ジョブ管理とは?
サーバー管理でいわれるジョブとは、一般的にサーバーやネットワーク機器に対して、予め必要な処理をプログラムとして記述し、それらが処理できる状態にしたものをさします。また、これらのジョブを実行・処理するタイミングや手順を自動化することをバッチ処理といいます。
サーバーではこれら複数のジョブが週単位や時間単位にスケジュールされた状態で、処理されるように設定(バッチ処理)されており、バッチ処理の起動から終了までの工程をジョブ管理と言います。
ジョブ管理を自動化するツールについて、「●時に●●を起動する」など比較的単純なジョブ管理ができるものをタスクスケジュラーと呼び、ジョブ毎に設けたしきい値をトリガーにして、別のジョブを起動させる等、複数のジョブを組み合わせて管理できるツールをジョブスケジューラーと呼ぶ場合があります。
これらは総称してジョブ管理ツールと呼ばれています。
ジョブ管理の目的とは?
ジョブ管理の目的は、ネットワーク環境が正常に動いているか把握することで、ジョブの起動、起動中のジョブの監視、ジョブの終了、終了したジョブの報告、大きくはこの4つの監視項目をチェックすることになります。また障害が発生した時に、どの処理で障害が発生したのかを確認するための重要なポイントになります。
ジョブ管理における課題とは?
サーバー管理者が、定期的に同じような作業を実施することに多くの業務時間を割いていることは、それほど珍しいことではないかと思います。また、これらの繰り返される作業を人手に頼った運用になっていることで、不要のダウンタイムが発生する可能性も高くなり、可用性の低下要因の一つにもなります。
自動化されたジョブ管理は作業者のコスト削減だけではなく、可用性を担保する意味において、安定したビジネス環境を担保するために大切なポイントになります。
導入も簡単、ノンプログラムで設定できるジョブ管理ツール
複数のジョブを組み合わせて、さらに、バッチ処理で自動化までさせるには、専門的な知識必要で、簡単には実現できないことでした。しかし、テクノロジーが進んだ昨今では、ノンプロラムで複雑なジョブ管理を自動化できるツールが提供されています。
ManageEngineが提供するOpManagerも、定期的に実行するジョブを、任意のしきい値を設け、それをトリガーに実行する等、複雑なジョブ管理の設定をドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で実現できるジョブ管理ツールのひとつです。
ジョブ管理を自動化!無料で使えます[機能・監視数 無制限]
OpManagerでは、ジョブ管理機能として「ITワークフロー」という機能がございます。
ドラッグ&ドロップで手早く柔軟に自動化を設定
ドラック&ドロップ操作だけで簡単にワークフローのルール(図式)を設定できます。70以上のワークフローのアクションの中から自由に組み合わせることが可能です。
特定の日時やアラートをトリガーにして障害対応を自動化
毎週や月次など、任意の時間や曜日に自動で実行できます。アラートをトリガーにし、特定のタスクを実行して障害対応を自動化することも可能です。
組織のニーズに応じた独自のワークフローを作成可能
独自に作成したスクリプトの実行にも対応しています。また、あるワークフローを別のワークフローと関連付け、条件により別のワークフローを自動で実行することも可能です。
実行されたワークフローの履歴を確認
ワークフローの履歴はすべて「実行ログ」に記録されます。実行ログはレポート化に対応しており、実行済みのワークフローの一覧、および各ワークフローに設定されたタスクとその実行結果(成功/失敗)などを確認できます。
ジョブ管理機能「ITワークフロー」導入メリット
- 定型作業を自動化することで、IT運用管理を効率化
- 問題解決を早め、MTTR (平均復旧時間)を短縮
- 組織のITインフラのベストプラクティスを継承し、インシデントや問題に対処するためのメソッドを確立
- ヒューマンエラーを回避し、サポートや運用管理コストを大幅に削減
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関連機能
- 機器のディスカバリー機能
指定されたIPアドレスの範囲内にあるネットワーク上のすべての装置を自動的に検知します。 - ネットワーク構成図の自動作成機能
機器と描画するネットワークアドレスの範囲を指定するだけでネットワーク図を自動作成できます。 - レポート機能
スケジュールレポートでは、指定した周期で統計レポートを作成できます。