セキュリティ/ファイアウォールの要件
このページでは、ファイアウォール越しにApplicartions Managerにアクセスする方法を説明します。ファイアウォールは認可なしのネットワーク アクセスを防ぐバリアとして利用されています。認可のある人だけを通し、それ以外は通さない、入り口の役目です。Applicatins Managerを実行しているホストが必要ポートで監視を行うには、ファイアウォールの設定が必要となります。
メモ:通信を確立するには、ポートはすべて双方向に開放してください。
ファイアウォール越しに監視する際に開放するポート
監視 | ポート詳細 |
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アプリケーション サーバー | |
GlassFish | GlassFish JMXポート(デフォルト:8686)。 |
JBoss | 双方向コミュニケーションが、JBoss Webサーバー ポート(デフォルト:8080)とApplications ManagerのWebサーバー ポート(デフォルト:9090)で必要です。 Applications Managerのホスト名には、JBossサーバーからアクセス可能としてください。 JBoss RMIオブジェクト ポートも開放してください(デフォルト:4444)。 |
Jetty | 監視のためJMXを有効にします。JettyのJMXポートは、デフォルトのインストール状態で9999です。 |
Microsoft .NET |
WMIポート(デフォルト:445)。 RPCポート(デフォルト:135)。 詳細は、WMIモードでの監視の解説も参照ください。 |
Oracle Application Server | Oracle Application Serverポート(デフォルト:7200)。 |
Tomcat | Tomcat Webサーバー ポート(デフォルト:8080)。 |
VMware vFabric tc Server | VMware vFabric tc ServerのJMXポート(デフォルト:6969)。 |
WebLogic | 双方向コミュニケーションが、WebLogicリスニング ポート(デフォルト:7001)とApplications ManagerのWebサーバー ポート(デフォルト:9090)で必要です。 |
WebSphere |
WebSphereアプリケーション ポート(デフォルト:9080)。 |
カスタム監視 | |
データベース クエリ監視 | 対応するデータベース サーバー ポートです。 |
ファイル/ディレクトリ、スクリプト(Telnet/SSHモード) |
Telnetポート:23(Telnetの場合)。 SSHポート:22(SSHの場合)。 |
ファイル/ディレクトリ、WMIパフォーマンス カウンター(WMIモード) |
WMIポート(デフォルト:445)。 RPCポート(デフォルト:135)。 詳細は、WMIモードでの監視の解説も参照ください。 |
データベース サーバー | |
Db2 | Db2の実行ポート(デフォルト:50000)。 |
memcached | memcachedサーバーの実行ポート(デフォルト:11211)。 |
MySQL | MySQLの実行ポート(デフォルト:3306)。 |
Oracle | Oracleの実行ポート(デフォルト:1521)。 |
PostgreSQL | PostgreSQLの実行ポート(デフォルト:5432)。 |
Microsoft SQL Server | SQL Serverの実行ポート(デフォルト:1433)。名前付きインスタンスをご利用の際は、UDPポート1434がSQL Server Browser Serviceで必要になる可能性があります。 |
Sybase | Sybaseの実行ポート(デフォルト:5000)。 |
SAP HANA | SAP HANAのインデックス サーバー ポート(デフォルト:30015)。 |
Apache HBase | HBaseを実行するポートを指定してください。HBaseのデフォルト インストール状態では、マスター サーバーのポートは10101、リージョン サーバーのポートは10102です。 |
NoSQL | |
Cassandra | 監視にはJMXを有効にしてください。CassandraのJMXポートは、デフォルトのインストール状態で7199です。 |
ERP | |
Oracle EBS | Oracle EBS Webサーバー ポート(デフォルト:7200)。 |
Microsoft Dynamic CRM/365 (On-Premise) |
Microsoft Dynamics CRM/365アプリケーションを監視するには、Dynamics CRM/365 Serverの「root\CIMV2」名前空間でWMIクエリ実行権限を持つ、管理者アカウントをご利用ください。 監視用のファイアウォール設定 WMIでの監視に必要なポート
PowerShellで監視するには PowerShellの有効化方法の解説ページをご覧ください。 |
メール サーバー | |
Exchange Server |
Exchange Serverの実行ポート(デフォルト:25)。 WMI(デフォルト:TCP 445)。 |
メール サーバー | Applications ManagerからSMTPサーバー ポートでメールを送ります(デフォルト:25)。 POPサーバーからは、POPポートでメールを取得します(デフォルト:110)。 |
ミドルウェア/ポータル | |
IBM WebSphere MQ | MQリスニング ポートです(デフォルト:1414)。 |
Microsoft MSMQ/SharePoint Server |
WMIポート(デフォルト:445)。 RPCポート(デフォルト:135)。 詳細は、WMIモードでの監視の解説も参照ください。 |
VMware vFabric RabbitMQサーバー | 管理プラグインを設定したポートのIDが必要です(デフォルト:55672) |
WebLogic Integration Server | WebLogic Integrationポート(デフォルト:7001)。 |
Oracle Tuxedo | Tuxedo SNMPエージェントを実行しているポートの番号です。デフォルトのポート番号は161です。 |
Apache ActiveMQ | ActiveMQを実行するポートを指定してください。 |
Apache Kafka |
デフォルトのJMXポートは9999です。 Apache KafkaをJDK 7 Update 4以上で利用する場合、RMIコネクターにバインドするポート番号はApache Kafkaのシステム プロパティで「-Dcom.sun.management.jmxremote.rmi.port=9999」にセットし、Applications Managerからファイアウォール越しの接続を可能としてください。 それ以前のJDKを使うには、ファイアウォール越し通信のサンプルを参考に、RMIコネクター通信のポートを設定してください。 |
サーバー | |
AS/400(iSeries) |
Applications ManagerからAS/400・iSeriesサーバーへの接続には、JTOpenパッケージを利用します。JTOpenでは、非SSLポートの449、446、8470、8471、8472、8473、8474、8475、8476を使います。 IBMサポート ページを確認し、表のうち「Port Non-SSL」に記載のあるポートをファイアウォールでブロックしていないか検討ください。 |
Linux、Solaris、AIX、HP-UX、Tru64 UNIX |
Telnetポート(デフォルト:23)。 SSHポート(デフォルト:22)。 SNMPエージェント ポート(デフォルト:161)。 |
Windows |
Windows Serverの監視には「管理者」権限が必要です。 必要ポート WMI(デフォルト:TCP 445) Windows Server 2008/Windows Vista以降、動的ポートに次の範囲が使えるようになっています。 開始ポート:49152 終了ポート:65535 Windows Server 2008/Windows Vistaから、Windows Server 2019/Windows 10世代のみをご利用の場合は、49152から65535までのハイポートで接続を有効にしてください。 Windows 2000、Windows XP、Windows Server 2003は、次の動的ポート範囲を使います。 開始ポート:1025 終了ポート:5000 Windows Server 2008/Windows Vista以降の世代と、それより前の世代を併用している場合は、双方のポート範囲で接続を有効にする必要があります。 ハイポートのレンジ:49152から65535まで ローポートのレンジ:1025から5000まで SNMPモードでの監視には SNMPエージェント ポートを使います(デフォルト:161)。 |
サービス | |
Active Directory |
WMIポート(デフォルト:445)。 RPCポート(デフォルト:135)。 |
FTP/SFTP |
FTP/SFTPの実行ポートが必要です(デフォルトでFTPは21、SFTPは22)。 |
JMX(MX4J/JDK 1.5) | JMXエージェントのポートが必要です(デフォルト:1099)。 ファイアウォール越しにJMXを監視するには、次の変更が必要です。
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LDAP | LDAPサーバー ポート。 |
サービス監視 | 監視するサービスのポートを使います。 |
SNMP | SNMPエージェント ポート(デフォルト:161)。 |
Telnet | Telnetで使うポート。 |
Apache ZooKeeper |
デフォルトのJMXエージェント ポートは1099です。 Apache ZooKeeperをJDK 7 Update 4以上で利用する場合、RMIコネクターにバインドするポート番号はApache ZooKeeperのシステム プロパティで「-Dcom.sun.management.jmxremote.rmi.port=1099」にセットし、Applications Managerからファイアウォール越しの接続を可能としてください。 それ以前のJDKを使うには、ファイアウォール越し通信のサンプルを参考に、RMIコネクター通信のポートを設定してください。 |
Oracle Coherence | Coherence is 1099の監視のためJMXを有効にします。JMX Portデフォルトのインストール状態でです。 |
Hadoop | NameNodeの監視のためJMXポートを有効にします。 |
トランザクション | |
APMインサイト | Applications ManagerのWebサーバー ポートに、APMインサイト エージェントのあるサーバーから通信できるようにしてください(デフォルト:9090)。 |
仮想化 | |
Hyper-V |
WMIポート(デフォルト:445)。 RPCポート(デフォルト:135)。 |
VMware ESX/ESXi | VMware Webサービス ポート(デフォルト:443)。 |
Citrix XenServer | XenServerのWebサービスを実行しているHTTPSポートです。デフォルトのポート番号は443です。 |
Docker | Dockerソケット ポート (デフォルト:4243)。 |
Webサーバー/サービス | |
リアル ブラウザー監視 (QEngineポート) | AppManager_Homeworkingconfqeruntime.propertiesファイルに記載のあるqeport(デフォルト:5001)を、RBMのwebscriptを記録するマシンで開く必要があります。 |
SSL証明書監視 | SSLWebサーバーの実行ポート(デフォルト:443) |
Webサーバー:Apache、IIS、PHP | WebサーバーのHTTPポートです(デフォルト:80)。 |
Elasticsearch | Elasticsearchの実行ポート(デフォルト:9200)。 |
Apache Solr | Apache Solrの実行ポート(デフォルト:8983)。 |
その他 | |
トラップ リスナー | Applications Managerサーバーのトラップのリスニング ポート(デフォルト:1620)を、トラップ送信元サーバーから通信可能としてください。トラップ受信の詳細は、SNMPリスニング設定の解説を参照ください。 |
Webユーザー体感監視 | Site24x7利用のためインターネット アクセスが必要です。 |
Applications Managerではデータ保護に注力しています。製品にバンドルのPostgreSQLデータベースは、localhostの認証済みユーザーからのアクセスしか受け付けません。ユーザー名とパスワードはPostgreSQLデータベースに保存します。パスワードには暗号を施してあります。
監視タイプごとに必要な権限
監視 | 権限 |
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Active Directory | 管理者のユーザー名とパスワード(WMIモード)。 |
Amazon |
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Apacheサーバー | Apacheのサーバー ステータスURLを確認するための認証情報。 |
AS/400(iSeries) |
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データベース クエリ監視 | 必要データベースへのアクセスとクエリ実行の権限が必要です。 |
Db2 | 最低、SYSMONインスタンス レベルの権限がユーザーに必要です。 |
Exchange Server | 管理者のユーザー名とパスワード(WMIモード)。 |
ファイル/ディレクトリ | 監視するファイルやディレクトリにアクセスする権限が要ります。 |
FTP/SFTP | 認証を有効にする場合、FTP/SFTPサーバーへと接続するためのユーザー名とパスワードと、必要ディレクトリに移動する権限が必要です。 |
GlassFish | GlassFish管理コンソールへの接続用ユーザー名とパスワード。 |
HP-UX | ゲスト ユーザーの権限が必要です。 |
HTTP URL | Basic認証が必要な際に、認証情報を入力してください。 |
Hyper-V | root OSでの管理者権限が必要です(Windows 2008 R2などとサポートするバージョンのHyper-V)。 |
IBM AIX | ゲスト ユーザー権限でもほとんどのデータは取得できます。ただし、メモリ情報の取得には「root」権限が必要です。 |
IBM WebSphere MQ | タイプが「ServerConnectionChannel」のチャネル名が要ります。 |
JBoss | JBossで認証を要する場合は、ユーザー名とパスワードが必要です。ユーザーはJBoss JMXコンソールへのアクセスが可能でなければなりません。認証不要の設定の場合は、ユーザー名とパスワードは不要です。 |
JMX/Java Runtime |
認証を有効にする場合、JMXエージェントへの接続に使うユーザー名とパスワードを入力します。 アプリケーションをJDK 7 Update 4以上で実行する場合、RMIコネクターにバインドするポート番号は、そのアプリケーションのシステム プロパティで「-Dcom.sun.management.jmxremote.rmi.port=1099」と設定し、Applications Managerからファイアウォール越しの接続を可能としてください。 Javaアプリケーションが以前のバージョンのJDKで稼働している場合、ファイアウォール越し通信のサンプルを参考に、RMIコネクター通信のポートを設定してください。 |
LDAP | 認証を有効にする場合、ユーザー名とパスワードを入力します。指定がなければ、LDAPサーバーに匿名ログインを行います。 |
Linux | ゲスト ユーザー権限が必要です。 |
メール サーバー | 認証を有効にする場合、SMTPとPOPへの接続に使うユーザー名とパスワードを入力します。 |
Microsoft .NET | 管理者のユーザー名とパスワード(WMIモード)。 |
Microsoft Office SharePoint Server | 管理者のユーザー名とパスワード(WMIモード)。 |
MS SQL | masterデータベースのシステム管理者かオーナーである必要があります。 |
MSMQ | 管理者のユーザー名とパスワード(WMIモード)。 |
MySQL | 監視するデータベースにアクセスできるユーザー名を指定してください。MySQLの設定も必要です。これによって、Applications ManagerホストがMySQLデータベースにアクセス可能となります。 |
Oracle | CONNECTとSELECT_CATALOG_ROLEのロールを持ったユーザーが必要です。 |
SAP/SAP CCMS |
SAPユーザー プロファイルに認可オブジェクトS_RFC、S_XMI_LOG、S_XMI_PRODが必要で、こちらがSAP監視追加の最低要件となります。 Applications ManagerはSAP Java ConnectorでSAP ABAPサーバーに接続します。SAP JCoはApplications ManagerからSAPへの通信にSAPディスパッチャーを利用しています。ディスパッチャー ポートは3200で、SAPのシステム番号とあわせて利用します。 |
スクリプト監視 | スクリプト実行と出力ファイルへのアクセス権限が必要です。 |
SNMPモードのサーバー | 読み込み権限のSNMPコミュニティ文字列。 |
SNMP/ネットワーク装置 |
SNMPv1/V2cの場合
SNMPv3の場合 3つあるセキュリティ レベルから、1つをドロップダウンで選択してください。
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Solaris | ゲスト ユーザー権限が必要です。 |
Sybase | masterデータベースに対する管理者かDBオーナーの権限が必要です。 |
Tomcat |
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VMware ESX/ESXi |
VMware ESX/ESXi Serverの監視への追加には、rootアカウントの利用を推奨します。ただし、rootアカウントを利用できない場合、「表示のみ」プロファイルでサーバーを追加してください。監視に必要な権限はそろっています。作成するユーザーは、次の条件に合うようにしてください。
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VMware vFabric RabbitMQサーバー | RabbitMQサーバーのユーザー名とパスワードが必要です。 |
WebLogic | 認証を必要とする場合は、WebLogic管理者のユーザー名とパスワードを使います。認証不要であれば、ユーザー名とパスワードは要りません。 |
WebLogic Integration Server | 認証を必要とする場合は、WebLogic管理者のユーザー名とパスワードを使います。認証不要であれば、ユーザー名とパスワードは要りません。 |
Webサービス | Webサービス操作を実行するには、ユーザー名とパスワードを必要とします。 |
WebSphere | グローバル セキュリティが有効な場合、ユーザー名とパスワードが必要です。認証不要であれば、ユーザー名とパスワードは要りません。 |
Windows | 管理者のユーザー名とパスワード(WMIモード)。 |
Enterprise Edition
パス | ポート |
---|---|
AdminサーバーからManagedサーバーへ | データベース同期のSSLポート(デフォルトで8443)。 Webサーバー ポート(デフォルトで9090)。 |
ManagedサーバーからManagedサーバー | SSLポート(デフォルトで8443)。 |
メモ:運用環境の解説ページに、Applications Managerを実際に使いはじめる際の注意事項を記載してあります。