Microsoft SQL Serverの監視が必要なワケ
Microsoft SQL Serverは、企業の規模を問わずデータベースとして広く使用されています。データベースに何らかの問題が発生すると、そのデータベースを利用しているアプリケーションを正常に稼働させることができず、時には深刻なシステム障害に発展します。
データベースに障害が発生した場合は、その被害や規模を最小限に食い止めるためにも迅速な対応が求められます。しかし、もし適切なデータベース監視を行っていない場合、原因の特定が遅れ、復旧に膨大な時間を要することも少なくありません。
またデータベースそのものに異常が無くても、データベースを設置しているサーバーに異常が発生している場合、それがデータベースを停止させてしまうことも考えられます。データベースを設置しているサーバーのリソースや稼働状況などを監視することもまた、データベースの正常な稼働を維持するために重要です。
いついかなる時もデータベースやサーバーの稼働状況を監視できていれば、障害発生時の原因特定も容易になるほか、障害の予兆を検知し事前に対応することにより、障害を未然に検知することも可能です。しかしひとえにデータベースやサーバーの監視といっても、確認すべき項目は多岐に渡ります。これらを24時間365日、手動で監視するのは現実的ではありません。
Microsoft SQL Server監視を簡単にはじめられる方法
そのため、多くの管理者が必要な監視をツールで自動化しています。ManageEngineが提供するOpManagerもそのひとつです。SQL Serverの50以上の監視項目を標準で兼ね揃えています。
また、SQL Serverだけでなく、データベースが設置されているサーバー自体のプロセス監視や死活監視も併せて1つのツールで行うことができるのも特長の1つです。
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OpManagerのSQL Server監視機能は主に次の5点です。
サービス監視
SQL Serverは複数のサービスから構成されます。これらサービスが稼働しているかどうか監視することは、SQL Server監視の適切な監視には不可欠です。
OpManagerではサービスが稼働しているかどうかを常に監視でき、サービスがダウンした場合は即座にアラートを発報します。
データベース監視
データベース本体のデータファイルのサイズ、トランザクションのログファイル使用率や拡張/圧縮回数などの監視が可能です。これらによりデータベースの肥大化や、データ領域及びログ領域の容量不足を検知することができます。
トランザクションのロックに関する監視
トランザクション中に発生するロックの時間や回数が長いと、ロックされているデータに他のトランザクションがアクセスできず、処理の遅延から動作が重くなる原因となります。平均ロック待ち時間やロック回数などを監視することで、データベースに障害や遅延が発生した場合に、その原因がトランザクションによるデータのロックにあるかどうかを判断することができます。
パフォーマンス監視
データベースのバッファやキャッシュ、メモリーを監視することで、トランザクションのロックに起因する遅延の他にも、キャッシュヒット率の低下やメモリ不足など、パフォーマンスの側面で処理の遅延が発生していないかを検知することができます。
上記のほか、OpManagerでは50項目以上のSQL Serverの監視に対応しています。詳しくはソリューションナレッジベースをご参照ください。
しきい値設定とアラート
これまで紹介した監視項目にはしきい値の設定が可能で、監視値がしきい値を超えた時点でアラートを発報することができます。発報されたアラートの内容はメールで管理者に通知することも可能です。障害やその予兆が見られた場合に、迅速な対応を行うのに役立ちます。
サーバー監視
OpManagerでは、SQL Serverが稼働しているサーバーも同時に監視できます。
サーバーのCPUやメモリー使用率・ディスク使用率などのリソースのほか、稼働するプロセスやサービスの監視、ファイル監視なども実現できます。