エージェント パフォーマンス レポート――APMインサイトJavaエージェント
サーバー設定
- アプリケーション サーバー:Apache Tomcat 7.0.29
- JDK/JVM環境:Oracle JDK 1.6.0_24
- OS:Windows 7(x64)
アプリケーション設定
- J2EE Webアプリケーション
- 利用したMVCフレームワーク:Struts 2
- 利用したORMフレームワーク:Hibernate 4.2.19 Final
- データベース:MySQL
- 利用したキャッシュ フレームワーク:memcached
メモリ消費
- ターゲットWebアプリケーションに、まず、分ごとに300のリクエストを受信するよう設定しました。
- APMインサイトJavaエージェントを、Web、Web以外を問わずすべてのトランザクションをトラックするよう設定したところ、アプリケーション サーバーでの対応にあたり、エージェントのメモリ消費は、35から40 MBでした。
- サーバーへのスループットを分ごとに600のリクエストに増やすと、アプリケーション サーバーが対応した全トランザクションをトラッキングするのにJavaエージェントは80から100 MBを消費しました。
- アプリケーション サーバーが膨大なリクエストに対応する場合、エージェントによる負荷を下げるため、必要に応じてサンプル係数を設定してください。
応答時間の増加
- APMインサイトJavaエージェントによる応答時間の増加は、組み込んだメソッドの呼び出し数に直接比例します。
- トランザクションで発生しメソッド呼び出しをすべてトラックさせると、応答時間の増加は最大で7%でした。最短では、エージェントが消費した時間は、実際の応答時間の1%でした。
ネットワーク帯域利用率
- APMインサイト エージェントとApplications Managerサーバーの通信は、片方向HTTPSです。エージェントはパフォーマンス メトリックを、Applications Managerサーバーに1分に1度送信します。
- エージェントからApplications Managerへは、分ごとに2のリクエストを行います。
- /arh/data:サーバーで実行されたトランザクションすべてのメトリック データを含みます。最大で100 KBです。
- /arh/trace:応答時間が設定したしきい値より長いトランザクションすべてのトレースを示します。送信対象はトランザクションの完全なスナップショットです。これによりデバッグの改善が図れます。最大送信データサイズはおよそ4 MBです。