ネットワーク監視をOSSで行う場合に留意すべき点
ここでは、オープンソースソフトウェア(OSS)を活用しネットワーク監視を行う場合の留意点を3つ紹介します。
というのも、OSSは無料で使える半面、設定・構築が玄人向きであったり、サポート等で予定していなかった出費が発生することがあります。また、導入しても使いこなせない場合もあります。
そのため、導入する際は適切に運用現場の状況などを把握し、決定していくことがおすすめです。
運用担当者の技量
実際に、OSSを構築しネットワーク監視を行う担当者の技量や、導入予定のOSSの構築経験の有無を確認しましょう。
種類によって異なりますが、OSSを利用する場合、データベースの設定をコマンドベースで行う必要があったり、監視を行うための設定も複雑な場合があります。 また、OSSによっては動かすためのOSにも制限があります。例えば、Linuxしか対応していないOSSの場合、担当者にLinuxの知識がなければ、OSSの構築に大変な工数がかかります。
このような状況になったら、多くの担当者はサポート窓口を活用し解決を行います。しかし、OSSの場合、サポートは有償な場合が多く、思わぬ出費につながります。
上記のような場合は、最初から有償で使いやすいネットワーク監視ツールを選択する方が、スムーズにかつ低工数でネットワーク監視をはじめることができます。
監視担当者の増員予定
ネットワークの拡張や会社の成長に伴い、ネットワーク監視の担当者が増える場合があります。
また、OSSに慣れている社員が退社して、誰も使えなくなるという課題を抱えてしますこともあります。
こういった場合にOSSでネットワーク監視を行っていると、監視の属人化という課題を抱えてしまう声をしばしばお聞きします。属人化とは、一部の担当者しかOSSの使い方がわからない状態を意味します。
この属人化の課題は、OSSの設定や使い方が難しいことに起因します。
今後増員の予定がある場合は、はじめから使いやすいツールでネットワーク監視を始めることがおすすめです。OSSと比較して、有償のネットワーク監視ツールは、GUIベースで直感的な操作が可能なものが多くあります。ネットワークやプログラムに詳しくない方でも、短期間で操作を熟知することが可能です。
OSSに慣れている社員が退社して、誰も使えなくなるという課題を抱えてしますこともあります。
有償ネットワーク監視ツールのいいところ
ネットワーク監視に費用をかけたくないと思われる方も多くおり、そのような場合はOSSを利用します。一方で、OSSから有償のネットワーク監視ツールに乗り換える方も多くいます。
有償のネットワーク監視ツールは、費用がかかる分、OSSと比較して良い点が多くあります。
例えば、以下のような点は有償ネットワーク監視ツールのいいところです。
- GUIベースのマウス操作で構築や設定ができる
- マップや自動化機能など、運用するための機能が使いやすい
- サポートやマニュアルが充実している
「有償ツールが高額!」は間違い
BtoBツールで有償と聞くと、100万円以上の費用を想定される方も少ないと思います。もちろん監視するネットワークの規模により異なりますが、中には年間20万円~30万円ほどで利用できる低価格帯の有償ツールもあります。
例えば、ManageEngineが提供する国内No.1※のネットワーク監視ツールは、サポートも込みで年間23.4万円から利用できます。監視に必要な設定はツールが半自動化し、インストールから最短10分ほどで死活監視やSNMPによるリソース/パフォーマンス監視を行えます。
インストール不要な体験サイト
ManageEngineのネットワーク監視ツール「OpManager」では、ツールの使用感を確認できるGUIベースのサイトを提供しております。制限はありますが、実際に操作いただくことも可能です。
インストールや設定は一切必要ないので、お気軽にお試しください。