間
接続時間 データベース接続にかかる時間
トランザクション詳細
アクティブなトランザクションの合計数 アクティブなトランザクションの合計数
まだ開始されていないトランザクションの合計数 まだ開始されていないトランザクションの合計数
セッション詳細
アクティブなセッションの合計数 アクティブなセッションの合計数
アイドル状態のセッションの合計数 アイドル状態のセッションの合計数

トランザクション

パラメーター 説明
トランザクション詳細
トランザクションID 一意のトランザクション識別子
トランザクションステータス トランザクションの現在のステータス
設定可能な値:ACTIVE、COMMITTED、ROLLING BACK等
トランザクション実行ユーザー ユーザーによって実行されたトランザクション
セッションID トランザクションに関連付けられた一意のセッション識別子
分離 トランザクションの分離レベル
設定可能な値:READ、COMMITTED、SERIALIZABLE等
読み取り専用 トランザクションが読み取り専用かどうか(YES/NO)
ロールバックフラグ トランザクションがロールバック中かどうか(YES/NO)
トランザクション使用量の詳細
トランザクションID 一意のトランザクション識別子
挿入クエリ数 トランザクションが実行した挿入クエリの数
更新クエリ数 トランザクションが実行した更新クエリの数
削除クエリ数 トランザクションが実行した削除クエリの数
挿入更新クエリ数 トランザクションが実行した挿入クエリによって、更新も行われるクエリの数
UNDOレコードのシーケンス番号 データベースのUNDOログ内にある、各UNDOレコードに割り当てられたユニークな識別子
トランザクション待ち状態 トランザクションがリソースを待機しているかどうか(YES/NO)

表領域

パラメーター 説明
表領域詳細
表領域ID 表領域の一意の識別子
表領域名 表領域の名前
表領域タイプ 表領域のタイプ
表領域ステータス 表領域のステータス
最大サイズ(MB) 表領域の最大サイズ(単位:MB)
合計サイズ(MB) 表領域の最大サイズ(単位:MB)
ファイル数 表領域内のデータファイルの数
使用サイズ(MB) 表領域で使用されているスペースの量(単位:MB)

セッション

パラメーター 説明
セッション詳細
セッションID セッションの一意の識別子
SQLテキスト セッションで現在実行中のSQLテキスト
セッションのステータス 現在のセッションステータス
設定可能な値:INACTIVE、WAITING、RUNNING、KILLED
作成時間 セッションが作成された際のタイムスタンプ
自動コミット セッションに対する自動コミットの現在の状態
DDL Auto セッションのDDL(データ定義言語)ステートメントの自動コミットの現在の状態
アプリケーション名 セッションに関連付けられたアプリケーションの名前
セッションクライアントの詳細
セッションID セッションの一意の識別子
現在のスキーマ 現在セッションで使用されているスキーマの名前
接続タイプ セッションの接続タイプ
ログインユーザー セッションに関連付けられたユーザーの名前
クライアントのタイプ セッションのクライアントのタイプ
クライアントホスト セッション接続元のクライアントマシンのホスト名
OS名 セッション接続元のクライアントマシンのOSの名前
クライアントIP セッション接続元のクライアントマシンのIPアドレス

スレッド

パラメーター 説明
スレッド詳細
スレッドID データベースインスタンス内の各スレッドの一意の識別子
スレッド名 データベースインスタンス内の各スレッドの名前
開始時間 スレッドが開始された時刻
スレッドの説明 スレッドの種類、目的などの情報を含む、スレッドに関する説明

バッファプール

パラメーター 説明
バッファプール詳細
バッファプールID データベースインスタンス内の各バッファプールの一意の識別子
バッファプール名 データベースインスタンス内の各バッファプールの名前
論理読み取りの合計数 バッファプールで実行された論理読み取りの数
物理読み取りの合計数 バッファプール上で実行された物理読み取りの数
物理マルチブロック読み取りの合計数 マルチブロック読み取り用のバッファプールで実行された物理読み取りの数
ヒット率(%) I/O操作を実行せずにバッファプールから満たされたバッファプールページの要求の割合
バッファプールページの詳細
バッファプールID データベースインスタンス内の各バッファプールの一意の識別子
バッファプール名 データベースインスタンス内の各バッファプールの名前
ページサイズ バッファプール内の各ページのサイズ
総ページ数 バッファプール内のページの総数
固定ページの総数 現在メモリ内に固定されているバッファプール内のページ数
空きページの総数 バッファプール内の空きページの数
ダーティーページの総数 バッファプール内のダーティーページの数
総クリアページ数 バッファプール内のクリアページの数
最大ページ数 バッファープールに含めることができるページの最大数
破棄されたページの総数 バッファプールから破棄されたページの数