障害の迅速解決の鍵は『監視とヘルプデスクの連携』
ネットワークを介してサービスが提供されることが当たり前になった昨今において、ネットワークの安定稼働は企業のビジネスを大きく左右する要素のひとつです。米・Opengear社の調査によると、米国企業の31%が過去1年間にネットワーク障害によって100万ドル以上の損失を出していると言われています。
ビジネスの機会損失や企業の評判への悪影響を及ぼす前に、ネットワーク管理者はネットワークの状態を把握し、停止やパフォーマンス低下を防ぐ必要があります。
しかし、ネットワークは年々複雑化しており、障害の発生原因の究明も解決も一筋縄ではいきません。ネットワークに障害が発生した際に素早く原因を突き止め、ユーザーに影響が及ぶ前に解決するためには、障害発生から実際のトラブルシューティングに入るまでの時間を極限まで削減する必要があります。
ユーザーからの問い合わせの前にネットワーク障害に気付くためには、ネットワーク監視ツールとヘルプデスクを連携することが有効です。ヘルプデスクとの連携により障害発生の検知と同時にすぐにヘルプデスクに通知して適切な技術者に対応を促し、過去の対応履歴やナレッジベースの検索も可能になります。これにより、問題の迅速な解決や平均修復時間(MTTR)の改善、ネットワークダウンタイムを低減します。
JiraとOpManagerの連携機能
ManageEngineが提供するネットワーク統合管理ツール「OpManager」は、ITインシデントのトラブルシューティングを迅速化するITSMツール「Jira Service Desk」と連携できます。
OpManagerとJira Service Deskを連携すると、OpManagerで検知した障害をすぐにIT運用管理者に通知します。
IT運用管理者はJira Service Deskの課題別ワークフローを活用し、ネットワーク障害のステータスを把握し進捗管理できるようになります。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
迅速なトラブルシューティングを実現
OpManagerとJira Service Deskの連携により、IT運用管理者はネットワーク障害を迅速に把握して対処し、MTTRを短縮できます。障害が検出されると、OpManagerからJira Service Deskに通知が課題として送信されます。
Jira Service DeskとOpManagerの連携はたったの数ステップで完了します。まず、Jira上でプロジェクトと課題タイプを作成します。プロジェクトは任意の課題タイプに関連付けることができ、特定のプロジェクトで課題が発生すると、それに応じて分類されます。次に、OpManager上で装置・重大度・問題の種類などの選択した通知プロファイルを設定します。
アラートのカスタマイズで障害管理を効率化
OpManagerのアラートは、通知内容と基準を柔軟にカスタマイズできます。また、問題が再発した場合、Jiraの既存のチケットを再度開くこともできます。ITインシデントの追跡が継続的かつ効率的に実現できます。
設定の自動化
OpManagerのディスカバリールールエンジンを活用し、Jira Service Deskに通知するアラートを自動で装置に関連付けることが可能です。ヘルプデスクに通知する必要がある装置が多数ある場合にも、手動で時間を掛けて設定する必要がありません。