SQL Anywhere監視
組織がSQL Anywhereの監視ツールを選ぶ際、ステータスとパフォーマンスをピークに保つため、エラーに鋭く機敏であることが広く採用条件となっています。Applications Managerはこのようなリソースの監視と管理に役立つツールで、同時に、手作業での介入を極力排除可能となっています。
SQL Anywhere監視を追加するには
新規SQL Anywhere監視を作成するには、以下の手順に従ってください。
- 新規監視をクリックし、データベース サーバー カテゴリでSQL Anywhereを選択します。
- SQL Anywhere Serverの表示名を指定します。
- SQL Anywhereを実行しているサーバーのホスト名を入力してください。
- SQL Anywhereを実行するポートを指定します。デフォルトのポート番号は2638です。
- 下記の認証情報を利用を選ぶ場合は、SQL Anywhereインスタンスのユーザー名とパスワードを入力してください。
- ユーザー名:読み込み権限のあるユーザーの名前です。
- パスワード:上記ユーザーのパスワードです。
- 認証情報リストから選択する場合は、認証情報リストで設定済みの認証情報からそれぞれ選びます。
- ポーリング間隔を指定します(分)。
- SQL Anywhereを関連付ける監視グループを、コンボボックスで選択ください(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
- 監視の追加をクリックしてください。これによりネットワークからSQL Anywhereを検出し、監視が始まります。
監視対象のパラメーター
監視タブをクリックし、監視カテゴリ ビューへ移動してください。データベース サーバー テーブルで、SQL Anywhereを選択すると、一括設定ビューが3つのタブに分類・表示されます。
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
- パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
- リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
リストで監視をクリックすると、SQL Anywhere監視ダッシュボードへと移動します。タブは4つに分けて表示されます。
概要
パラメーター | 説明 |
---|---|
接続の統計 | |
接続総数 | SQL Anywhereサーバーへの接続の 総数です。 |
HTTP接続 | SQL AnywhereサーバーへのHTTP接続の数です。 |
HTTPS接続 | SQL AnywhereサーバーへのHTTPS接続の数です。 |
セッション アクティビティ | |
アクティブHTTP要求 | アクティブHTTP要求の数です。 |
アクティブHTTPS要求 | アクティブHTTPS要求の数を表します。 |
スケジュール外の要求(Unscheduled Requests) | スケジュールされていない要求の数を表します。 |
アクティブ セッション | アクティブ セッションの 総数です。 |
キャッシュ利用率 | |
現在のキャッシュ サイズ | 利用中のキャッシュ メモリのサイズを表します(KB)。 |
最大キャッシュ サイズ | 最大許容キャッシュ サイズを表します(KB)。 |
ピーク キャッシュ サイズ | 現在のセッションでキャッシュが達した最大サイズを表します(KB)。 |
キャッシュ統計 | |
ダーティ キャッシュ | ダーティで書き換えの必要があるキャッシュ ページの数を表します。 |
ピン留めキャッシュ(Cache Pinned) | ピン留め用のキャッシュ ページ数を指します。 |
キャッシュ置き換え | キャッシュ内で置き換えが発生したページの数を表します。 |
メイン ヒープ ページ | グローバル サーバー データ構造に使うページの数を指します。 |
データベース
パラメーター | 説明 |
---|---|
データベース | |
名前 | データベースの名前です。 |
総サイズ(MB) | データベースの 総サイズを表します(MB)。 |
利用済み(MB) | 利用済みデータベース メモリの サイズを表します(MB)。 |
空き(MB) | 空きデータベース メモリの サイズを表します(MB)。 |
利用済み(%) | 利用中のデータベース メモリを表します(%)。 |
ディスク読み込み数/分 | 読み込み速度を表します(数/分)。 |
ディスク書き込み数/分 | 書き込み速度を表します(数/分)。 |
接続数 | データベースへの接続数です。 |
ロック数 | データベースで保持されているロックの数です。 |
データベース詳細 | データベース画面でデータベースを選びクリックすると、表示される詳細情報です。 |
dbspaceとファイル詳細 | |
データベース スペース名 | dbspaceの名前です。 |
ファイル名 | dbspaceにあるファイルの名前です。 |
総ディスク サイズ(MB) | dbspace用の総ディスク サイズを表します(MB)。 |
空きディスク(MB) | dbspace用に空いているディスク スペースを表します(MB)。 |
空きディスク(%) | dbspace用に空いているディスク スペースを表します(%)。 |
総ファイル サイズ(MB) | ファイルの総サイズを表します(MB)。 |
利用済みファイル(MB) | 利用中ファイルの総サイズを表します(MB)。 |
空きファイル(MB) | 空きファイルの総サイズを表します(MB)。 |
利用済みファイル(%) | 利用中のファイルのサイズです(%)。 |
DBミラーリング詳細 | |
名前 | データベースの名前です。 |
ミラー モード | ミラーリングの モードです。 |
ミラー ステータス | ミラー先データベースのステータスを表します。同期済みか否かがあります。 |
パートナー ステータス | パートナー サーバーのステータスを表します。接続済みか否かがあります。 |
アービター ステータス | アービター サーバーのステータスを表します。接続済みか否かがあります。 |
接続
パラメーター | 説明 |
---|---|
DB接続 | |
DB名 | データベースの名前です。 |
接続ID | 接続の一意のID番号です。 |
接続名 | 接続の名前です。 |
接続ホスト | ホストの名前です。 |
ユーザー | ユーザーの名前です。 |
通信リンク | 通信リンクの タイプです。 |
最新の要求タイプ | 前回処理された要求のタイプです。 |
接続ブロックID(BlockedOn) | データベースをブロックしたユーザーの接続IDを指します。 |
設定
パラメーター | 説明 |
---|---|
設定プロパティ | |
Sybaseバージョン | 利用しているSQL Anywhereサーバーのバージョンです。 |
サーバー名 | 利用しているSQL Anywhereサーバーの名前です。 |
サーバー言語 | SQL Anywhereサーバーで使う言語です。 |
スタートアップ時刻 | サーバー実行が始まった時刻を表します。 |
ライセンス シート | ライセンス シートかプロセッサーの数です。すなわち、シート契約でもプロセッサー契約でも、ライセンス数を表示します。 |
ライセンス タイプ | ライセンスの タイプです。CPUベース(processor)とシートごと(perseat)があります。 |
ライセンス先企業 | ライセンス先企業の名前です。 |
ライセンス先ユーザー | ライセンス先ユーザーの名前です。 |
ネットワーク サーバー | 追加したSQL Anywhereサーバーが、ネットワーク サーバーであるか否かを指します。 |