Oracle Coherenceサーバー監視

概要

Applications Managerは標準で、Oracle Coherenceサーバー ファームのパフォーマンス メトリックに対応しており、ステータスと可用性の可視化に役立ちます。データベース管理者はWebクライアントから、Oracle Coherenceのパフォーマンス メトリックを図表で確認可能です。

新規Oracle Coherence監視を作成するには

  1. 新規監視をクリックします。
  2. Oracle Coherenceを選択します。
  3. 監視の表示名を入力してください。
  4. ホストのIPアドレス化名前を入力します。
  5. JMXの実行ポートを入力してください。
  6. 同一クラスターで他のマシンがJMXを実行中の場合、追加JMXポートを入力してください。
  7. 認証情報を、リストから選択するか、次の手順のように入力してください。
  8. ユーザー名パスワードを入力してください。
  9. JNDIパスを入力してください。例:/jmxrmi
  10. ポーリング間隔を入力してください(分)。
  11. コンボボックスから、監視グループに関連付けるOracle Databaseサーバーを選択します(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
  12. 監視の追加をクリックすると、ネットワークからOracle Databaseサーバーを検出し、監視を始めます。

要件

Oracle Coherence監視のため、JMXを有効にしてください。新規Oracle Coherence監視の作成には、管理者権限が必要です。

監視対象のパラメーター

  • 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
  • パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
  • リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。

リストにあるそれぞれの監視をクリックすると、次の情報が提示されます。

クラスター詳細

属性名 説明
クラスター名 クラスターの名前です。
クラスター サイズ クラスターのサイズを表します。
ローカル メンバーID(管理ID) JMX接続先ノードのメンバーIDです。
最古のメンバーID(OldestMemberID) 最初に稼働したノードのIDを表します。
離脱メンバー数(MemberDepartureCount) 離脱したノードの数です。
バージョン Oracle Coherenceのバージョンです。
ライセンス モード Coherenceのライセンス モードには、開発、本番、評価があります(Development、Production、Evaluation)。
分散サービス数(DistributedServiceCount) 設定済みの分散サービスの数を表します。
非分散サービス数(NonDistributedServiceCount) 設定済みのレプリカ ベース サービスの数を表します。
Extendサービス接続 Extendサービス接続の数を表します。

パーティション割り当て

属性名 説明
コーディネーターID オーナーシップ分散コーディネーターのIDを指します(OwnerShip Distribution Co-Ordinator)。
サービス マシン数 ストレージ マシンの数を表します。
サービス ノード数 サービス ノードの数です。
戦略名 戦略の名前を指します(strategy)。
HAステータス ストレージ バックアップのステータスです。
サービス名 サービスの名前です。

分散サービスとレプリカ サービス

属性名 説明
ストレージ有効 ストレージが有効化されているか否かを示します。
ローカル メッセージ(MessagesLocal) ノードにあるローカル メッセージの数です。
受信メッセージ メッセージ受信の数を表します。
送信メッセージ メッセージ送信の数を表します。
全パーティション すべてのパーティションを示します。
障害危惧パーティション 障害の危惧があるパーティションを指します(endangered[未バックアップ])。
脆弱パーティション 脆弱なパーティションを示します(vulnerable[非冗長])。
サービス名 サービスの名前です。
HAステータス ノードのステータスを表します。
タイプ サービスのタイプです。
ユニキャスト ユニキャスト アドレスです。

Extend接続マネージャー

属性名 説明
接続ミリ秒(ConnectionTimeMillis) 接続の継続時間を表します(ミリ秒)。
総受信メッセージ 総受信メッセージ数を表します。
総送信メッセージ 総送信メッセージ数を表します。
総受信バイト データの受信総量を指します(バイト)。
総送信バイト データの送信総量を指します(バイト)。
リモート アドレス リモート アドレスを示します。
タイム スタンプ 接続確立の時刻を表します。

Extend TCPプロキシ サービス

属性名 説明
接続数 接続の数です。
認可のない接続試み(UnauthorizedConnectionAttempts) 認可なしでの接続の試み件数を指します。
総送信メッセージ 総送信メッセージ数を表します。
総受信メッセージ 総受信メッセージ数を表します。
総受信バイト データの受信総量を指します(バイト)。
総送信バイト データの送信総量を指します(バイト)。
ホストIP ホストのIPです。

ノードの一般情報

属性名 説明
ID ノードのIDです。
ユニキャスト アドレス ユニキャスト アドレス
最弱チャネル 最弱チャネルです(weakest channel[通信が一番困難なノード])。
パケット送信 合計送信パケット数を指します。
パケット受信 合計受信パケット数を指します。
出版者成功率(PublisherSuccessRate) 出版者の成功率を表します。
受信者成功率(ReceiverSuccessRate) 受信者の成功率を表します。
利用可能メモリ(MB) 利用可能なメモリの量を指します。
最大メモリ(MB) 最大メモリ量を指します。
メモ
  • 新規Oracle Coherence監視を作成するには、管理者権限が必要です。
  • MBeansの利用にはJConsoleも利用できます。