JBossサーバー監視

サポートするJBossサーバーのバージョン:3.2.x、4.x、4.0.x、5、5.1、6.0、7.x、WildFly 8.x

Applications ManagerでJBossを監視するには、JBossサーバーが稼働しているホストと相互の通信が必要です。詳細は、 オンライン トラブルシュート情報を参照ください。

要件:JBossを監視するには、http-invoker.sarをJBossサーバーにデプロイする必要があります。詳細は、製品全体の要件解説を確認ください(WildFlyもあわせて扱っています)。

JBossサーバー監視を作成する

  1. 新規監視をクリックします。
  2. JBossを選択してください。
  3. JBossを実行しているホストの名前かIPアドレスを入力してください。
  4. JBossのバージョンを選択します。
  5. ポート番号を入力してください。例:8080
  6. JBossバージョン7.x以上をご利用の場合、ドメインを選択します。
  7. ホスト コントローラーの名前とJBossサーバーのインスタンス名を入力します。
  8. JBossサーバーでSSLを有効にするか選択してください。
  9. JBossに認証情報があれば、ユーザー名とパスワードを入力してください。
  10. ポーリング間隔をセットします。
  11. Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。
  12. JBossサーバー監視を関連付ける監視グループを、コンボボックスで選択します(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
  13. 監視の追加をクリックすると、ネットワークからJBossサーバーを検出し、監視を始めます。
アイコン:トラブル トラブルシュート: JBossサーバーの監視がうまく行かない場合は、オンライン トラブルシュート情報を参照ください。

サポート対象のバージョン:Applications Managerは、JBossサーバーのバージョン3.2.x、4.0.x、4.2.2 GA、5, 5.1、6.0、7.0を監視できます。JBossサーバーにApplications Managerからエージェントをデプロイすると、パフォーマンス データが自動的に収集されます。監視はJVMヒープ利用率、JDBCプール利用率、JMSキュー、Webアプリケーション、サーバーにデプロイしたEJBなどの属性で行います。JBossサーバーの監視詳細は図表で提示し、パラメーターが容易に理解可能です。サーバーの監視する属性には、これら属性にもとづきしきい値を設定できます。可用性タブでは、過去24時間か30日の可用性履歴がわかります。パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。リスト ビューでは、一括管理設定も可能です。リストにあるそれぞれの監視をクリックすると、次の情報が提示されます。

監視情報

このタブでは、サーバー名、ホスト名、サーバーが稼働しているポートなど、基本情報を表示します。JBossのバージョン、ホスト コントローラー名、ユーザー名、関連付いたグループなど、追加パラメーターも表示されます。

JVM利用率

現在、JVMヒープにある空きメモリ・利用メモリ・コミット済みメモリを、容量(MB)と比率(%)で表示します。

JDBCプール利用率

JDBC接続プールの詳細を表示するメトリックです。利用可能、アクティブ、作成済み、タイムアウト済み、廃棄済み(destroyed)状態の接続の数を示します。プールにあるデータベースの準備済みステートメントのキャッシュにかかわるメトリックも、わかります。

JMSキュー

JMSタブでは、JMSキューとトピックに関わるメトリックの概要を表示します。キュー詳細では、キューイング済み、追加済み、スケジュール済み、一時停止済みのメッセージ数などと、現在の配信率(%)を表示します。トピック関係のメトリックでは、メッセージ数、追加済みメッセージ数、永続メッセージ数(durable)、非永続メッセージ数などをカバーしています。

EJB統計とサーブレットの詳細

EJBの名前、タイプ、モジュールや、作成や削除されたインスタンスの数、ステータスがパッシブ、プール済み、準備済みのインスタンスを取得します。サーブレット詳細では、サーブレットの実行回数や実行時間もわかります。

カスタム属性

こちらでは、JBossサーバーのカスタム属性を確認できます。属性の追加をクリックすると、カスタムMBean属性の追加と、MBeanアクションの関連付けが可能です。カスタム監視の追加については、カスタム監視の解説ページを参照ください。下に、監視対象のパラメーターとサポートするサーバーのバージョンを示します。

監視対象のパラメーター

JBoss 3.2.x JBoss 4.0.x, 4.2.2 GA JBoss 5,5.1 JBoss 6.0 JBoss 7.0

メモリ利用率

利用済み(MB)、空き(MB)、コミット済み(MB)、最大(MB)、利用済み(%)、空き(%))

*非ヒープ メモリのメトリックは、JBoss 6と7でのみサポートしています。

対応 対応 対応 対応 対応

スレッド利用率

(ライブ スレッド数、デーモン スレッド数、ピーク スレッド数、起動済みスレッド総数)

      対応 対応

クラス ローディング

(ロードされたクラス、アンロードされたクラス、総ロード数、ファイナライズ保留オブジェクト数)

    対応 対応

デプロイメント

(名前、コンテキスト、有効・無効、ランタイム名、ステータス、サブデプロイメント、サーブレット数)

対応

(サブデプロイ数は利用不能)

対応

(サブデプロイ数は利用不能)

対応

(サブデプロイ数は利用不能)

対応

(サブデプロイ数は利用不能)

対応

(サーブレット数は利用不能)

Webアプリケーション

(アクティブ セッション、セッションの作成・期限切れ・拒否・重複、セッション アライブ時間)

対応 対応 対応 対応 対応

EJB統計

(Webモジュール、タイプ、作成・削除済みインスタンス、ステータスがパッシブ・準備済み・プール済みのインスタンス、メッセージ数、準備済みメソッド数)

対応

(ステータスがパッシブ・準備済み・プール済みのインスタンス、メッセージ数、準備済みメッセージ数は利用不能)

対応 対応 対応 対応

サーブレット詳細

(実行回数、コマンド実行総時間、実行時間大(High)、実行時間小(Low)、実行時間平均)

対応 対応 対応 対応 対応

永続ユニット(persistence)

(接続、トランザクション クエリ、セカンドレベル キャッシュ)

対応

接続プール利用率

(利用可能接続、アクティブ接続、作成済み接続、廃棄済み接続(destroyed)、最大利用率、タイムアウト、アクティブ接続(%)、最大接続利用率(%))

対応 対応 対応 対応 対応

用意済みステートメント キャッシュ

(現在のサイズ、ヒット数、ミス数、ヒット率)

        対応

Webのメトリック

(リクエスト件数、エラー数、処理時間(ミリ秒)、最長時間(ミリ秒)、送信バイト、受信バイト、リクエスト失敗率(%))

対応 対応 対応 対応 対応

トランザクション

(総トランザクション、コミット、アボート、タイムアウト、ネスト、ヒューリスティクス、インフライト、アプリケーションのロールバック、リソースのロールバック、コミット成功)

対応

(トランザクション アボート、タイムアウト、ネスト、ヒューリスティクス、インフライト、アプリケーションのロールバック、リソースのロールバックは利用不能)

対応

 

(トランザクション アボート、タイムアウト、ネスト、ヒューリスティクス、インフライト、アプリケーションのロールバック、リソースのロールバックは利用不能)

対応

 

(トランザクション アボート、タイムアウト、ネスト、ヒューリスティクス、インフライト、アプリケーションのロールバック、リソースのロールバックは利用不能)

対応 対応

JMSキュー

(名前、メッセージ数、配信中、追加メッセージ、スケジュール メッセージ、消費者数、一時停止中、配信率)

対応 対応 対応 対応

JMSトピック

(名前、メッセージ数、配信中、追加メッセージ、耐久メッセージ数、非耐久メッセージ数、購読、耐久購読者数、非耐久購読者数、現在の配信率(%)、耐久メッセージ(%)、非耐久メッセージ(%))

対応 対応 対応 対応 対応
カスタム属性とサーバー設定詳細 対応 対応 対応 対応 対応