拠点などロケーションの違いも考慮した ユーザー視点のブラウザ監視
リアルブラウザー監視によるエンドユーザー体感監視
実際にエンドユーザーが体感しているアプリケーションの速度を監視すると、そのアプリケーションが24時間365日アクセスできる状態を保てているか、あるいは、エンドユーザーが待っていられる時間内で表示できているかが分かります。グローバル化が進む現代では、さらに地域ごとにユーザー体感を測ることが求められています。
Applications Managerのリアルブラウザー監視は、あらゆる地域における一連のWebトランザクションを再現し、Webトランザクションの可用性、レスポンスタイム、ページの読み込み速度をすばやく把握できる機能です。Webトランザクションを可視化し、ボトルネックが顕在になるため、ユーザー・エクスペリエンスの向上に役立ちます。一台のサーバーにApplications Managerを構築し、他の監視したい拠点には専用のエージェントをインストールするだけで、複数の拠点のパフォーマンスを一元的に監視します。
リアルブラウザー監視の利点
- 複数の場所から、アプリケーションのパフォーマンスと可用性、ユーザーが体感するレスポンスをを監視
- ユーザーセッションを記録・再現して容易にトラブルシューティング、顧客のユーザー体感を向上
監視の仕組み
- リアルブラウザー監視の構成: エージェント("リアルブラウザーレコーダーで作成したシミュレーションを再現するサーバーにインストールします)
- リアルブラウザー監視エージェントは専用のWindowsマシンにインストールします。 なお、Applications Manager は Windows、および Linux ともにインストール可能です。 リアルブラウザー監視機能は、Professional EditionとEnterprise Editionで利用できます。
- リアルブラウザー監視レコーダーを使って、必須のURLシーケンスと典型的なエンドユーザーがアクセスするアクションを記録できます。アクションはWebスクリプトとして記録されます。
- 一度記録されたWebスクリプトは、リアルブラウザー監視用のエージェントが実行し、そのレスポンスを再現できるようになります。再現が完了すると、リアルブラウザー監視エージェントは、再現の結果(レスポンスタイム、レスポンスコードなど)を更新します。
- 記録したURLの可用性とレスポンスタイムは、設定したポーリング間隔に基づいて監視します。アラートはしきい値設定に基づいて発生します。URLに重大な障害が発生したとき、アラートが生成されます。
- 平均レスポンスタイム、現在のレスポンスタイム、現在のページサイズ、ページサイズの変更割合など、パフォーマンス情報を監視します。