VMware vFabric RabbitMQ監視

RabbitMQサーバー監視を作成するには

  1. 新規監視をクリックします。
  2. ミドルウェア/ポータルのリストからRabbitMQを選択してください。
  3. RabbitMQサーバーが稼働しているホスト表示名と名前を入力してください。
  4. 管理プラグインを設定するポートIDを入力します。デフォルトのインストール状態では、ポート番号は55672です。
  5. RabbitMQサーバーのユーザー名パスワードを入力してください。
  6. ポーリング間隔をセットします。
  7. Enterprise EditionのAdminサーバーから新規監視を追加するには、Managedサーバーを選択します。
  8. RabbitMQサーバーを関連付ける監視グループを、コンボボックスで選択します(任意項目)。監視は複数グループに関連付け可能です。
  9. 監視の追加をクリックすると、RabbitMQサーバーをネットワークから特定し、監視が始まります。

Applications ManagerVMware vFabric RabbitMQサーバーのコンポーネントを監視し、それぞれのキューを検知して、キューのパフォーマンスやスループットを表すメトリックを収集します。

RabbitMQサーバーのコンポーネントには、次の例があります。

  • キューイング済みメッセージ数とメッセージ速度の統計
  • ソケット デスクリプター、Erlangプロセス利用率などのノード情報
  • メッセージ発行レートなどのチャネル統計
  • Exchangeメッセージ速度
  • 詳細接続ステータス情報

監視対象のパラメーター

RabbitMQ監視は、ネットワーク混在の際、消費側の処理が遅いのか、メッセージが多いのかを判断してアラート通知をします。履歴レポート作成にあたっては、ボトルネックはソケット デスクリプターの利用率かを判定しています。
可用性ビューでは履歴を棒グラフで表示します。ページ右側のドロップダウンでは、棒グラフの表示対象を、過去24時間と30日から指定できます。

パフォーマンス タブでは、過去24時間か30日のでは、RabbitMQサーバーでの出版、配信、肯定応答(acknowledged[ACK])、肯定応答未達(unacknowledged)にくわえ、ステータス履歴も図表で提示します。グラフ コーナーの色別アイコンは、各メトリックの「ヒート チャート」を表示します。

リスト ビューApplications Managerが監視するRabbitMQサーバーすべてを、その可用性とステータス全般とあわせて表示します。ここでは、監視の編集とアラーと野設定が可能です。一括管理設定もこちらから実行できます。リストにあるそれぞれの監視をクリックすると、詳細なパフォーマンス メトリックが表示されます。

以下、タブごとに表示されるパラメーターを説明します。

概要
パラメーター 説明
監視情報 名前、タイプ、ステータス、ホスト名など、一般情報を表示します。
最新6時間の可用性履歴 サーバーの最新6時間可用性履歴を示す棒グラフです。
最新6時間のパフォーマンス履歴 サーバーの最新6時間パフォーマンス履歴を示すグラフです。
キューイング済みメッセージ 準備はできているものの、受信側から肯定応答がないメッセージを時系列でグラフにします。
メッセージ レート メッセージの配信、肯定応答、出版のレートを時系列グラフにします。
ソケット デスクリプター(利用中/利用可能/利用率) 監視で同時にオープン/利用可能/利用中のソケット デスクリプターの数を表します。
Erlangプロセス(利用中/利用可能/利用率) 監視で同時にオープン/利用可能/利用中のErlangプロセスの数を表します。
キュー
パラメーター 説明
名前 メッセージ キューの名前です。
排他的 キューを購読している排他的消費者のメッセージ数を指します。
メッセージ準備完了 クライアント向け配信の準備ができたメッセージの数を指します。
未肯定メッセージ数 クライアントに配信されたものの、まだ肯定応答のないメッセージを指します。処理中か保留されている可能性があります。
総メッセージ数 準備完了メッセージと未肯定メッセージの合計です(キュー深度)。
受信レート メッセージ受信の速度を表します。
配信/取得レート メッセージ配信の速度を表します。
肯定レート メッセージに肯定応答が返る速度を指します。
Exchange
パラメーター 説明
名前 RabbitMQ Exchangeの名前です。
タイプ Exhangeの交換タイプには、ダイレクト、トピック、ヘッダー、ファンアウトがあります。
出版受信レート メッセージ受信速度を表します(数/秒)。
出版送信レート メッセージ送信速度を表します(数/秒)。
チャネル
パラメーター 説明
チャネル メッセージを送信するチャネルです。
ユーザー名 チャネルに関連付いたRabbitMQユーザー名を指します。
プリフェッチ メッセージ数 チャネルのQoSプリフェッチ数を表します(0と表示されると無制約に設定されている可能性があります)。
未肯定メッセージ数 チャネルで配信したものの、まだ肯定応答(ACK)がないメッセージの数を表します。
未確認メッセージ数 出版したメッセージのうち、未確認のものの数を表します。チャネルがconfirmモードでなければ、この値は0となります。
メッセージ出版/秒 メッセージの出版速度を表します(数/秒)。
メッセージ配信取得/秒 メッセージの受信速度を表します(数/秒)。
メッセージ肯定応答/秒 メッセージの肯定応答(ACK)の速度を表します(数/秒)。
接続
パラメーター 説明
ピア アドレス 接続の対向側にあるホストのIPアドレスです。
プロトコル 利用中のAMQPのバージョンを表します。0-9-1と0-8-0があります。
受信速度 メッセージの受信速度を表します(KB/秒)。
送信速度 メッセージの送信速度を表します(KB/秒)。
ステータス 接続ステータスには、starting、tuning、opening、running、closing、closedがあります。

ノード、キュー、Exchange、チャネル、接続を、ページ下のドロップダウンで有効化/無効化/削除できます。レポートの比較も隣のドロップダウンから可能です。