リアルユーザー監視のカスタムAPI
カスタムAPIを使用することで、ユーザーIDの動的な値の設定、Javascript(JS)エラーのキャプチャ、セッションタイムアウトの指定など、さまざまな機能を実行することが可能になります。
例えば、ユーザー名を設定するためのカスタムAPIを使用するには、ユーザー名が存在するCookieやDOMなどから、アプリケーションに基づいてユーザー名をキャプチャするスクリプトを作成する必要があります。ユーザー名を取得することで、カスタムAPIを呼び出すことが可能になります。
カスタムAPIを使用して、リアルユーザー監視のユーザー名をキャプチャする方法は、以下の本社ナレッジをご参照ください。
How to capture username in Real User Monitor using Custom API?
- カスタムAPIは、Applications Managerビルド16400以降、RUMエージェントバージョン3.2以降でサポートしています。
- 250文字以下のユーザー名を指定する必要があります。
- 以下の特殊文字は仕様できません。キャプチャしたユーザー名から削除されます。
`~!@#$^&_|+=?;'",<>(){}[]
サポート対象のカスタムAPIタイプ
タイプ | 説明 | 構文 |
---|---|---|
ユーザー名をキャプチャ | ユーザーIDのユーザー名をキャプチャ(デフォルトでは、RUMスクリプトによって各ユーザーに一意のユーザーIDを生成) このAPIは、特定のユーザーに固有のメトリクスを追跡や、問題をデバッグしたい時に有効です。 |
apmr('userName',"user@test.com"); |
JSエラーをキャプチャ | JSエラーを手動でキャプチャし、RUMエージェントサーバーに送信 | try { unKnownFunction(); } catch(err) { apmr('captureException',err); } |
カスタムブレッドクラムを追加 | JSのエラー時に識別しやすいように、カスタムブレッドクラムを設定 | apmr('addBreadCrumbs',"setTimeoutFunction"); |
現在のユーザーセッションを終了 | 現在のセッションを終了し、次のページのナビゲーションを新しいセッションとして開始 | apmr('endCurrentSession'); |