Cassandraデータベース サーバー

Cassandraデータベース サーバー監視を作成するには、次の手順に従ってください。

  1. 新規監視をクリックします。

  2. Cassandraを選択します。

  3. Cassandra監視の表示名を指定します。

  4. Cassandraサーバーが稼働しているホストの名前やIPアドレスを入力してください。

  5. サーバーを実行しているJMXポートを入力してください。デフォルトでは7199となっており、それ以外の場合は、cassandra-env.shファイルでJMX_PORTを確認ください。

  6. 特定ノードだけを検出する場合は、クラスター内のすべてのノードをディスカバリを無効にしてください。デフォルトでは有効となっており、クラスターの全ノードが検出されます。

  7. 「認証を必要とする」を選択し、Cassandraサーバーへの接続につかうJMX認証情報を入力します。ここで、認証情報のユーザー名パスワードを入力します。

  8. ポーリング間隔を分で指定してください

  9. Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーの選択が必要です。

  10. 監視グループに関連付けるCassandraサーバーを、コンボボックスで選択ください(任意項目)。複数グループを監視に関連付けることもできます。

  11. 監視の追加をクリックします。ネットワークからCassandraサーバーを検出し、監視が始まります。

監視対象のパラメーター

Applications Managerは、クラスター内のノード、クラスター ネットワーク、リソース グループ、クラスター イベントなど、Windows Serverクラスター コンポーネントの属性を監視します。これらのパラメーターにもとづき、監視する数値型属性にしきい値設定も可能です。

可用性タブは、過去24時間か30日のCassandraデータベースの可用性履歴を示します。 パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントが表示されます。リスト ビューでは、一括管理設定も可能です。リストにある監視からそれぞれをクリックすると、次の情報が表示されます。

 

監視情報

このタブでは、サーバー名、ホスト名、サーバーが稼働しているJMXポートなど、基本情報を表示します。トークン、ゴシップ アクティブ、負荷、世代番号、アップタイム、データセンター、ラック名など、追加パラメーターも表示対象です。これらは、ノード ツールでコマンド「nodetool.bat/sh -h -p info」を実行したのと同じ結果となっています。

 

パフォーマンス

パラメーター 説明
可用性とパフォーマンスの履歴 可用性とパフォーマンスの最新6時間履歴を表示します。
CPU利用率 CPUの利用率を示します(%)。
メモリ利用率 サーバーの使用済みメモリ、空きメモリ、総メモリを示します(MB)。
例外 該当なし、無効、利用不能、タイムアウトなど、各種の例外の数を表します。
ストレージ統計 ストレージ負荷を示します(GB)。
操作の統計 エグゼクター(実行プログラム)起動以来、1秒ごとに実行されたrange、読み込み、書き込み操作の数を指します。
操作遅延 属性の最新読み込み以来、1秒ごとに実行されたrange、読み込み、書き込み操作による遅延を指します。
ブルーム フィルター統計(バージョン2.0.9以降)
ブルーム フィルター誤検知 誤検知の数を表します。ブルーム フィルターが、実在しない行を実在と誤認したとき発生します。
ブルーム フィルター誤検知率 ブルーム フィルターによるチェックすべてのうち、誤検知にいたったものの割合を指します。
ブルーム フィルター使用済みディスク スペース ディスク上のブルーム フィルター ファイルのサイズです。
memtable統計(バージョン2.0.9以降)
memtable列数 memtableにある列の総数です。
memtableデータサイズ memtableに保存されたデータの量を指し、列にかかわるオーバーヘッドも含みます。
memtableスイッチ件数 memtableのフラッシュ結果を外部にスイッチオフした回数を指します。
クライアント詳細
接続済みネイティブ クライアント サーバー インスタンスに接続中のネイティブ クライアントの数を表します。
接続済みThriftクライアント サーバー インスタンスに接続中のThriftクライアントの数を表します。
平均操作遅延
平均range遅延 最新ポーリング以来発生したrange操作の平均遅延を示します。
平均読み込み遅延 最新ポーリング以来発生した読み込み操作の平均遅延を示します。
平均書き込み遅延 最新ポーリング以来発生した書き込み操作の平均遅延を示します。
操作のタイムアウト
最近のタイムアウト 最新ポーリング以来発生した、読み込み、書き込み、range slice操作のタイムアウト件数を指します。

 

保留中のタスク

パラメーター 説明
コミット ログとコンパクション:保留中のタスク キュー内で実行を待期している、コミット ログとコンパクションのタスク数を指します。
コマンドとレスポンス:保留中のタスク キュー内で実行を待期している、コマンドとレスポンスのタスク数を指します。
スレッド プール タスク統計 アクティブ タスクと保留中のタスク、完了したタスクとブロックされたタスクなど、スレッド プール ステージのステータスを表示します。ノード ツールでコマンド「nodetool.bat/sh -h <hostname> -p <portnumber> tpstats」により取得する結果と同じです。

クラスター統計

パラメーター 説明
クラスター詳細 ノードの状態を示します。ライブ、切り離し中、移動中、参加中、到達不能があります(live、leaving、moving、joining、unreachable)。
クラスター ノード詳細 クラスター内ノードのステータスとストレージ負荷を示します(GB)。

メッセージ

こちらのタブでは、廃棄メッセージメッセージ タイムアウト統計を表示します。

パラメーター 説明
最近の総タイムアウト 最新ポーリング以来のタイムアウト件数を指します。

設定

こちらのタブでは、cassandra.yaml設定ファイルの設定値を表示します。