Oracle Application Server

サポート対象のバージョン

Oracle Application Server 10g

Applications Managerは、Oracle Application Serverが提供するDynamic Monitoring Service(DMS)で監視を行います。それには、DMSサーブレットからApplications Managerを実行しているシステムへ、アクセス可能でなくてはなりません。詳細は要件セクションを参照ください。

Oracle Application Server監視を作成するには

  1. 新規監視のリンクをクリックします。

  2. Oracle ASを選択してください。

  3. Oracle Application Serverを実行しているホストのIPアドレスホスト名を入力してください。

  4. ネットワークのサブネット マスクを入力してください。

  5. ポート番号を入力してください。例:7200

  6. Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。

  7. Oracle Application Server監視を関連付ける監視グループをコンボボックスから選択ください(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。

  8. 監視の追加をクリックします。これによって、ネットワークからOracle Application Serverを検出し、監視が始まります。

監視対象のパラメーター

Oracle Application Serverは、下記の属性にもとづき監視します。Oracle Application Serverの監視詳細は図表で提示し、パラメーターが容易に理解可能です。監視する属性に、これら属性にもとづいてしきい値を設定することもできます。

可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。リスト ビューでは、一括管理設定が可能です。リストにあるそれぞれの監視をクリックすると、次の情報が提示されます。

 

パラメーター

説明

監視情報
ポート Oracle Application Serverのリスニングを行うポートです。
最新ポーリング時刻 サーバーの監視が始まった時間を示します。
可用性 現在のサーバー ステータスが、利用可能か不能かを示します。
要求スループット
スループット サーバーでの要求処理速度を指します(件数/単位時間)。
現在のアクティブ接続 現在のアクティブ接続を表示します。
平均接続処理時間 接続の平均処理時間を提示します。
現在のアクティブな要求 現在アクティブな要求の件数を表示します。
サーバー応答時間
応答時間 監視中にサーバーからの応答にかかった時間を指します。
データ スループット 単位時間ごとのデータ転送量を指します。
処理済みデータ 要求ごとの処理データ量を指します。
サーブレット サーブレットの総数です。
OPMNプロセス メモリ統計(dcm-daemon、WebCache、WebCache Admin、HTTP_Server、homeなどのOPMNプロセスのメモリ統計)
利用済みメモリ プロセスが使用している総物理メモリを提示します。
ステータス プロセスの可用性ステータスを提示します。

oc4j JVM統計

アクティブ スレッド グループ JVMにあるアクティブ スレッド グループの数を表示します。
アクティブ スレッド JVMにあるアクティブ スレッドの数を表示します。
ヒープ利用率 プロセスによる現在のヒープ メモリ利用率を表示します。
JDBC接続 JDBC接続の総数を提示します。
トランザクション オープン、コミット済み、アボート済みのJBDBCトランザクションの総数を示します。

Webアプリケーション

サーブレット Webアプリケーションにあるサーブレットの総数です。
スループット Webアプリケーションでの単位時間ごと要求処理件数を指します。
要求処理 要求処理にかかる時間を表します。
アクティブな要求 Webアプリケーションへの現在のアクティブな要求の数です。
アクティブ セッション Webアプリケーションのアクティブ セッション数です。
セッション時間 セッションがアクティブだった時間の累計です。
JMS属性
平均デキュー メッセージのデキューにかかる平均時間を指します。
平均エンキュー メッセージのエンキューにかかる平均時間を指します。
保留メッセージ 処理を待機しているメッセージの総数です。
デキュー済みメッセージ デキュー済みメッセージの総数を表します。
エンキュー済みメッセージ エンキュー済みメッセージの総数を表します。
メッセージ数 JMS宛先にあるメッセージの数です。

EJB統計

EAR名 Enterprise Application Resourceの名前です。
プロセス EJB所属先oc4jプロセスの名前を表します。
タイプ EJBタイプを提示します。
作成数 作成済みEJBの数です。
アクティブ数 アクティブEJBの数です。
パッシブ数 パッシブEJBの数です。
プール数 プール済みEJBの数です。
レスポンス サマリ 各種HTTPレスポンスの数を提示します。