死活監視/Ping監視機能
OpManagerは、企業や組織内のネットワーク機器やサービスが確実に24時間365日稼働するための可用性監視機能を備えています。また、スイッチ・ルーター・サーバー等の機器へのきめ細かい監視を実施し、ネットワーク機器やシステム・サービスの可用性を、統計情報として簡単に可視化できます。
サーバー・ネットワーク機器の可用性監視
OpManagerは死活監視として、一定間隔で監視対象の機器にPingを送信します。OpManagerからのPG送信に対し、連続して応答がない場合、その回数に応じて対象の機器が利用不可であると判断します。Ping の回数と送信間隔は、ニーズに合わせて変更可能です。
アイコン | ステータス | 意味 |
---|---|---|
注意(Attention) | デバイスへのポーリングに1回未応答 | |
警告(Trouble) | デバイスへのポーリングに連続3回未応答 | |
重大(Critical) | デバイスへのポーリングに連続5回未応答 | |
クリア(Clear) | デバイスへのポーリングに応答有り(通常状態) |
ICMP Pingが利用できない環境で、エッジルーターやDMZゾーンのデバイスの稼働状況を監視する場合は、 代わりにTelnetを使用できます。
死活情報以外にも、可用性監視により次の4つのステータスを把握することができます。監視条件を把握することで、より正確な状況が判断できます。
ステータス | 監視条件による 活用シナリオ |
---|---|
保留中(On Hold) | 一時的にデバイスの監視を停止した場合に表示されます。障害対応のために頻繁にデバイスを再起動する必要が生じた場合などに、手動でOpManagerの監視を一時的に停止できます。 |
メンテナンス(On Maintenance) | 「メンテナンス中」を意味します。定期メンテナンスの間、デバイスをメンテナンスモード下に置くことができます。メンテナンスはOpManager内でスケジュールを設定することができます。"On Hold"は一時的な監視の停止、”On Maintenance”は計画的な監視の停止を意味します。 |
依存関係ダウン(Dependent Down) | デバイスの親ノードがダウンしたとき、それに属するデバイス(子ノード)へのポーリングを自動的に停止します。不要な通知が大量に届くことを防ぎます。 |
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インターフェース/ポートの可用性監視
OpManagerはSNMPを使って、ネットワーク機器・サーバー等のインターフェースやポートの可用性も監視可能です。OpManagerの可用性レポートは、インターフェースの可用性を日別・週別・月別または指定した期間ごとにデータを表示できます。ネットワークの可用性を計測し、高いSLAを確実に提供するための指標として活用できます。
TCPサービスの可用性監視
徹底的なサーバー管理の計画を行うには、システムレベルのサービスの可用性監視が重要です。OpManagerは可用性に関する詳細なグラフとレポートや、監視対象のTCPサービスの応答時間の情報を表示します。監視対象とするサービスは自由に選択することができます。
Windowsサービスの可用性監視
システムレベルサービスの監視に加え、OpManagerはWMIを使ったWindowsサービスの監視にも対応しています。システムレベルのサービス監視と同様に、あらゆるWindowsサービスの検出と監視が可能です。さらに、オペレーションコンソールでWindowsサービスがダウンしているのを検知した際は、自動的にサービスやサーバーを再起動することまで可能です。
Webサイトの可用性監視
OpManagerではWebサイトの可用性監視も実現可能です。HTTP URL、イントラネットのサイト、Webサーバー、Webアプリケーション、NTML認証のWebサイトなどが監視可能です。稼働状態の監視以外にも、特定のWebコンテンツの可用性を監視することも可能です。Webサイトの可用性監視によってWebサイトを常にアップの状態に保つことができ、ハッキングの危機にさらされるリスクを軽減できます。
プロセスの可用性監視
OpManagerのプロセス監視は、サーバー上で稼働しているプロセスの可用性を監視することができます。OpManagerは様々なプロトコルに対応しています。例えば、Windows、Linux、Solaris、UNIX、HP UX、IBM AIX、ESXやVMwareサーバーなどの仮想マシンなど上で稼働するプロセスをSNMP、WMI、CLIを使って測ります。さらに、障害原因となるプロセスを発見した際に、サーバーのクラッシュを防ぐためにもリモートから当該プロセスを終了することも可能です。