Oracle Coherenceサーバー監視
概要
Applications Managerは標準で、Oracle Coherenceサーバー ファームのパフォーマンス メトリックに対応しており、ステータスと可用性の可視化に役立ちます。データベース管理者はWebクライアントから、Oracle Coherenceのパフォーマンス メトリックを図表で確認可能です。
新規Oracle Coherence監視を作成するには
- 新規監視をクリックします。
- Oracle Coherenceを選択します。
- 監視の表示名を入力してください。
- ホストのIPアドレス化名前を入力します。
- JMXの実行ポートを入力してください。
- 同一クラスターで他のマシンがJMXを実行中の場合、追加JMXポートを入力してください。
- 認証情報を、リストから選択するか、次の手順のように入力してください。
- ユーザー名とパスワードを入力してください。
- JNDIパスを入力してください。例:/jmxrmi
- ポーリング間隔を入力してください(分)。
- コンボボックスから、監視グループに関連付けるOracle Databaseサーバーを選択します(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
- 監視の追加をクリックすると、ネットワークからOracle Databaseサーバーを検出し、監視を始めます。
要件
Oracle Coherence監視のため、JMXを有効にしてください。新規Oracle Coherence監視の作成には、管理者権限が必要です。
監視対象のパラメーター
- 可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。
- パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
- リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。
リストにあるそれぞれの監視をクリックすると、次の情報が提示されます。
クラスター詳細
属性名 | 説明 |
---|---|
クラスター名 | クラスターの名前です。 |
クラスター サイズ | クラスターのサイズを表します。 |
ローカル メンバーID(管理ID) | JMX接続先ノードのメンバーIDです。 |
最古のメンバーID(OldestMemberID) | 最初に稼働したノードのIDを表します。 |
離脱メンバー数(MemberDepartureCount) | 離脱したノードの数です。 |
バージョン | Oracle Coherenceのバージョンです。 |
ライセンス モード | Coherenceのライセンス モードには、開発、本番、評価があります(Development、Production、Evaluation)。 |
分散サービス数(DistributedServiceCount) | 設定済みの分散サービスの数を表します。 |
非分散サービス数(NonDistributedServiceCount) | 設定済みのレプリカ ベース サービスの数を表します。 |
Extendサービス接続 | Extendサービス接続の数を表します。 |
パーティション割り当て
属性名 | 説明 |
---|---|
コーディネーターID | オーナーシップ分散コーディネーターのIDを指します(OwnerShip Distribution Co-Ordinator)。 |
サービス マシン数 | ストレージ マシンの数を表します。 |
サービス ノード数 | サービス ノードの数です。 |
戦略名 | 戦略の名前を指します(strategy)。 |
HAステータス | ストレージ バックアップのステータスです。 |
サービス名 | サービスの名前です。 |
分散サービスとレプリカ サービス
属性名 | 説明 |
---|---|
ストレージ有効 | ストレージが有効化されているか否かを示します。 |
ローカル メッセージ(MessagesLocal) | ノードにあるローカル メッセージの数です。 |
受信メッセージ | メッセージ受信の数を表します。 |
送信メッセージ | メッセージ送信の数を表します。 |
全パーティション | すべてのパーティションを示します。 |
障害危惧パーティション | 障害の危惧があるパーティションを指します(endangered[未バックアップ])。 |
脆弱パーティション | 脆弱なパーティションを示します(vulnerable[非冗長])。 |
サービス名 | サービスの名前です。 |
HAステータス | ノードのステータスを表します。 |
タイプ | サービスのタイプです。 |
ユニキャスト | ユニキャスト アドレスです。 |
Extend接続マネージャー
属性名 | 説明 |
---|---|
接続ミリ秒(ConnectionTimeMillis) | 接続の継続時間を表します(ミリ秒)。 |
総受信メッセージ | 総受信メッセージ数を表します。 |
総送信メッセージ | 総送信メッセージ数を表します。 |
総受信バイト | データの受信総量を指します(バイト)。 |
総送信バイト | データの送信総量を指します(バイト)。 |
リモート アドレス | リモート アドレスを示します。 |
タイム スタンプ | 接続確立の時刻を表します。 |
Extend TCPプロキシ サービス
属性名 | 説明 |
---|---|
接続数 | 接続の数です。 |
認可のない接続試み(UnauthorizedConnectionAttempts) | 認可なしでの接続の試み件数を指します。 |
総送信メッセージ | 総送信メッセージ数を表します。 |
総受信メッセージ | 総受信メッセージ数を表します。 |
総受信バイト | データの受信総量を指します(バイト)。 |
総送信バイト | データの送信総量を指します(バイト)。 |
ホストIP | ホストのIPです。 |
ノードの一般情報
属性名 | 説明 |
---|---|
ID | ノードのIDです。 |
ユニキャスト アドレス | ユニキャスト アドレス |
最弱チャネル | 最弱チャネルです(weakest channel[通信が一番困難なノード])。 |
パケット送信 | 合計送信パケット数を指します。 |
パケット受信 | 合計受信パケット数を指します。 |
出版者成功率(PublisherSuccessRate) | 出版者の成功率を表します。 |
受信者成功率(ReceiverSuccessRate) | 受信者の成功率を表します。 |
利用可能メモリ(MB) | 利用可能なメモリの量を指します。 |
最大メモリ(MB) | 最大メモリ量を指します。 |
メモ:
- 新規Oracle Coherence監視を作成するには、管理者権限が必要です。
- MBeansの利用にはJConsoleも利用できます。