OpManager ナレッジベース

最新版へのアップグレード手順


概要

OpManager/OpManager Plusのアップグレード手順についてご説明します。

現在の最新版のビルド番号は、12.7.198です。
(2024年9月26日リリース)

目次

アップグレードの実施前に、以下の注意事項を必ずご確認ください。

注意事項

  • 本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境でのアップグレードテストを推奨しています。
    詳細は、このページの[6.テスト環境の作成]をご参照ください。
  • アップグレードを行う前に、必ずバックアップの取得をお願いします。
    バックアップは、アップグレード失敗時の復旧や、弊社側で調査を行う際に必要になります。
  • リリースから1年経過したビルドは、EOL(End of Life)を迎えます。
    既にEOLを迎えているビルドをご利用の場合、アップグレード失敗時に弊社側で調査を承れない可能性があります。
    可能な限り、常に最新版をご利用ください。
    EOLを迎えているビルドはこちらから確認できます。
  • アップグレード前のビルドの状態に戻すには、予め取得したバックアップをリストア(復元)する必要があります。

アップグレード手順

アップグレードは、以下の流れに沿って実施します。

  1. 現在のバージョン/ビルド番号の確認
  2. 利用中のEdition/プラグインの確認
  3. 修正パッチ適用有無の確認
  4. サービスパックの取得
  5. 必要なサービスパックと適用回数の確認
  6. テスト環境の作成
  7. アップグレードの実施(サービスパックの適用)

1. 現在のバージョン/ビルド番号の確認

現在のバージョン/ビルド番号に応じて、最新版へのアップグレードに必要なサービスパックの適用回数が異なります。

こちらのナレッジベースを参考に、ご利用中のバージョン/ビルド番号を確認します。

2. 利用中のEdition/プラグインの確認

ご利用中のEditionならびにAPMプラグインの利用有無により、サービスパックの適用方法が異なります。

以下の手順で、ご利用中のEditionとAPMプラグインの利用有無を確認します。

Editionの確認手順
  1. OpManagerにadminユーザーでログインし、画面右上のシルエットアイコンをクリックします。
  2. [製品]タブの[Edition]の表記を確認します。
  3. 以下の記載と[Edition]の表記を比較して、利用中のEditionを確認します。
    表記 利用中のEdition
    Professional Professional Edition
    Enterprise Enterprise Edition
    OPMPLUS OpManaegr Plus
APMプラグインの利用有無の確認手順

こちらのナレッジベースをご参照ください。

APMプラグインを利用している場合、こちらのナレッジベースを参考に、APMプラグインのビルド番号を確認します。

3. 修正パッチ適用有無の確認

保守サポートの問い合わせで提供された修正パッチは、アップグレード時に自動で削除されます。
アップグレード後に継続利用することはできません。

修正パッチを適用している環境の場合は、アップグレード前に保守サポートまでお問い合わせください。
最新版ビルドでの修正状況やアップグレード後に必要な対応をサポート担当者がお知らせします。

  • 以下のフォルダが存在する場合、何らかの修正パッチが適用されています。
    <OpManagerインストールディレクトリ>/lib/fix/com
  • 保守サポートにお問い合わせいただく際は、以前のお問い合わせ番号やメールの件名をお知らせいただくとスムーズです。

4. サービスパックの取得

アップグレードに必要なファイル群を、"サービスパック"と呼びます。

サービスパックは、ManageEngine Communityからダウンロードします。
ManageEngine Communityにログイン後、[購入済みの製品]→[インストーラー/サービスパック一覧 ]をクリックすると、ダウンロードできるサービスパック一覧が表示されます。

詳しくは、こちらのマニュアルをご参照ください。

アップグレードに必要なサービスパックの詳細は、次項[5. 必要なサービスパックと適用回数の確認]をご参照ください。

5. 必要なサービスパックと適用回数の確認

ご利用中のビルド番号とAPMプラグインの利用有無に応じて下表を参照の上、必要なサービスパックと適用回数を確認します。

  • ご利用中のバージョンが最新版のバージョンと異なる場合、最新版にアップグレードするには特定のビルドを経由する必要があります。一度のアップグレード(サービスパックの適用)では、最新版へのアップグレードは完了しません。
  • サービスパックを適用するごとにビルド番号は更新されます。
APMプラグインを利用していない場合

現在の最新版のビルド番号は、12.7.198です。
(2024年9月26日リリース)

ご利用中のバージョン/ビルド番号
サービスパックの適用回数 ビルド番号の遷移
必要なサービスパック
[]内はファイル名
バージョン:12.7
ビルド番号:12.7.xxx
1回 12.7.xxx→12.7.198
  • サービスパック(12.7.198用)
    ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm
バージョン:12.6
ビルド番号:12.6.xxx
2回 12.6.xxx→12.7.006→12.7.198
  • サービスパック(12.7.006用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_0_0_6.ppm]
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
バージョン:12.5
ビルド番号:12.5.xxx
3回 12.5.xxx→12.6.007→12.7.006→12.7.198
  • サービスパック(12.6.007用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-6_0_0_7.ppm]
  • サービスパック(12.7.006用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_0_0_6.ppm]
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
バージョン:12.4
ビルド番号:12.4.xxx
4回 12.4.xxx→12.5.012→12.6.007→12.7.006→12.7.198
  • サービスパック(12.5.012用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-5_0_1_2.ppm]
  • サービスパック(12.6.007用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-6_0_0_7.ppm]
  • サービスパック(12.7.006用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_0_0_6.ppm]
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
APMプラグインを利用している場合

現在の最新版のビルド番号は以下です。

  • OpManager:12.7.198(2024年9月26日リリース)
  • APMプラグイン:16846(2024年9月26日リリース)
ご利用中のバージョン/ビルド番号 サービスパックの適用回数 ※1
ビルド番号の遷移 ※2
必要なサービスパック
[]内はファイル名
バージョン:12.7
ビルド番号:12.7.xxx
※3
2回 12.7.xxx→12.7.198→16846(APM)
※3
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16846用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-8_4_6.ppm]
バージョン:12.6
ビルド番号:12.6.xxx
4回 12.6.xxx→12.7.006→16514(APM)→12.7.198→16846(APM)
  • サービスパック(12.7.006用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_0_0_6.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16514用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-5_1_4.ppm]
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16846用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-8_4_6.ppm]
バージョン:12.5
ビルド番号:12.5.xxx
※4
5回 12.5.xxx→12.6.007→12.7.006→16514(APM)→12.7.198→16846(APM)
※4
  • サービスパック(12.6.007用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-6_0_0_7.ppm]
  • サービスパック(12.7.006用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_0_0_6.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16514用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-5_1_4.ppm]
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16846用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-8_4_6.ppm]
バージョン:12.4
ビルド番号:12.4.xxx
7回 12.4.xxx→12.5.012→15004(APM)→12.6.007→12.7.006→16514(APM)→12.7.198→16846(APM)
  • サービスパック(12.5.012用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-5_0_1_2.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(15004用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_15_0_SP-0_0_4.ppm]
  • サービスパック(12.6.007用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-6_0_0_7.ppm]
  • サービスパック(12.7.006用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_0_0_6.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16514用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-5_1_4.ppm]
  • サービスパック(12.7.198用)
    [ManageEngine_OpManager_12_0_SP-7_1_9_8.ppm]
  • APMプラグインサービスパック(16846用)
    [ManageEngine_Applications_Manager_16_0_SP-8_4_6.ppm]

※1 APMプラグインのサービスパックの適用回数を含みます。

※2 (APM)と記載があるものは、APMプラグインのビルド番号です。OpManagerのビルド番号は直前から変化しません。

※3 アップグレード作業開始前のAPMプラグインのビルドが16514未満の場合、上表に記載のアップグレード手順を開始する前に、APMプラグインをビルド16514にアップグレードする必要があります。APMプラグインのビルド番号の確認はこちら

※4 アップグレード作業開始前のAPMプラグインのビルドが15004未満の場合、上表に記載のアップグレード手順を開始する前に、APMプラグインをビルド15004にアップグレードする必要があります。APMプラグインのビルド番号の確認はこちら

6. テスト環境の作成

本番環境でのアップグレードを行う前に、テスト環境でのアップグレードテストを推奨しています。
本番環境に先んじてテスト環境でアップグレードを実施し、必要に応じて以下の検証と確認を行ってください。

  • アップグレード手順の最終確認
  • アップグレードに成功するかどうかの検証
  • アップグレードしたテスト環境における運用テストの実施

仮想マシンのスナップショット等から本番環境を複製できる場合は、複製した環境をテスト環境として利用できます。
本番環境と独立してテスト環境を作成する場合は、OpManagerサーバーの移行手順を参照してテスト環境を作成してください。

テスト環境に正規ライセンスを適用し、本番環境と並行稼働することは許諾されています。
アップグレードテストの完了後は、可能な限り速やかにテスト環境を削除してください。

7. アップグレードの実施(サービスパックの適用)

サービスパックの適用手順は、ご利用のEditionによって異なります。
APMプラグインを利用している場合は、APMプラグインのサービスパックを併せて適用する必要があります。

詳細は、以下をご参照ください。

OpManager Professional Edition / OpManager Plus をご利用の場合

以下のナレッジベースに従って、サービスパックを手動で適用します。

OpManager Professional Edition / OpManager Plusで、サービスパックの適用手順に差異はありません。

OpManager Enterprise Edition をご利用の場合

OpManager Enterprise Editionの場合、上記の「OpManager Professional Edition / OpManager Plus
をご利用の場合」に記載の手順を使用したアップグレード、専用のアップグレード方式を用いたアップグレードなど、複数のアップグレード方法があります。

まずは全体の流れをこちらのナレッジベースで確認の上、記載されている手順に従ってサービスパックを適用します。

APMプラグイン をご利用の場合

OpManagerのサービスパックとは別に、APMプラグインのサービスパックを適用する必要があります。
詳細は、こちらのナレッジベースをご参照ください。

各バージョンの更新情報

以下からご確認ください。

アップグレードに失敗した場合

サポート情報ファイル(SIF)を取得して、サポート窓口までお問い合わせください。

既にEOLを迎えているビルドをご利用の場合、調査を承れない可能性があります。
EOLを迎えているビルドはこちらから確認できます。