インフラ監視とは?
さまざまなシーンでITサービスを提供するシステムは、一般的に「アプリケーション」と「インフラ」で構成されていると考えられています。アプリケーションは、Javaなどのプログラミング言語で作りこまれたソフトウェアを意味します。それに対してインフラは、ネットワーク機器やサーバーなどのハードウェアとサーバー上で機能するOSやミドルウェアなどのソフトウェアを意味します。
つまり、インフラ監視とは、ITサービスを提供するために構築された、ネットワークやサーバー、OS、ミドルウェアの機能に異常や問題がないかを常時確認することです。また、その目的は、インフラで障害が発生した際に、その復旧までの対応を迅速化することです。
人的リソースによる監視には限界がある
例えば、インフラを構成する機器の台数が増えれば増えるほど、また、全国にちらばる営業拠点のように物理的な距離が広がれば広がるほど、人的リソースによる監視は難しくなります。
さらに、ネットワーク、サーバー、OS、ミドルウェアとそれぞれの知識が必要なうえ、今は仮想化環境やクラウド環境といった新しいインフラの形も次々と登場しているため、その難易度は上がる一方です。
そのため、多くのインフラ管理者がツールを導入することで監視をより簡単に、かつ現実的なものに変えていく工夫をしています。
OpManagerのインフラ監視機能
ManageEngineが提供するOpManagerもインフラの一元監視を簡単にはじめられるパッケージソフトウエアです。特に可視化機能に強く、誰が見てもインフラの異常を瞬時に把握できる管理画面を提供します。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
監視対象は、IPアドレスを持つ機器、SNMPやWMIで取得できる情報、データベースサーバー、Webサーバー、アプリケーションサーバーなどミドルウェア特有の項目、仮想化環境からクラウド環境まで。監視テンプレートを3,900以上持ち、マルチベンダーの監視をエージェントレスで短期間ではじめることができます。
以下は、機能一覧にないOpManagerのプリンター、UPS、無線アクセスポイント、ファイアウォール監視機能を紹介します。
プリンター監視
OpManagerのプリンター監視機能は、ネットワーク上のプリンターを自動検出し、プリンター専用のマップを生成します。マップ上の各プリンターのアイコンには、プリンター上に表示されるステータスやエラーのメッセージがリアルタイムに表示されます。OpManagerのプリンター監視機能により、プリンターMIBを実装するプリンターすべてを監視することができます。
- 自動的にプリンターを検出し、プリンター専用の一覧画面に表示
- プリンターのアイコンは状態/エラーメッセージ自動表示
- Printer MIB を実装するプリンターすべてを管理
- 紙づまり、トナー切れ、紙切れ等のアラートを検出
- トラフィック、エラー数等のしきい値の超過を通知
アラート通知
OpManagerのプリンター監視機能により、シートジャムなどの問題が発生するとすぐに検知できます。また、プリンター監視機能は、トナー量の低下やトナー切れ、コピー用紙残量の低下や用紙切れを検知し、すぐにアラート通知します。
UPS監視
- UPSを自動検出し、UPS カテゴリーの画面に一覧表示
- APC製UPSを標準でサポート
- UPS負荷、バッテリー状態、バックアップ可能時間の監視
ワイヤレス(無線)アクセスポイント監視
無線アクセスポイントの可用性などを監視します。ワイヤレスネットワークを最適に利用できる環境を保守します。
ファイアウォール監視
ファイアウォールのCPU、メモリー、接続数などを監視します。ファイアウォールのダウンが与えるビジネスへの影響を未然に防ぎます。