MBean操作の実行
MBean操作実行アクションを作成することで、JMX準拠リソースのMBeanで操作を実行することができます。
MBean操作の作成によって、カスタム属性の監視や、属性値に応じたアクションの実行が可能となります。
Applications ManagerがサポートするJMX準拠のリソースは以下です。
- WebLogic
- WebSphere
- JBoss
- AdventNet RMIアダプター
- JMXエージェント(JDK1.5、MX4J)
MBean操作アクションの作成方法
事前準備の必要があります。
JBossサーバーの実行スレッド数が指定したしきい値を超えたことをトリガーに、JBossサーバーのシャットダウンを行う場合、
JBossサーバーにMBean操作に必要なコードを追加します。
そのコードを使用して、Applications ManagerからMBean操作の実行アクションを呼び出すことができます。
- [アクション]タブをクリックし、新規アクションの作成から[MBean操作の実行]を選択
- [表示名]に、本アクションの表示名を入力
- [監視]に監視対象を設定
JMX準拠の監視が既に追加されている場合:コンボボックスにリストされます。アクションに適用するリソースを選択してください。
JMX準拠の監視が追加されていない場合:[監視]項目右の[監視がなければ追加してください。]から、リソースを追加してください。 - [アクション実行後に通知]に、メールアクションを関連付け
- [ドメインの表示]をクリック
- [監視]で選択したサーバーにあるドメインのリストが表示されるので、いずれかを選択し、[MBeanの表示]をクリック
- アクション作成の対象とするMBeanを選択し、[操作の表示]をクリック
-
設定したMBean操作(戻り値の方や引数)が表示されるので、確認後[作成]をクリック
アクションの作成が成功するとメッセージが表示されます。作成したアクションは[アクション]タブ→[アクション表示]から確認や編集が可能です。
複数の引数を指定したい場合
MBean操作の引数には、カンマ区切りで複数の値を指定することができます。複数の引数を持つ操作では、与えられた値の組み合わせも実行できます。これは、引数値の異なる組み合わせを表すアクションを個別に作成する必要がないようにするためです。
例えば、製品のロギングレベルのアクションを作成したい場合、logginLevel変更操作は "User"と"Level"の2つの引数を取ります。Userの値としてadminとoperatorを、Levelの値としてdebugとinfoをそれぞれ指定します。
複数の値を渡す場合、置き換え可能なタグを使用することでさらに有効活用が可能です。
[手動実行]テストを使用して、任意の組み合わせを選択することにより、手動で操作をテストすることが可能です。上記の例において、デフォルトでは、Adminとdebugのように、最初に指定された値がアクションの実行に使用されます。
アクションのテスト方法
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アクションのテストを実行する方法
該当するアクションの実行[]アイコンをクリックしてください。 -
アクションのテストを手動実行する方法
手動実行[]アイコンをクリックしてください。
クリックすると、MBean操作の詳細がポップアップで表示されます。リストからオプションを選び、アクションの[実行]ボタンをクリックしてください。指定した値を用いてアクションが実行され、結果がUIに表示されます。
対応する監視対象の監視ページに[ポーリング実行]ボタンがあります。アクションテスト実行後、ポーリング実行をすることで、すぐにサーバーからデータを取得します。次のポーリング間隔を待たずにカスタム属性の値を確認することが可能です。