実際に運用している機器を把握したい
ネットワーク上の機器を検出する目的は、例えばネットワーク管理者が変わったタイミングなどで、機器の管理情報が古くなっている可能性があるため現状接続されているさまざまなベンダーのネットワーク機器やサーバーの情報を把握することです。
人手だと大変
しかし、ネットワーク上の機器の検出、登録を手動で実施することはかなりの手間を要する作業です。
たとえば、システム管理部門とは別のフロアや地方の支店などに機器が点在している場合や、様々なベンダーの装置が混在している場合などに、個別にそれぞれのフロアを巡回して機器の発見、識別をしていくことは多大な時間・労力を要します。
そのため、多くの管理者が監視ツールでネットワーク上の機器の検出をツールで自動化しています。
機器の検出を自動化するツール
ManageEngineが提供するOpManagerもネットワーク自動検出機能を標準で備えているネットワーク監視ツールです。ネットワーク検出・登録作業にかかる時間・手間を大幅に削減します。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
誰にでも直感的に操作できる画面から作業をスタートし、指定されたIPアドレスの範囲内にあるすべてのネットワーク装置を毎分5000デバイスの速度で自動的に検知・登録します。
ここからは、OpManagerの機器検知、登録機能「ディスカバリー」についてご紹介します。
ディスカバリープロセス
- IPスイープを実行することで、OpManagerは、指定されたIPアドレスの範囲内にあるすべてのネットワークのすべての装置を自動的に検知します
- ICMP、 SNMP (v1、v2、v3)、WMI、Telnetを用いて装置を検知します。扱ったことがないようなベンダー固有のプロトコルを無理に使用する必要はなく、あらゆる装置を検知できます。SNMP対応の装置はもちろん、SNMPには対応していない装置も検知可能です。
- OpManagerのディスカバリー機能は、応答のある装置のホスト名やIPアドレスを取得します。テンプレートを利用すると、装置の種類ごとに監視対象のパフォーマンスを自動的に設定します。
ルールエンジンによる監視項目設定の自動化
パフォーマンス以外の項目の監視を設定するには、ルールエンジンと呼ばれる機能を使用できます。テンプレートとルールエンジン機能を活用し、ネットワーク装置やサーバーの検出から、監視項目の登録までの作業を手動の時と比較して約1/10に短縮します。装置情報の収集、ビジネスビューへの装置の追加など、定常的な作業を自動化します。
監視内容の設定は、大変時間のかかる作業です。ルールを設定すれば、条件に基づいて自動的に設定でき、新しい装置を追加したときもすぐに監視を始められます。運用管理にかかる作業時間を大幅に短縮します。
設定方法(動画)
複数装置の検出・登録
次の動画では、IP範囲指定およびCSVファイルからのインポートによりOpManagerに複数の監視対象装置を登録する方法を紹介します。
単一装置の登録
次の動画では、OpManagerに単一の監視対象装置を登録する方法を紹介します。