Amazon SQS監視

概要

Amazon Simple Queue Service(SQS)は2004年より提供されている分散型メッセージキューイングサービスです。
SQSは分散したアプリケーションコンポーネント間を連携させることで、メッセージの送信、受信、削除をWebサービスアプリケーション上で実行可能にします。
また、他のメッセージサービスと異なり、SQSはサーバーレスに機能します。

SQS監視データの表示方法

Amazon SQS監視の要件詳細はこちらで確認ください。
SQS監視データの表示方法は次のとおりです。

  1. [監視]タブをクリックして、カテゴリビューに移動します。
  2. クラウドアプリケーション項目から、[Amazon]を選択し、[SQS]をクリックします。

Amazon SQSの一括設定ビューでは、次のタブに分けられデータが表示されます。

  • [可用性]タブでは、過去24時間または30日の可用性履歴を確認できます。
  • [パフォーマンス」タブでは、過去24時間か30日のステータスとイベントがわかります。
  • [リストビュー]タブでは一括管理設定が可能です。

監視パラメーター

リストから監視を選択すると、Amazon SQSに関する次のタブが表示されます。

監視情報

このタブでは、監視に関する情報やポーリング時間について表示できます。
詳細は次のリストを確認ください、

パラメーター 説明
名前 SQS監視名です。
キュー名 SQSキューの名前です。
リージョンコード SQSが属するリージョンです。
関連グループ Applications Managerで関連付けられているグループ名です。
直近のポーリング 直近に行われたポーリング時間です。
次回のポーリング 次回行われるポーリングの時間です。

概要

このタブでは、取得されたSQSに関するパフォーマンスメトリックを表示します。
詳細は次のリストを確認ください。

パラメーター 説明
パフォーマンスレート
到達レート メッセージが到達するペースを示します(数/分)。
完了レート メッセージが処理、削除されるペースを示します(数/分)。
標準/FIFOメッセージの内訳
可視メッセージ 取得できるメッセージの数を表示します。
不可視メッセージ 取得できないメッセージの数を表示します。
遅延メッセージ 遅延ステータスにあるメッセージの数を示します(標準キューにのみ適用されます)。
処理済みメッセージ
受信メッセージ リクエストからReceiveMessage APIに返されたメッセージの数を指します。
空の受信 メッセージが生成されなかったReceiveMessage API呼び出しの数を表示します。
最古のメッセージの経過時間
最古メッセージの経過期間 削除されていない最も古いメッセージの経過期間を表示します。
送信メッセージのサイズ
送信メッセージサイズ キューに追加されたメッセージのサイズを測定します(KB)。
送信メッセージサイズのレート キューへのメッセージ追加の速度を測定します(KB/秒)。

設定

このタブでは、SQSキューに関する情報を表示します。
詳細は次のリストを確認ください。

パラメーター 説明
FIFO/標準キュー詳細
キューURL Amazon SQSキューのURLを表示します。
作成時刻 キューが最初に作成された時刻を表示します。
直近修正時刻 直近にキューが修正された時刻を表示します。
リージョン名 キューが作成されたリージョンを表示します。
キュータイプ キューのタイプ(標準またはFIFO)を表示します。
コンテンツベースの重複除去(Content based Deduplication) コンテンツベースの重複除去がキューで有効となっているかを表示します。FIFOキューにのみ適用可能です。
標準/FIFOキュー設定
遅延時間 メッセージが遅延ステータスになっている時間を表します(秒)。標準キューにのみ適用可能です。
受信メッセージ待機時間 メッセージの到達まで、ReceiveMessage APIアクションが待機している時間を表示します(秒)。
最大メッセージサイズ Amazon SQSのメッセージ最大許容サイズを表示します。
メッセージ保持期間 Amazon SQSがメッセージを保持する時間です(秒)。
可視性タイムアウト Amazon SQSが、他のコンシューマーによるメッセージ受信と処理を拒否する時間を表示します(秒)。
デッドレターターゲットARN 最大受信値を超過した際に、SQSがメッセージを移動する先のデッドレターキューのARNを表示します。
最大受信 メッセージがデッドレターキューに送られる前に、SQSキューに配信を試行する最大の回数を表示します。
カスタマーマスターキー SQSキューで使用されるAWS管理CMK(カスタマーマスターキー)のIDを表示します。
キー再利用期間 メッセージの暗号、復号化のために、データキーを再利用できる有効期間を表示します(秒)。