Cisco Meraki監視機能の概要
OpManagerはCisco Meraki監視機能を備えています(一部機能はオプションです)。OpManagerでMerakiデバイスを他のデバイスとまとめて監視することで、一元的にネットワークを管理できます。
MerakiはCisco社によるクラウドベースの IT 管理ソリューションです。MXシリーズ(UTM)、MSシリーズ(ネットワークスイッチ)、MRシリーズ(無線LANアクセスポイント)、MVシリーズ(スマートカメラ)、MGシリーズ(セルラーゲートウェイ)と多様な種類のデバイスを揃え、全てをクラウド上のダッシュボードで管理できる手軽さが大きな特長です。
Merakiのダッシュボード画面はMerakiデバイスを管理するにあたって非常に便利です。ただし、他のベンダーのデバイスも管理したい場合、複数の管理ツールを利用することになり、かえって不便になることもあります。
OpManagerはMerakiデバイスも含め、様々なベンダーの機器を一元管理できます。ネットワーク上のあらゆるデバイスをまとめて監視することで、様々な要因を一目で把握できます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
Cisco Meraki監視機能の詳細
概要画面(スナップショット)
Cisco Merakiの概要画面(スナップショット)では、以下のような情報を表示でき、ダウンしている装置やアラートの情報を一目で把握できます。
- 特定期間におけるコントローラーの可用性
- ネットワークの使用率、利用率、可用性における上位 5 つのデバイス、SSID、アクセスポイントのリスト
- 最新のアラートとその診断情報
「すべての装置」画面
MX(Meraki Security)/ MS(Meraki Switch) / MR(Meraki Radio) / MV(Meraki Vision)/ MG(Meraki Cellular Gateway)の各種類ごとに、デバイスの情報を表示します。
また、各装置の「高度な監視」を実行することで、可用性やリソース使用率などを個別に監視することも可能です(MR、MV、MGの「高度な監視」についてはオプション機能となります)。
「ネットワーク」画面
Merakiが管理する各ネットワークや、ネットワークごとの通信量、クライアント数、デバイス数、ダウン数を表示します。
また「トポロジビュー」ではネットワーク内の装置のトポロジーマップが表示されます。これにより、Merakiが管理するネットワークの構成を一目で把握できます。
「不正AP」画面
Merakiコントローラーが検出した、ネットワークに接続している認証されていないアクセスポイント一覧とその概要を表示します。チャネルや、検出された時刻などの情報を含みます。
クライアント画面
ネットワークやアクセスポイントごとに、接続されているクライアント数と速度を表示します。
ダッシュボード画面のウィジェット
OpManagerのダッシュボード(トップページ)上にMeraki監視に関連するウィジェットを追加できます。トップページ上にのせることで、重要な情報を抽出して確認できます。
Merakiレポート
デバイスがダウンした場合にアラートを発報します。事前に通知設定をすることで、アラート発報時にメール等で管理者に通知できます。
また「高度な監視」を有効にしている場合、各装置のCPU使用率、メモリ使用率といった監視項目にしきい値を設定し、このしきい値を超過した際にも通知できます。
より詳細な情報については、OpManagerのユーザーマニュアルをご覧ください。
オプション機能について
Meraki Radio (MR)、Meraki Vision (MV)およびMeraki Cellular Gateway (MG)の「高度な監視」はオプション機能となり、標準ライセンスの他にオプションライセンス費用が必要となります。
対象装置の「高度な監視」ごとに、OpManagerの価格表に記載されている「アクセスポイント オプション」ライセンスを1消費します。
関連機能
- ワイヤレスLANコントローラー(WLC)監視機能
アクセスポイントを一元管理するWLCの監視機能についてご紹介しています。