DNS監視
概要
DNSは階層型・非集中的な名前システムで、人間に読みやすいドメイン名と機械に読みやすいIPアドレスを相互に変換しています。コンピューターはこれを利用し、ネットワーク上で互いを特定します。DNSはドメイン名の階層と、ドメイン名・IPアドレスのマッピングを管理し、インターネットの電話帳として機能します。
訪問者がWebサイトに接続するにあたり、DNSサーバーが果たす役割は支配的であるため、DNSインフラの安定稼働は最優先事項です。DNSサーバーに問題があると障害やパフォーマンス低下につながり、エンド ユーザー体感全般に影響が及びます。したがって、堅牢なDNS監視ツールはトラブルシュートやパフォーマンス最適化に必須です。
Applications ManagerのDNS監視では、お客さまDNSサーバーの可用性とパフォーマンスをリアルタイムで追跡し、このニーズに応えます。応答時間、レコード タイプ、検索文字列、可用性などをフォローして、DNSサーバーをディープに監視し、障害やパフォーマンス低下があれば即時に通知します。
このドキュメントでは、DNSサーバー監視を始める方法を案内します。
新規DNSサーバー監視を作成するには
APIで新規DNS監視を追加するには:こちらをクリックしてください。
GUIで新規DNSサーバー監視を作成するには、下記の手順で操作してください。
- 新規監視をクリックします。サービス カテゴリからDNS監視を選択してください。
- 監視を実行しているホストの表示名を入力してください。
- ターゲット アドレスを入力します。
- ルックアップ アドレスを入力します。
- タイムアウト値を指定します(秒)。
- レコード タイプをプルダウンから選びます。
- 検索フィールドをドロップダウンから選びます。
- 検索値を入力ください。
- DNSサーバー監視のポーリング間隔を入力します。
- Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加する場合は、Managedサーバーを選択します。
- DNS監視を関連付ける監視グループをコンボ ボックスで選択してください(任意項目)。複数のグループを監視に関連付けることも可能です。
- 監視のインスタンスをエージェントに関連付けます。
- サーバーで実行オプションを有効にすると、DNS監視はApplications Managerのローカル サーバーで実行されます。
- エージェントで実行オプションを有効にすると、DNS監視は複数ロケーションから実行されます。監視を実行する場所となるエージェントを選択してください。この機能はEUMアドオンを有効にした場合のみご利用いただけます。
- 最後に、監視の追加をクリックすると、ネットワークからDNSリソースを検出し監視が始まります。
監視パラメーター
監視タブをクリックして、監視カテゴリ ビューへ移動します。サービス カテゴリからDNS監視をクリックしてください。DNSサーバー監視バルク設定 ビューが3つのタブに分類のうえ表示されます。
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
- パフォーマンス タブでは、24時間か30日のステータスとイベントを確認可能です。
- リスト ビュー タブでは、 バルク管理設定を実行できます。
DNS監視では次のメトリックを単一ウィンドウで表示します。
DNSサーバー | DNSリソースの可用性とパフォーマンスを監視します。応答時間、レコード タイプ、存在するレコード、検索フィールド、検索値、検索値のステータス、検索時間など、個別属性も対象です。 |