Microsoft Azure Database for PostgreSQL
概要
Azure Database for PostgreSQL サーバーは、オープンソースの PostgreSQL データベースエンジンをベースにした、Microsoft
Cloudに展開されたリレーショナルデータベースサービスです。これは、クラウド内でデータを格納および管理することにより、データベースとしての完全な管理サービスを提供し、高可用性、拡張性、セキュリティ、およびコストの最適化を提供します。このサービスは、使用されるコンピューティングおよびストレージリソースに基づいた「従量課金制」の価格モデルを提供し、これらを独立してスケーリングすることでデータベースの可用性に影響を与えることなく、効率的に使用できます。
Applications ManagerのAzure Database for PostgreSQL Server 監視ツールは、PostgreSQLデータベースの最適な動作を確保し、これらのデータベースに依存するアプリケーションの信頼性とパフォーマンスを維持します。
Microsoft Azure Database for PostgreSQL監視の新規作成
Microsoft Azure Database for PostgreSQL監視を新規作成する手順は、こちらをご参照ください。
監視パラメーター
[監視]タブをクリックして、[監視]カテゴリビューに移動します。「クラウドアプリケーション」セクションで「Microsoft Azure」の子監視から[PostgreSQLサーバー]をクリックします。
Microsoft Azure Database for PostgreSQL監視の一括設定ビューが3つのタブに表示されます。
- [可用性]タブ:最新24時間または30日間の可用性履歴がわかります。
- [パフォーマンス]タブ:最新24時間または30日間のステータスとイベントを確認可能です。
- [リストビュー]タブ:一括管理設定を実行できます。
リストされている個々の監視をクリックすると、次の情報が表示されます。
監視できるメトリクスの種類は次のとおりです。
-
単一サーバータイプは、Azure Database for PostgreSQLサーバーから間もなく廃止されます。
監視機能を向上させるために、フレキシブルサーバータイプに移行することをお勧めします。
詳細については、こちらをご参照ください。 - Azure Database for PostgreSQL監視のすべてのメトリクスデータは、Azure REST API (Azure Service APIおよびAzure Monitor API)を介して収集されます。
概要
パラメーター | 説明 |
サーバーインスタンスタイプ
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単一サーバー
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フレキシブルサーバー
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サーバー情報 | |||
ステータス |
サーバーのステータスを表示します。 対応している値は次のとおりです。
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完全修飾ドメイン名 | サーバーの完全修飾ドメイン名(FQDN)です。 | ||
リソースグループ名 | リソースグループ名です。 | ||
Adminユーザー名 | 管理者のユーザー名です。 | ||
ロケーション | サーバーが存在しているロケーションです。 | ||
レプリケーションロール | サーバーのレプリケーションロールです。 「Master」または「Replica」で表示されます。 |
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バージョン | PostgreSQLサーバーのバージョンです。 | ||
アクティブ接続 | |||
アクティブ接続 | 監視間隔におけるPostgreSQLサーバーへの平均アクティブ接続数です。 | ||
接続 | |||
成功した接続 | 監視間隔における成功した接続数の合計です。 | ||
失敗した接続 | 監視間隔における失敗した接続数の合計です。 | ||
IOPS | |||
IOPSの合計 | 監視間隔におけるディスクで行われたI/O操作数の1秒ごとの平均です(操作数/秒)。 | ||
読み込みIOPS | 監視間隔におけるディスクで行われたI/O読み取り操作数の1秒ごとの平均です(操作数/秒)。 | ||
書き込みIOPS | 監視間隔におけるディスクで行われたI/O書き込み操作数の1秒ごとの平均です(操作数/秒)。 | ||
ネットワークスループット | |||
ネットワーク受信 | 監視間隔におけるアクティブ接続でネットワークから受信したデータ量の合計です(㎆)。 | ||
ネットワーク送信 | 監視間隔におけるアクティブ接続でネットワークに送信したデータ量の合計です(㎆)。 | ||
ディスクスループット | |||
読み込みスループット | 監視間隔におけるディスクから読み取られたデータの平均レートです(KB/秒)。 | ||
書き込みスループット | 監視間隔におけるディスクに書き込まれたデータの平均レートです(KB/秒)。 | ||
ディスクキュー深度 | |||
ディスクキュー深度 | 監視間隔における未処理のデータI/O操作数の平均です。 |
使用率
パラメーター | 説明 |
サーバーインスタンスタイプ
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単一サーバー
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フレキシブルサーバー
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サーバー使用率 | |||
CPU | 監視間隔における現在使用されているCPU量の平均です(%)。 | ||
メモリ | 監視間隔における現在使用されているメモリ量の平均です(%)。 | ||
ストレージ | 監視間隔における現在使用されているストレージ量の平均です(%)。 | ||
I/O | 監視間隔における現在使用されているI/O量の平均です(%)。 ベーシックレベルのサーバーでは表示されません。 |
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CPUクレジット | |||
消費済みCPUクレジット | 監視間隔におけるデータベースサーバーで消費しているクレジット数の平均です。 | ||
残存CPUクレジット | 監視間隔におけるバーストに使用できるクレジット数の平均です。 | ||
ストレージ | |||
利用済みストレージ | 監視間隔におけるサービスで使用しているストレージ容量の平均です(GB)。 サービスにはデータベースファイル、トランザクションログ、サーバーログなどが該当します。 |
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空きストレージ | 監視間隔におけるサービスで使用できる空きストレージ容量の平均です(GB)。 | ||
バックアップストレージ | |||
バックアップストレージ使用率 |
監視間隔におけるバックアップストレージの使用量の平均です。 サーバーのバックアップ保持期間に基づいて保管されるフルバックアップ、差分バックアップ、ログバックアップなどのバックアップで消費されているストレージの合計です。 バックアップの頻度はサービス側での管理となります。 地理的冗長化ストレージとバックアップストレージの場合、使用量はローカル冗長化ストレージの使用量の2倍になります。 |
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トランザクションログサイズ | |||
トランザクションログストレージ使用率 | 監視間隔におけるトランザクションログで使用しているストレージ容量の平均です(GB)。 | ||
最大使用トランザクションID | 監視間隔における使用中のトランザクションIDの最大数です。 | ||
サーバーログストレージ | |||
サーバーログストレージ制限 | 監視間隔におけるサーバーに割り当てられているログストレージの最大量です(GB)。 | ||
サーバーログストレージ使用率 | 監視間隔におけるサーバーで使用されているサーバーログストレージ量の平均です(GB)。 | ||
サーバーログストレージ | 監視間隔におけるサーバーに割り当てられている平均ログストレージ量です(%)。 最大ログストレージ以外で使用されているストレージ量が該当します。 |
レプリケーション
パラメーター | 説明 |
サーバーインスタンスタイプ
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単一サーバー
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フレキシブルサーバー
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レプリカ間の最大ラグ | |||
レプリカ間の最大ラグ | 監視間隔におけるプライマリーと最も負荷の高いレプリカ間の最大ラグです(KB)。 | ||
レプリカラグ | |||
レプリカラグ | 監視間隔における直近に処理されたトランザクションからの最大経過時間です(秒)。 |
- レプリカ間の最大ラグはマスターサーバーでのみ表示されます。
- レプリカラグはレプリカサーバーでのみ表示されます。
設定
パラメータ | 説明 |
サーバーインスタンスタイプ
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単一サーバー
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フレキシブルサーバー
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設定 | |||
最小TLSバージョン | サーバーで強制されている最小のTLSバージョンです。 | ||
SSL強制 | サーバーへの接続でSSLが強制されているかを表します。 | ||
レプリカキャパシティ | マスターサーバーが保有できるレプリカの最大数です。 | ||
Server Type | Type of the resource server. Possible Values: Single/Flexible. | ||
作成時刻 | リソースサーバーが作成された時刻です。 | ||
バックアップ | |||
バックアップ保持期間 | サーバーでバックアップデータが保持されている日数です。 | ||
ジオ冗長バックアップ | サーバーバックアップにジオ冗長が設定されているかを表します。 | ||
ストレージ自動拡張 | サーバーで自動拡張が設定されているかを表します。 EnabledまたはDisabledで表示します。 |
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最初のリストア時刻 | 最初にリストアが行われたタイムスタンプです。 | ||
高可用性 | |||
モード |
サーバーの高可用性モードです。 対応している値は次のとおりです。
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高可用性ステータス | サーバーの高可用性モードのステータスです。 | ||
スタンドバイ可用性ゾーン | スタンドバイサーバーの可用性ゾーン情報です。 | ||
ネットワーク | |||
パブリックネットワークアクセス | サーバーでパブリックネットワークアクセスが許可されているかを表します。 | ||
委任されたサブネットリソースID | 委任されたサブネットリソースIDです。 | ||
プライベートDNSゾーンARMリソースID | プライベートDNSゾーンのリソースIDです。 | ||
SKU | |||
SKU |
SKUの名前です。「<tier>_<family>_<cores>」の形式で表示されます。 例:B_Gen4_1、GP_Gen5_8 |
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レベル |
SKUのレベルです。 対応している値は次のとおりです。
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ファミリー | 使用しているハードウェアのファミリーです。 | ||
容量 | スケールアップまたはスケールアウトされた容量をサーバーのCPUユニット数で表示します。 |