エージェントとの通信設定

エージェント監視を設定している環境で、サーバーの移行などでOpManagerサーバーのIPアドレス/ホスト名を変更する場合、エージェントとの通信設定を更新する必要があります。
このページでは、OpManagerサーバーとエージェントとの通信設定を更新する方法を説明します。

設定変更が必要になる条件

OpManagerサーバーのIPアドレス/ホスト名の双方が変更された場合、エージェントとの通信設定を更新する必要があります。

OpManagerサーバーのIPアドレスまたはホスト名のみが更新された場合、設定の変更は不要です。
エージェントによりOpManagerサーバーの構成情報が自動で更新されます。

設定変更の手順

設定変更が必要な条件に該当する場合、OpManagerサーバーで以下の手順を実行して、エージェントとの通信設定を変更してください。

  1. OpManagerサービスを停止します。
  2. <OpManagerホームディレクトリ>/conf/system_properties.conf を開きます。
  3. 開いたファイルの末尾に以下の行を追加して保存します。
    updateOpmAgentServerDetails=true
  4. <OpManagerホームディレクトリ>/conf/OpManager/AgentSettings.conf を開きます。
  5. 開いたファイルの内容を、以下を参考に編集します。

    変更前

    #######################################################################################################################
    #..Mention the Value only to the fields which have to be updated., Other fields will be Skipped..#
    #..Follow the below format for Mentioned Parameters.
    #..SERVER_NAME/SERVER_IPADDRESS -> Value = proper DnsName or IpAddress.
    #..PROXY_ENABLED -> Value = YES or NO.
    #..PROXY_BYPASS -> Value = Multiple Combination of DnsName or IpAddress with semicolon.(dnsname;ip)
    #..PROXY_SERVERNAME -> Value = Format -> Dnsname/Ipv4Address:port
    #..PROXY_PWD -> Value should be in Encrypted.
    #..NSConnRefreshFlag -> Value = YES or NO
    #..NSConnRefreshInterval -> Value = Integer in the range 5 to 60
    #..DynamicIPUpdate -> Value = true or false
    #######################################################################################################################

    SERVER_NAME
    SERVER_IPADDRESS
    SERVER_PORT
    PROXY_ENABLED
    PROXY_BYPASS
    PROXY_SERVERNAME
    PROXY_USERNAME
    PROXY_PWD
    以下の項目の値を、半角スペースを開けて入力します。
    • SERVER_NAME：OpManagerサーバーのホスト名
    • SERVER_IPADDRESS：OpManagerサーバーのIPアドレス
    • SERVER_PORT：OpManagerで使用しているWebサーバーポート
    エージェントとの通信にプロキシを設定している場合は、ファイル内の説明に沿って関連する項目を入力します。

    変更後の例

    この例では、プロキシは設定されていません。
    #######################################################################################################################
    #..Mention the Value only to the fields which have to be updated., Other fields will be Skipped..#
    #..Follow the below format for Mentioned Parameters.
    #..SERVER_NAME/SERVER_IPADDRESS -> Value = proper DnsName or IpAddress.
    #..PROXY_ENABLED -> Value = YES or NO.
    #..PROXY_BYPASS -> Value = Multiple Combination of DnsName or IpAddress with semicolon.(dnsname;ip)
    #..PROXY_SERVERNAME -> Value = Format -> Dnsname/Ipv4Address:port
    #..PROXY_PWD -> Value should be in Encrypted.
    #..NSConnRefreshFlag -> Value = YES or NO
    #..NSConnRefreshInterval -> Value = Integer in the range 5 to 60
    #..DynamicIPUpdate -> Value = true or false
    #######################################################################################################################

    SERVER_NAME opmserver
    SERVER_IPADDRESS 192.168.1.2
    SERVER_PORT 8061
    PROXY_ENABLED
    PROXY_BYPASS
    PROXY_SERVERNAME
    PROXY_USERNAME
    PROXY_PWD
  6. <OpManagerホームディレクトリ>/logs の名称を変更します。
    logsはOpManagerのログフォルダです。OpManagerの起動時に新たなlogsが作成されます。
    動作に問題が発生した場合、保守サポートにおける調査でこのフォルダを使用する場合があります。
  7. OpManagerサービスを起動します。
  8. 正常にエージェントと通信が可能か確認します。

設定変更の確認

エージェントサーバー上で以下の手順を実行することで、設定の変更が反映されているか確認できます。

  1. OpManagerエージェントサーバー上でレジストリエディターを開きます。
  2. 以下のディレクトリに移動します。

    サーバーが64bitの場合

    "Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\ManageEngine\OpManagerAgent\ServerInfo"

    サーバーが32bitの場合

    "Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\ManageEngine\OpManagerAgent\ServerInfo"

  3. 記載の内容が変更後の情報になっているか確認します。
レジストリの構成情報の確認