VMware(ESXi/vCenter)監視とは?
仮想化環境を構築するためのハイパーバイザー型のソフトウェアであるVMware ESX/ESXi、複数のESX/ESXiで構成した仮想サーバーを一元管理するソフトウェアであるvCenter Serverを導入している企業は少なくありません。
これらの仮想化ソフトを利用すれば、柔軟な環境構築が可能です。しかしこの柔軟性ゆえに、ホストのキャパシティを考慮せず仮想マシンを導入してしまうケースがしばしば存在します。仮想マシンの数が多すぎると、仮想ホスト(ハイパーバイザ―)を設置したサーバーが持つディスクやメモリなどのリソースが不足し、パフォーマンスの低下から動作が遅くなり、やがてはシステム停止などの障害にもつながります。
こうなる前に気づける環境を作るのがVMware監視の目的のひとつです。もちろん、システム障害が発生した直後に、その障害に関連のあるVMware環境に異常が無いことを確認するための調査を迅速化することも、VMware監視の大きな目的です。
しかし、前述の通り、VMwareは気軽にサーバーを増やせる仮想化技術ゆえに、日々サーバーの数が変わります。それらを24時間365日、人力で監視するのは現実的ではありません。そのため、多くの管理者が必要な監視をツールで自動化しています。
VMware監視を今すぐ簡単にはじめられるツール
ManageEngineが提供するOpManagerもVMware監視を自動化するツールのひとつです。仮想サーバーの稼働状況とパフォーマンス、リソースの状況を取得し、わかりやすく可視化する機能を持ちます。SNMPやWMIに加え、VMware APIを用いて、仮想サーバーをエージェントレスで監視できます。
OpManagerは、VMware サーバーのホスト名と、その認証情報を指定するだけで、対象の全ての仮想装置を検出し、監視を簡単にはじめることができます。
更に、VMware監視に特化したツールと異なり、物理サーバーやスイッチ・ルーターのような一般的なネットワーク機器に加え、Hyper-Vなど他のソフトウェアを用いた仮想環境まで、ネットワーク内のあらゆる機器を一つのコンソールから監視できます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
OpManagerのVMware監視機能では、以下の項目を簡単に実現できます。
監視項目が異常値を示したらすぐさまアラート発報
仮想環境について監視可能なパフォーマンス項目は30以上にのぼります。それぞれの監視項目にしきい値を設定することができ、しきい値を超過した場合にアラートを発報します。
更に、通知プロファイルを設定することにより、メールやWebアラートなどで管理者に直接通知を行えるほか、あらかじめ用意したスクリプトをアラート発報に合わせて自動実行し、一次的な復旧アクションを行うことまで可能です。
例)CPU 割当てが 90% を超えた VM インスタンス内で Windows サービスを再起動
リソース不足のESXサーバーを簡単に特定
仮想環境に関するダッシュボード機能から、CPUやメモリー使用率が常に高いESXサーバーを瞬時に確認することができます。問題のあるESXサーバーを発見した場合、そのサーバーの概要画面から、各リソースの状況をグラフでわかりやすく確認でき、どのリソースに問題があるかを把握することが可能です。
またリソース監視に関してのしきい値を設定しておくことで、リソースの枯渇など異常が発生した場合にアラートを発報することもできます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
リソースに問題のある仮想マシンも瞬時に把握
ESXサーバーの場合と同様にして、リソース不足に陥っている仮想マシンの特定も可能です。パフォーマンスを低下させている原因となっているプロセスやアプリケーションを発見したり、割り当てられているリソース量の確認を行うことによって、問題の解決を図ることができます。
70以上の監視項目のレポートに対応
各ESXサーバーとその仮想マシンについて、CPU・メモリー・ディスク・ネットワークトラフィックなどをはじめとして、70項目以上のレポートを用意しており、必要に応じて出力することが可能です。
リソース使用量の急上昇などのトラブルシューティングに役立つほか、その傾向を把握することでキャパシティプランニングの参考にすることもできます。更に、これらのレポートはスケジュール化することもでき、決められた間隔で管理者にメールで送信することまで可能です。
VMware vCenterサーバーの監視設定動画
VMware vCenterサーバーの監視設定方法を動画で紹介します。