起動と停止

目次

Windowsでの起動と停止

WindowsサーバーにOpManagerをインストールすると、OpManagerはWindowsサービスとして自動で登録されます。
OpManagerの起動と停止は、Windowsサービスを通して行います。

起動方法

  1. Windowsアプリケーションの"サービス"を開きます。
  2. "ManageEngine OpManager"を選択し、"サービスの開始"をクリックします。
    OpManagerのWindowsサービス開始画面
  3. Webコンソールが自動で立ち上がり、ログイン画面が出現するまで待機します。

停止方法

  1. Windowsアプリケーションの"サービス"を開きます。
  2. "ManageEngine OpManager"を選択し、"サービスの停止"をクリックします。
    OpManagerのWindowsサービス停止画面
  3. 停止確認を行います。

停止確認

サービス停止後、特定のプロセスが残存していないことを確認します。
確認するプロセスは、OpManagerが使用するデータベースの種類ごとに異なります。

PostgreSQLを使用している場合

java、postgres、wrapper、OpManagerTrayIconの各プロセスが残存していないことを確認します。

  • java、wrapper、OpManagerTrayIconの各プロセスが残存している場合、プロセスを強制終了します。
  • postgresプロセスが残存している場合、以下手順でプロセスを終了します。
    1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、OpManagerホームディレクトリ/binフォルダーへ移動します。
    2. stopPgSQL.batを実行し、postgresプロセスを終了します。
    3. タスクマネージャで、postgresプロセスが表示されていないことを確認します。
MSSQLを使用している場合

java、postgres、OpManagerTrayIconの各プロセスが残存していないことを確認します。

  • java、postgres、OpManagerTrayIconの各プロセスが残存している場合、プロセスを強制終了します。
  • MSSQLのデータベースはOpManagerにバンドルされておらず、サービスを停止してもデータベースは停止されません。
    MSSQLのデータベースを停止する場合は、環境に応じた停止手順を実施してください。

Linuxでの起動と停止

Linuxでの起動/停止は、登録したサービスを利用する方法と、シェルスクリプトで直接起動/停止する方法があります。

登録したサービスを利用する場合

サービスの登録方法

以下の手順にてOpManagerをLinuxのサービスとして登録します。

  1. ターミナルを起動し、rootユーザーでログインします。
  2. OpManagerをインストールしたディレクトリから、"bin"フォルダに移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。

    sh linkAsService.sh
  4. 実行結果を確認します。

    OpManagerをLinuxのサービスとして関連付けるスクリプト

起動方法

以下のコマンドを実行し、しばらくした後Webコンソールへアクセスできるか確認します。

systemctl start OpManager

停止方法

以下のコマンドを実行します。

systemctl stop OpManager

再起動を行いたい場合は、以下のコマンドで実行できます。

systemctl restart OpManager

シェルスクリプトを使用する場合

注意事項:
この方法でOpManagerを起動したターミナルを閉じた場合、OpManagerの起動が即座に中断されます。
ターミナルへの定常ログインが難しい場合は、サービスを介した起動/停止を推奨します。

起動方法

  1. ターミナルを起動し、rootユーザーでログインします。
  2. OpManagerをインストールしたディレクトリから、"bin"フォルダに移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。

    sh StartOpManagerServer.sh &
  4. Webコンソールへのリンクが表示されたら、Enterキーでスクリプトのジョブから抜け出し、Webコンソールへアクセスできるか確認します。

    Linuxでのシェルスクリプト起動の完了画面

停止方法

  1. ターミナルを起動し、rootユーザーでログインします。
  2. OpManagerをインストールしたディレクトリから、"bin"フォルダに移動します。
  3. 以下のコマンドを実行します。

    sh ShutDownOpManager.sh

    停止確認のために

    サービス停止後java、postgresの2プロセスが残存していないことを確認します。

    • javaが残存している場合、プロセスを強制終了します。。
    • postgresプロセスが残存している場合、以下手順でプロセスを終了します。
      1. 管理者権限でコマンドプロンプトを起動し、OpManagerホームディレクトリ/binへ移動
      2. sh stopPgSQL.shを実行し、postgresプロセスを終了
      3. psコマンドで、postgresプロセスが表示されていないことを確認します。

Webコンソールへのアクセス

OpManagerの起動が完了したら、ブラウザを使用してWebコンソールにアクセスします。

ブラウザは、Firefox/Google Chrome/Microsoft Edge(Chromium版)をサポートしています。

コンソールへのアクセス方法

  1. サポートされるブラウザーを開きます。
  2. 以下の形式で、URLを入力します。

    <protocol>://<host_name>:<port_number>
    • protocol:httpまたはhttpsです。SSL化を行っていない場合、デフォルトはhttpです。
    • host_name:OpManagerサーバーのホスト名またはIPアドレスです。
    • port_number:OpManagerのwebサーバーポートです。インストール時に指定していない場合、デフォルトは8060です。

    入力例:

    http://opmanager:8060
  3. ログイン画面が表示されたら、ユーザー名とパスワードを入力しログインします。

    OpManagerのログイン画面