ServiceDesk Plus CloudとOpManagerの連携
ネットワークに関連する技術は年々発達し、ネットワークは年々複雑化しています。物理装置・仮想装置・クラウドなどが入り交じる複雑なネットワークに障害が発生すると、障害発生原因の究明も解決も簡単ではありません。
ネットワークのユーザーに影響が及ぶ前に障害発生に気付いて対処するためには、ネットワーク監視ツールとヘルプデスクを連携することが有効です。障害発生の検知と同時にヘルプデスクに通知することで、通知して適切な技術者に対応を促し、過去の対応履歴やナレッジベースの検索が可能になります。これにより問題の迅速な解決、平均修復時間(MTTR)の改善、ネットワークダウンタイムの低減が可能です。
ManageEngineが提供するネットワーク統合監視ツール「OpManager」は、ルーター・スイッチ・ファイアウォール・仮想環境・ストレージデバイスなど、複雑な構成のネットワークのパフォーマンスと可用性を監視する国内No.1*のネットワーク監視ソリューションです。
OpManagerは、SaaS型ITSMツールである「ServiceDesk Plus Cloud」と統合して障害解決を効率化することが可能です。障害発生と発生箇所をServiceDesk Plus Cloudのチケットとして通知することで、IT管理者の作業を簡素化して障害解決のプロセスを短縮します。
※ミックITリポート2019年4月号「中規模・小規模向けサーバ・ネットワーク統合監視ソフトウェア市場動向」より
OpManagerのアラートをチケットとして記録
OpManagerは、装置の状態があらかじめ設定した条件に違反した場合にアラートを発生させ、管理者に障害発生をお知らせします。
OpManagerで監視する装置をServiceDesk Plus Cloudに同期することで、障害発生を検知するとすぐにアラートをServiceDesk Plus Cloud上でチケットとして起票します。
アラートがServiceDesk Plus Cloud上でチケット化されると、ルールに従って技術者が割り当てられ、迅速な解決を促します。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
IT資産の管理
ServiceDesk Plus CloudとOpManagerを統合することで、ネットワーク上のすべてのIT機器をヘルプデスクソフトウェアと同期して管理できます。
デフォルトでOpManagerはカテゴリーに基づいて装置を分類し、階層ごとにServiceDesk Plus Cloudに同期させます。例えば、OpManagerのすべてのデスクトップは、ServiceDesk Plus Cloudのワークステーションの下にマッピングされます。
サーバーカテゴリーの仮想デバイスは、子CIを使用して仮想化タイプに基づいてさらにソートすることができます。
装置のプロパティを持つ2つのCIタイプの例は以下の通りです。
- CIタイプ:ワークステーション
装置のプロパティ - IPアドレス・DNS名・タイプ・システムの説明・ベンダー名・アップリンクの依存関係・監視プロトコル・サービスタグ・シリアル番号 - CIタイプ:ルーター
装置のプロパティ - IPアドレス・DNS名・タイプ・システムの説明・ベンダー名・依存関係・監視プロトコル・サービスタグ・シリアル番号・システムの場所
ManageEngine ServiceDesk Plus CloudとOpManagerの統合により、ネットワーク上に新しいデバイスが追加された際に、デバイスのプロパティ更新を自動化できます。同期を有効にすると、デバイスのプロパティが自動的に更新されます。
ITワークフローへの組み込み
OpManagerのITワークフローは、アラート発生や決められた日時とタイミングに実行可能な自動化機能です。プログラミング不要でさまざまなネットワーク管理業務を自動化します。
ServiceDesk Plus Cloudへのチケット作成をワークフローに含めることが可能です。これにより、ネットワーク対応とチケット作成を同時に行い、ネットワーク障害がユーザーに影響を及ぼす前に迅速な解決を促すことが可能となります。
関連機能
- アラート・通知機能
ネットワークの障害管理を簡単に実現する方法を紹介しています。 - レポート機能
ネットワークパフォーマンスを簡単に可視化する方法を紹介しています。 - ManageEngine ServiceDesk Plus
直感的に使いやすく簡単にカスタマイズできるITSMツールです。