OpManagerのサーバー監視機能
ManageEngineが提供するOpManagerは、効率的なサーバー監視を実現するためのツールのひとつです。
OpManagerではサーバー監視にSNMP・WMI・Telnet・SSHを使用し、Windows Server、Linuxサーバー、Unixサーバーなどを、OSの種類を問わず、マルチベンダーのサーバーをエージェントレスで一元管理できます。
サーバーに障害が発生した場合にはすぐに検知して管理者に通知します。サーバー管理者は、洗練された操作しやすいUI上から、リアルタイムにサーバーの可用性や性能を把握し、ワンクリックでグラフやレポートを出力することができます。
OpManagerでサーバーを監視するメリット
- SNMP、WMI、Telnet、SSHによりWindows Server・Linux・Unixなどマルチベンダーサーバー可用性の情報を簡単取得
- リアルタイムにサーバーの可用性や性能の統計データを表示
- しきい値を設定し、大きな障害が発生する前にサーバー管理者に通知
サーバーの性能監視(CPU使用率、メモリー使用率、ディスク使用率)
CPU使用率、メモリー使用率、ディスク使用率を監視し、ディスク容量の低下や、CPUの使用率の上昇を検知してサーバー管理者に通知します。プロアクティブに障害に対応、サーバーのダウンタイムを最小に抑えることができます。OpManagerが自動的に作成するレポートから、CPUやメモリー使用率の高いサーバーを特定することもできます。また、サーバーのパーティション単位のディスク使用率に関するレポートも作成することが可能です。
詳細は CPU、メモリー、ディスク監視を参照してください。
ファイル/フォルダー監視
OpManagerのサーバー監視は、サーバー内のフォルダーやファイルを監視する機能を備えています。ファイルやフォルダーの削除、更新を監視し、サイズ等が設定した値を超えた場合に、管理者に通知します。
詳細は ファイル監視とフォルダー監視を参照してください。
Active Directory監視
Microsoft Exchange サーバー監視
Microsoft Exchange監視機能は、Microsoft Exchange Server の重要なパラメーターの監視に対応しています。適切なMicrosoft Exchange Server の可用性やパフォーマンスの維持に役立ちます。MS Exchange Server 2000 / 2003 / 2007 / 2010 に対応しています。
- 接続統計
- メッセージキュー統計
- 未配信統計
- メッセージサイズ
- 送信失敗レポート
詳細は Microsoft Exchange サーバー監視を参照してください。
サービス監視
- サーバーのサービスの応答時間を統計表示
- HTTP、HTTPS、FTP、SMTP、POP、IMAP、LDAP、DNS などの標準サービスの他に、独自のTCP サービスを監視可能
詳細は サービス監視を参照してください。
Windowsサービス監視
- Windows サービスのステータスを監視
- サービス障害時には自動的に起動処理を実行可能
詳細は Windows サービス監視を参照してください。
プロセス監視
プロセス監視機能は、検出した装置で実行しているプロセスを、ネットワーク管理者がリモートから監視・管理することができる機能です。OpManager は、SNMP、WMI、Telnet/SSH などを通して、Windows、Linux、Solaris、Unix、HP UX、IBM AIX、VMware ESX サーバー上などで実行しているプロセスを監視します。
詳細は プロセス監視を参照してください。
URL監視
- URL の障害、応答時間を監視
- HTTP、HTTPS をサポート、自動認証の設定も可能
- メンテナンス時間の設定による監視時間のスケジューリングが可能
詳細は URL監視
スクリプト監視
OpManagerに標準で装備されている監視項目に加えて、様々なサーバーのデータを収集することができます。Windows PowerShell、Linux シェルスクリプト、VBScript、Python、Perlといったスクリプトに対応しています。
詳細はスクリプト監視を参照してください。
ログファイル監視
Oracle、SAP、 ERP、IISなど、あらゆるアプリケーションが生成するログファイルを監視します。
詳細はログファイル監視を参照してください。
サーバー監視とは?
サーバー監視とは一般的に、
- サーバーの起動状態
- サーバーの起動時間
- サーバーOSのCPU・メモリー・ディスク使用率などの基本的なパフォーマンス
- 稼働しているサービスやプロセスの状態
などを監視し、把握することを指します。
サーバー監視は、サーバー管理の基本的な作業の1つです。重要なサーバーは、常時、サーバー管理者がステータスを監視する必要があります。
サーバー監視は現状把握だけでは不十分
サーバー監視のゴールは、サーバーやその上で動作するサービスやアプリケーションの問題を減らし、サービスを安定して提供し続けることです。そのためには、サーバー管理者は、サーバーやサービスに障害が発生したことをいち早く知る必要があるほか、障害が発生する前に事前にその原因を取り除くことが重要です。
サーバーのパフォーマンスを確認する場合、OS標準機能のパフォーマンスモニターやコマンドの活用が考えられます。しかし、手間がかかる上、現状把握を目的に提供されているツールのため、障害の予兆検知には不向きと言えます。
また、サーバーにはWindows Server、Linux、Unixなど多くの種類があり、複数種類のサーバーで構築されている環境も少なくありません。各サーバーではパフォーマンスを確認する方法が異なるため、サーバーごとにパフォーマンスを確認するのは骨の折れる作業であり、とても効率的とはいえません。
そのため、一般的にサーバー管理者は監視ツールの導入を検討します。