SNMPトラップ設定
[設定]→[監視]→[SNMPトラッププロセッサー]→[SNMPトラップ設定]では、SNMPトラップ監視に関する各種設定を行います。
目次
設定項目
設定項目は以下の通りです。
SNMPトラップ処理の有効化
SNMPトラップ処理を有効にする場合、SNMPトラップポートを指定し、[SNMPトラップ処理を有効にする]のチェックボックスにチェックを入れて[保存]をクリックします。
無効の場合、OpManagerはSNMPトラップの処理を一切行わず、受信したSNMPトラップは全て無視されます。
SNMPトラップ処理の制限
OpManagerのパフォーマンス最適化の観点から、1時間あたりに受信できるSNMPトラップ数を制限しています。
ここでは、受信するSNMPトラップに関する制限の内容を変更できます。
障害コンポーネントによるSNMPトラップの制限
特定の装置から、同一のSNMPトラップを1時間あたりに指定した数以上受信した場合、このSNMPトラップの処理が一時的に停止されます。
1時間以上経過するとこのSNMPトラップの処理が再開されます。
装置ごとのSNMPトラップ制限
特定の装置から、種類を問わずSNMPトラップを1時間あたりに指定した数以上受信した場合、その装置でのSNMPトラップ処理が一時的に停止されます。
1時間以上経過するとこの装置でのSNMPトラップの処理が再開されます。
1時間あたりの最大受信件数
上記の設定にかかわらず、OpManagerで受信できるSNMPトラップ数は1時間当たり最大50000件です。
1時間あたりに50000件を超えるSNMPトラップを受信した場合、OpManagerにおけるSNMPトラップ処理が停止され、以下のアラートが発生します。
このアラートが発生した場合、SNMPトラップ処理は自動では再開されません。
SNMPトラップ処理を再開するには、手動でSNMPトラップ処理の有効化を行う必要があります。
装置の選択
装置の選択条件を指定して、SNMPトラップ対象にする装置を選択します。
指定方法 | 説明 |
---|---|
一般/すべての装置 |
全ての装置を表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
すべてのWindows装置 |
Windows装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
すべてのUnix装置 |
Unix装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
ネットワーク装置 |
ネットワーク装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
レイヤー2装置 |
レイヤー2装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
ビジネスビュー |
選択したビジネスビューに含まれる装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
グループ |
選択したグループに含まれる装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
カテゴリ |
選択したカテゴリに分類される装置のみを表示します。 設定対象にする装置を[使用可能な装置]から[選択された装置]に配置します。 |
OIDの翻訳
SNMPトラップ設定の画面下部の、[SNMPトラップOIDを対応するMIBデータに翻訳するには、こちらをクリックしてください]より、
アラートに表示されるSNMPトラップのVarbindのOIDを、対応するノード名に変換できます。
MIB一覧を表示したウィンドウより、翻訳対象のMIBファイルをチェックし[保存]することで翻訳が完了します。
OIDの翻訳を行うと、表示されるノード名をもとに、Varbindの内容の理解が容易になります。
- SNMPトラッププロセッサーをMIBからロードして作成した場合、 そのSNMPトラッププロセッサーから発報されたアラート上で、全てのVarbindのOIDが対応するノード名に自動で変換されるため、本機能の使用は不要です。
- OIDの翻訳を行うMIBファイルと依存関係にある全てのMIBファイルが、OpManagerインストールディレクトリ配下のmibsフォルダ上に存在する必要があります。
- 翻訳するOIDを含むMIBファイルが一覧に存在しない場合は、OpManagerインストールディレクトリ配下のmibsフォルダに対応するMIBファイルを配置し、ページをリロードします。