適応しきい値機能
OpManagerでは、過去の監視データをもとに適切なしきい値を動的に設定できます。 ネットワーク障害の兆候を事前に予測するため、ネットワーク監視ツールのしきい値を設定することは非常に重要です。ただし、1台ずつ手動で適切なしきい値を推測しながら設定するには時間や手間がかかり、特に管理対象機器が多い場合には困難と言えます。OpManagerの適応しきい値を活用することで、適切なしきい値を手軽に自動設定できます。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
適応しきい値の概要
適応しきい値は、OpManagerを用いた過去のパフォーマンス監視のデータをもとに、機械学習を利用して1時間ごとに最適なしきい値を動的に予測する機能です。以下の3つの監視項目で有効にできます。
- CPU使用率
- メモリ使用率
- 応答時間
適応しきい値のアラート発報の仕組み
適応しきい値は、ユーザーが設定する差分値(Deviation)と組み合わせてアラートを発報します。差分値(Deviation)は上記の画面にて、3つの監視項目に対して設定できます。
例えば、ある1時間のCPU使用率の予測値が70%であり、3段階のしきい値である注意/警告/重大の差分値(Deviation)がそれぞれ10/15/20に設定されていた場合、CPU使用率の値が80%(70+10)で注意、85%(70+15)で警告、90%(70+20)で重大のアラートを発報します。アラート情報は画面上やメールなどで迅速に管理者に通知します。
適応しきい値は監視項目ごとや装置テンプレートごとに一括適用できるほか、機器ごとに適用することも可能です。適応しきい値の仕組みや有効化手順の詳細を知りたい方は、適応しきい値のユーザーマニュアルをご参照ください。