ITワークフローとは
IT運用管理の現場では、システムの運用の一部を自動化することを目的になさまざまなバッチやスクリプトなどのプログラムが実装されています。ITワークフローとは、それらのプログラムの実行スケジュールや実行結果を管理する機能です。
例えば、次のようなタスクをプログラムで実行することで多くの管理者は運用を自動化しています。
- サーバーを任意の時間に再起動する
- ログなどを保存する特定のフォルダの容量が指定の値に達したら他のストレージに移動する
- 月次でレポートを作成・提出する
以前はプログラマーがいないと実現できなかった自動化
これまでさまざまなタスクを自動化するプログラムやバッチを作成する作業は専門的な知識がないと実現できないことでした。しかし、テクノロジーの進化が進んだ昨今では、さまざまな業種でノンプログラマーでもタスクの自動化を実現できるツールが提供されています。
ITワークフローは自動化を簡単に実現するツール
ネットワーク運用の現場では、監視ツールの機能でワークフローの自動化を実現することが可能です。ManageEngineが提供するOpManagerもよく必要とされるタスクを特定のアラートなどをトリガーにして実行する設定を、ドラッグ&ドロップなどの簡単な操作で実現できる監視ツールのひとつです。
無料で使えます[機能・監視数 無制限]
OpManagerのジョブ管理機能は「ITワークフロー」と呼びます。その特長は以下の通りです。
- ドラッグ&ドロップで手早く柔軟に自動化を設定
- スケジュールはもちろんアラートをトリガーにタスクを実行しネットワーク障害発生時の対応も自動化
- 組織のニーズに応じた独自のワークフローを作成可能
- 実行されたワークフローの履歴を確認
また、OpManagerにはITワークフロー以外にも以下の自動化機能があります。合わせてご確認ください。
- スケジュールレポート
指定した周期でサーバーやネットワークの統計レポートを作成します。 - スケジュールディスカバリー
指定した範囲内に存在するネットネットワーク装置を自動で検出し、監視登録します。
ドラッグ&ドロップで手早く柔軟に自動化を設定
複雑なスクリプトやプログラミングは必要ありません。OpManager の ITワークフローは、ドラック&ドロップで操作可能なITワークフロービルダーを使って簡単にワークフローのルール(図式)を設定することができます。
ITワークフローは仮想マシンにも対応しており、10項目に分類された70を超えるITワークフローのチェックやアクションを用意しています。IT運用管理のニーズに合わせて強力なITワークフロールールを設定することができます。
スケジュールはもちろんアラートをトリガーにタスクを実行しネットワーク障害発生時の対応も自動化
ITワークフローは、毎日や毎週、月次や年次の決まった時間や曜日に自動で実行できます。OpManagerの監視が検知したアラートを起点にしたITワークフロー実行や、臨時に手動で実行することも可能です。
組織のニーズに応じた独自のワークフローを作成可能
ユーザーが独自に作成したスクリプトの実行にも対応しています。1つのITワークフローと別のITワークフローとを関連付け、条件により別のITワークフローの実行も自動で行います。
OpManagerでは組織の要件に合ったITワークフロールールを設定することができ、その結果ダウンタイムや障害の対応時間の削減を期待できます。
実行されたワークフローの履歴を確認
実行されたITワークフローの履歴は、「実行ログ」に全て記録されます。この実行ログをレポート化し、実行されたITワークフローの一覧と、各ITワークフローに設定されたタスクとその実行結果(タスク実行の成功/失敗)を確認できます。ITワークフローの監査証跡として役立ちます。
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設定方法(動画)
ITワークフローの設定方法を動画で紹介します。